ラクトフェリンという成分は内臓脂肪の減少に期待できる結果が出ていますが、効果的にダイエットに取り入れるためにはどのような方法が良いのでしょうか?ラクトフェリンにはダイエット以外にも色々な効果が期待できますのでぜひチェックしてください。

ラクトフェリンでにはダイエット効果が期待できる数少ない成分ですが、効果的な摂取方法やサプリメントの選び方などをチェックしていきましょう。男性の方は内臓脂肪が気になる方も多いですが、ラクトフェリンでしっかりと対策していきましょう。
ラクトフェリンはどの様な成分?
目次
ラクトフェリンは、「ラクト=乳」、「フェリン=鉄と結合するたんぱく質」の名前をあわせることで名づけられました。
その名の通りたんぱく質の一種です。
ラクトフェリンは鉄を結合する力が非常に強く、この性質により外部から進入する細菌やウイルスからの攻撃を防ぐ免疫機能を持っています。
ラクトフェリンは、特に出産後すぐの母乳にもっとも多く含まれているといわれています。
実際には全たんぱく質の約10~30%がラクトフェリンといわれています。その為、この母乳の摂取は赤ちゃんにとって免疫機能を上げる役割を果たしており、初乳の摂取が非常に重要といわれている所以にもなっています。
尚、その他にも、
- 涙
- 唾液
- 血液
- 粘液
などの分泌液に分布しています。
また、腸内に入ると、ストレスや薬物、加齢等による腸内細菌のバランスの乱れを防ぎ、腸管の免疫システムを正常に保つ働きがある糖たんぱく質です。牛のミルクにも含まれていますが、ラクトフェリンは加熱に弱く、元々の含有量も母乳に比べて少ないために製品からは補給しにくい点が上げられます。
ラクトフェリンの効果は?
ラクトフェリンの効果を以下に纏めました。
一部は既に触れましたが、大きく5つの効果があります。
①免疫力をサポート
ラクトフェリンは、既に述べたように赤ちゃんの免疫機能を上げる働きがありますが、その効果は成人に対しても同じです。
ラクトフェリンは、NK細胞という免疫に働く細胞を活性化させたり、増やしたりする働きがあり、がん細胞やウイルスに感染した細胞を攻撃してくれます。
②脂肪減少サポート
ラクトフェリンは、内臓脂肪を減少させる効果があることが各種研究からわかってきております。

