夏太りの原因は基礎代謝の低下?ダイエットでは解消できない?

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暑い夏!着る服は薄くなり、肌の露出も増えるようになりますね?また、涼を求めて海やプールに繰り出す人もいることでしょう。夏は薄着になることから、洋服での身体のラインの”補正”が難しくなります。だからこそ、夏に向けてダイエットに取り組んだという人はこの中にもいるのではないでしょうか?でも、一生懸命取り組んでも全然結果が出なかった。そんな経験をお持ちの方もいることと思います。この理由が「夏太り」なのです。

いつでもどこでも冷房の恩恵にあずかることのできる今日では、夏太りという現代特有の太り方が社会現象としてみられるようになってしまいました。では、「夏太り」とはいったい何なのか? どうしてたくさん汗をかく季節に太ってしまうのか?今回のテーマはズバリ「夏太りダイエット」。夏に太ってしまう原因の説明と対策について論じていきたいと思います。さっそくみていきましょう!

目次

夏太りの原因は?

現代病?

ガンガンに効いた冷房で仕事をしたり頻繁に冷たい飲み物や食べ物をとったりすると、当然ですが、身体が芯の底から冷えてしまいますよね?

じつはこの「身体が冷える」ことが、結果的に「太りやすい身体」の原因になってしまうのです。

「熱中症になるよりはマシでしょう」と反論が返ってきそうです。もちろん、熱中症にならないように冷房は使うべきです。

しかし、だからといって、四六時中クーラーにあたり続け、すっかりその環境に慣れてしまうのは問題です。

では、いったいなにが問題なのでしょう? 「身体を冷やす」ことが、どうして「太りやすい身体」の原因になってしまうのでしょうか?

それを理解するには、「基礎代謝と脂肪燃焼」の関係について知っておかなければなりません。

脂肪の燃焼効率が悪くなる

「努力してもなかなかやせないし、食べればすぐ身になってしまう…。太りやすい体質とやせやすい体質、この違いはいったいどこにあるのでしょう?「太りやすさを決める一番の要因は基礎代謝。基礎代謝とは人が生きていくために必要なエネルギー量のことで、1日に消費するカロリーの約70%を占めています。基礎代謝が低いと、ふだんあまりエネルギーが使われないため、同じものを食べ、同じ運動をしても、やせにくいということになります」(新潟大学名誉教授・岡田正彦先生)」

引用:Woman excite「冷え性、便秘はダイエットの大敵? 太りやすい体質をチェック」

基礎代謝は生命維持活動に必要となるエネルギー量のことです。基礎代謝が上がると当然消費するエネルギーも増加します。これが脂肪を燃焼させることになるのです。

しかし、代謝が悪ければ、まったくその逆の状態になります。つまり、エネルギー消費効率が悪いために、脂肪燃焼がいっこうに進まなくなってしまうのです

身体が冷えると代謝が落ちる

寒い 冷え

さて、本題はここからです。代謝機能が落ちる原因はいくつかあります。ドカ食いや間食で胃腸に負担をかけてしまったり、寝不足がちの人、そして運動をふだんから行わない人などは、代謝機能があまり高くありません。

しかし、それだけではないんです。代謝機能の低下を招く原因には、もうひとつあります。それが、今回のキーワード「身体の冷え」なんです。

「そして、この代謝に大きく関わっているのが、冷えや便秘などの体質。「体が冷えて血行が悪くなったり、便秘で腸内環境が悪化すると、老廃物が滞り、代謝もスムーズにいかなくなります。さまざまな要素が複合的に絡み合い、代謝の低下、ひいては太りやすい体質がつくられるのです」(渋谷DSクリニック銀座院・平山桂子院長)」

引用:Woman excite「冷え性、便秘はダイエットの大敵? 太りやすい体質をチェック」

クーラーや冷たい食べ物で身体が冷やされると、血行が悪くなり代謝機能が低下します。すると、その時点で身体がすでに「痩せにくい(太りやすい)」状態になってしまっているにもかかわらず、さらに副次的に生じる現象が「便秘」です。

そう、代謝機能の低下は、冷え性と便秘を引き起こしてしまうのです。みなさんも経験があるかと思いますが、身体が冷えているときって、お通じが悪くなりますよね?

それはひとえに、体温が低く血行が悪いことで、内臓の動きが鈍くなっているからなのです。身体が冷えることで便秘になってしまうと、夏太りに拍車をかけてしまう恐れがあります。

なぜなら、便秘は肥満と密接な関係にあるからです。

ダイエットの大敵はなんといっても便秘です。便秘が美容健康に悪影響を及ぼすだけでなく、それが肥満にもつながるということは、いまやダイエットの常識ですよね?

