脳梗塞の原因は、脳の動脈や頸動脈、心臓で生じる血栓です。これらは、生活習慣病や肥満、ストレスや睡眠不足、飲酒などが関係すると言われています。これらは、コロナ禍で悪化しやすいと思われがちですが、反対にコロナ禍で改善させられると、脳卒中の血管内治療の第一人者である木村和美大学院教授は語ります。
こちらの記事では、木村教授が語るコロナ禍を逆手に取ったダイエット方法や、食以外でストレスを発散する方法について解説していきますね。
コロナ自粛を逆手に取ったダイエット方法

日本医科大学神経内科学分野の木村和美大学院教授は、「これまで何度もダイエットに失敗していたけれど、コロナ自粛で生活が変わったことで7kg痩せることができた」と語っています。その理由として、夜の宴会でつい食べ過ぎてしまうことが多かったけれど、コロナ自粛で宴会が無くなったからだとしています。
ダイエット成功するまでは、血圧や血糖値、LDLコレステロールなどの値が高めだったのが、7kg痩せて全て正常値に戻ったそう。体重が減ることで生活習慣病が改善することを体感されました。
減量のために1日1200kcalと決め、朝は茶碗一杯のご飯と味噌汁、副菜で300kcal、昼はりんご1〜2個で100〜200kcal、夜は副菜を増やして700kcalとしたら3ヶ月で-7kgできたそう。昼はりんごだけでも、しっかり噛むことで満腹感アップ。
無理なダイエットはせずに、生活習慣病予防になる健康的なダイエットをコロナ自粛中に行うことを木村教授は薦めています。
食以外のストレス発散方法は?

コロナ禍はどうしてもストレスが溜まって、食事に走ってしまいがち。ダイエットのために、食以外のストレス発散方法を見つけましょう。
幸せバッグを用意する
自分の気分が高まるものを入れた幸せバッグを用意すると、ストレスが溜まった時にそれを取り出すことでストレスが緩和されるそう。特に、香水のように香りを刺激するものや、触感を刺激するふわふわのタオルなど、五感に刺激がいくものを選ぶのがおすすめ。
無心にできるゲームで遊ぶ
ある研究では、テトリスをやったチームの方がやっていないチームに比べて食欲レベルが14%減少したという記録があるそう。ゲームという刺激が与えられることで、ストレスを発散し食への欲求を抑制することができたと考えられています。
体を動かす
ダイエットにもストレス発散にも最も効果的なのは、体を動かすこと。汗をかいてストレスを発散することで、カロリー摂取量が抑えられるという研究結果もあります。
まとめ
こちらの記事では、コロナ自粛だからこそできるダイエットをして、脳卒中のリスクを減らそうという木村教授のお話をまとめ、さらに食以外のストレス発散方法についても解説しました。
ストレス発散方法は、食べることだけではありません。人それぞれ好みはあると思うので、自分が無心でできることを探して、ノーストレスでダイエットを進めていきましょう。
元記事:【脳梗塞 徹底予防と最新治療】コロナ自粛を逆手にとってダイエット 脳梗塞予防を生活習慣病の改善からはじめる