22~60歳の成人男女26名を対象に1日300mgのラクトフェリンを8週間摂取させる試験では、大半の被験者の内臓脂肪の量が減ったという報告があります。
最近はダイエット効果のある成分として注目されています。
③腸内環境を整える
ラクトフェリンは、腸内の善玉菌のエサとなり善玉菌を増やす働きがあります。
腸内環境は、腸内細菌の善玉菌と悪玉菌のバランスによってその良し悪しが決まります。
ラクトフェリンは腸内のバランスを整えることで、快便、快腸をサポートしてくれます。
④胃の健康をサポート
ヘリコバクター・ピロリ菌は胃の中に住みつき、胃潰瘍や胃がんの原因になるとても強い細菌です。
ピロリ菌は胃酸には強いのですが、乳酸菌には弱い特徴があります。
参考⇒乳酸菌はダイエットに必須?【サプリ選びのポイントはココ!】
ラクトフェリンはピロリ菌を包み込んで体外への排泄をサポートしてくれます。
※ちなみに私は、胃炎が続いたので検査結果でピロリ菌がいたので病院で除菌しました。ピロリ菌によって胃に何らかの症状がある方は医師に相談してみてくださいね。
⑤鉄分吸収をサポート
ラクトフェリンは、鉄と結びつく性質があります。
鉄と一緒に補給することで、吸収しづらい鉄分の吸収率をUPさせる働きがあります。
ダイエット効果は?
男性に多いと言われている内臓脂肪は、食生活が原因で蓄積されます。
例えば、糖質や脂質が多い食事が多い、食べすぎなどが原因になります。
しかし、内臓脂肪の特徴には、短期間でも簡単についてしまうことがある一方で、解消も短期間でできるということがあります。
参考⇒短期間ダイエットの簡単な方法は?【食事と運動で成功!】
ラクトフェリンを摂取することによって、体内のリパーゼという酵素が活性化されます。リパーゼは脂肪を分解する働きをしていて、中でも脂肪細胞に取り込まれている脂肪を効率的に分解することができます。
脂肪細胞というのは中性脂肪の原因となる脂肪のことで、血液中に存在している余分な栄養素を取り込んで細胞自体が膨張します。
参考⇒中性脂肪を下げるにはダイエットは必須?【運動と食事で対策!】
それをリパーゼ酵素が内側の脂肪を分解してくれるので、脂肪細胞を正常な大きさへと戻すことができ、それがダイエット効果につながります。
更に、ラクトフェリンによって血液中のコレステロールや脂肪を作り出す酵素などの悪玉菌がスッキリと解消できるだけでなく、ラクトフェリンには腸内のビフィズス菌などの善玉菌を活性化する働きもあります。
参考⇒コレステロールを下げる方法は?【サプリと食事対策が効果的!】
そのため、腸内では悪玉菌がスッキリ撃退できて善玉菌が活性化されるため、それまで慢性的な便秘で悩んでいた人でも腸内環境が改善されてポッコリのお腹が解消できます。
以上のように、ラクトフェリンをサプリで続けていれば、体内のラクトフェリン量を維持できるので、中性脂肪がつきにくい体質づくりができます。
大きなダイエット効果が期待できるだけでなく、痩せやすくて太りにくい体質へと改善できます。
参考⇒太りにくい体質を作る方法はコレ!【和菓子やアイスなどの食べ物は?】
ラクトフェリンダイエットを行うことによって数値を改善することができるので、食事や運動と合わせて行うのも良いでしょう。
飲む方法は?
ラクトフェリンは、前記のように母乳や牛のミルクに豊富に含まれていますが、加熱にとても弱く、酸や酵素などで分解されやすい性質を持っています。
その為、一般的に市販されているチーズやヨーグルト、牛乳などは加熱殺菌により、ラクトフェリンをほとんど含んでいません。
そのため、ラクトフェリンの恩恵を受けるためには、効率よくサプリメントなどで補給することをおすすめします。
サプリの選び方は?
上記で上げた様に食品での摂取が難しいため、ラクトフェリンはサプリメントを利用しながら積極的に取っていくことが好ましいと思います。

ラクトフェリンのサプリは含有量や価格に幅があり、どれを選んでいいのか分からない方も多いと思います。
そこでラクトフェリンサプリの選び方を紹介します。主には以下の4つの観点が重要です。
ラクトフェリンのコーティング
ラクトフェリンは腸まで運ばれて始めて効果を発揮します。
その為、胃酸での吸収を防ぐために表面がコーティングされているものが好ましいといえます。
腸まで届くと謳っているサプリメントを選びましょう。
含有量
サプリで重要な点はその含有量です。
あくまでラクトフェリンが何mg含まれているかを確認しましょう。
1日あたりの目安量は150~300mg程度です。はっきりとした効果を得たい場合には1000mg程度の摂取が望まれます。
ラクトフェリン以外の有効成分
ラクトフェリンは他の成分と一緒に摂取するほうが相乗効果を発揮する場合があります。
例えば、乳酸菌は腸までの運搬を効率的に運ぶ役割を果たします。その為、植物性乳酸菌が配合されているものを選択しましょう。
1日あたりの価格
サプリを選ぶ大事なポイントとして継続して飲み続けられることが重要です。
サプリメントは薬と違って、飲み続けることで徐々に効果を実感できます。最低でも3ヶ月は続けるとしたら、”続けやすい価格”であることが重要です。
目安として1日250円以下が望ましいでしょう。
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ラクトフェリンで内臓脂肪対策!【ダイエット効果は?】のまとめ
ラクトフェリンは鉄結合たんぱく質一種です。効果として免疫機能の向上、ダイエット効果、腸内環境正常化、胃の健康維持サポート、鉄吸収の補助が期待できます。食事での摂取が難しいため、継続するにはサプリメントを利用することが好ましいでしょう。