では腸内環境の悪化(便秘)は、どうして肥満につながってしまうのでしょうか?以下に、簡潔なシナリオを書いてみました。

【冷え性&代謝機能低下 → 内臓の働きが弱まる → 便秘発生 → 体内のエネルギー吸収効率落ちる&悪玉菌発生 → エネルギー代謝が落ちる → 太りやすくなる&毒素が身体をめぐり美容を害する → さらに代謝機能が落ちる】

このように、代謝機能の低下に伴う便秘は、肥満と美容破壊への道を用意してしまうのです。

クーラーや冷たい飲み物・食べ物で身体が冷やされる状態が続くと、代謝機能が落ち、便秘を伴いながら脂肪燃焼効率が低下して、結果的に夏太りにつながってしまう理屈がおわかりいただけたかと思います。

筋肉量が女性よりも相対的に多い男性は、たとえ身体が冷やされても、ある程度の代謝機能を維持することができます。なぜなら、基礎代謝は筋肉の量に比例するからです。

しかし筋肉の少ない女性は、冷房や冷たい飲食物の影響をモロに受けてしまいます。しばしば夏太りになりやすいのは男性よりも女性のほうが多いと言われる理由は、そこにあるのです。

夏太りを解消するには?

指さしする笑顔の女性

夏太りを解消するには、身体をできるだけ冷やさないようにして代謝を維持することが大切になります。そのための工夫や方法について要約して挙げていきたいと思います。

「ひざ掛け」や「夏セーター」を用意

たいていの女性は心得ているかもしれませんが、一応念のために確認しておきましょう。仕事をしていると、どうしてもクーラーのある環境を避けられません。

とくにパソコンは熱に弱いので、オフィスは四六時中冷房が効いている状態のはずです。

「冷房を切ってください」とはさすがに言えないので、そういうときのために、やはり女性の場合は、マイ膝かけを用意したり、仕事中は夏セーターを着用するなどして、極力身体を芯から冷やさないようにしておきましょう。

こうした対策をするかしないかで、結果はだいぶ違ってきます。

冷たい飲みものは避ける

オフィスや店先は、ガンガンに冷房が効いていますから、できるだけ冷たい飲み物は避けるようにしましょう。

温かいお茶やホットコーヒーを意識して摂るようにしましょう。生姜の入ったドリンクを飲むのもおすすめです。とにかく内蔵を冷やさないように心がけてください。

適度な運動

代謝機能は運動を習慣的にするだけでも向上します。ある程度の筋肉をつけていれば、その筋肉が代謝を向上してくれるのです。

なにも、筋肉ムキムキになる必要はありません。身体が引き締まるくらいのちょうどいい筋トレだけでもいいので、暇な時間をみつけて軽いエクササイズを継続的に行ってみましょう。

ただ、暑い盛りにジョギングやウォーキングに取り組めば、熱中症などで命に危険が及ぶ可能性もあります。

そんなときには、プールで身体を動かすようしましょう。

水中を歩く女性のイラスト

熱中症の危険性も少なく、身体にかかる負荷も大きいのでより効果的なトレーニングにもなります。

ダイエットは禁物!

体重計にのると急に体重が増えていることに気づき、食事の量を減らすという人もいるのではないでしょうか?

確かに夏太りの原因の1つに、基礎代謝の低下(=消費カロリーの減少)があります。ダイエットは、摂取カロリー<消費カロリーの関係が大切なので、食事量を減らして摂取カロリーを抑えるダイエットも理にかなっているように見えます。

でも、考えてみてください。暑い中でも食べられるものを、と安易にそうめんや冷や麦だけでお腹を満たしていませんか?この2つは”糖質”に他なりません!

そうめん

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代謝が落ちている中、このような食生活を続けていると太るのが当然ですよね?

暑いから食欲が落ちる、これは致し方のないことです。だからこそ、より一層栄養バランスに気を配った食事を摂るように心がけなければならないのです。

食欲が低下する分、口に入れる食べ物はタンパク質やビタミン・ミネラルに配慮した”少数精鋭の食事”を心がけましょう。

夏太りの原因は基礎代謝の低下?ダイエットでは解消できない?のまとめ

夏太りの解消には、原因であるクーラーや冷たいものの飲み過ぎによる代謝機能の低下に着目した対策が一番です。夏太りは冷房環境の整った現代に特有の現象です。ぜひみなさんも、身体を冷やしがちになってしまう日々のライフスタイルを見直して、代謝機能の低下を防ぐように心がけるようにしてください。

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