コーヒーでダイエット！？と驚く方もみえるかもしれませんが、実はコーヒーを利用したダイエットは意外とメジャーなダイエット方法です。今回の記事で紹介するのは、「グリーンコーヒー」と呼ばれるコーヒーを使ったダイエットになります。
グリーンコーヒーダイエットの知識を学び、快適なダイエットライフに活かして理想のスタイルを手に入れましょう。
そもそもグリーンコーヒーって？
ダイエットの方法を探していると耳にする「グリーンコーヒー」
そもそもグリーンコーヒーって何？といった疑問を解消するため、グリーンコーヒーについて紹介していきます。
グリーンコーヒーは生豆から抽出したコーヒー
グリーンコーヒーは焙煎をしない生の豆をそのまま使用して淹れるコーヒーの事です。
私たちが普段良く目にするコーヒー豆は茶色や黒っぽい色をしていますが、これは生豆を加熱して焙煎した状態のもの。
グリーンコーヒーは生豆から淹れますので、豆本来の色味をしており緑色のコーヒーになります。色で言うと緑茶や抹茶などに似ています。
生豆からグリーンコーヒーを抽出するには、「豆を挽いて淹れる」または「煮出して淹れる」方法があります。焙煎豆と比べて生豆は硬いので、豆を挽いて淹れる場合には注意が必要です。
グリーンコーヒーはまずい？
焙煎によって変化するコーヒーの味わいですが、特に変化があるのは苦味です。
深煎りは苦味が強くなり、浅煎りは苦味が弱くなります。
そして焙煎を行わないグリーンコーヒーは通常のコーヒーとは違い、苦味がほとんど無く、コーヒーが苦手な方でも飲みやすいと評判です。
豆本来の味や、生豆の独特な青臭さを感じる方もいるので「おいしい」「まずい」と賛否両論あると思いますが、グリーンコーヒーはどちらかというとハーブティーに似た味わいが楽しめます。
コーヒーダイエットとは？
コーヒーダイエットは数多くあるダイエット方法の一つですが、どのような効果があるのかを確認していきましょう。
コーヒーを飲むことでダイエットに効果的な栄養成分を摂取できる
コーヒーを日常的に飲むことで、糖の吸収を抑えて血糖値を下げる効果や、基礎代謝や脂肪燃焼効果の向上を期待するダイエット方法です。
コーヒーに含まれる「カフェイン」。実はこのカフェインが基礎代謝へ影響を与え、運動時の脂肪燃焼効果を高めることが研究で明らかになっています。
また「ポリフェノール」という成分は動脈硬化・がん・老化・免疫機能の低下などに有効であることが有名ですが、肝臓の機能を活性化させ、脂肪をエネルギーに変える効果があるとされています。
コーヒーには「クロロゲン酸」というポリフェノールの一種が豊富に含まれています。このクロロゲン酸がダイエットに効果があると注目を浴びている一番の理由です。
グリーンコーヒーがダイエットに向いているのは「クロロゲン酸」が豊富だから
コーヒーダイエットにグリーンコーヒーをおすすめする理由は、ダイエットに効果的な「クロロゲン酸」が豊富に含まれているから。
コーヒー豆には豊富にクロロゲン酸が含まれています。しかしクロロゲン酸は熱に弱いため、焙煎の加熱工程で多くのクロロゲン酸が失われてしまいます。
その点、グリーンコーヒーは生豆から直接抽出するのでクロロゲン酸が失われる量が少なく、豊富に含まれたまま飲むことができるので、焙煎したコーヒーに比べて高いダイエットの効果が期待できます。
ダイエットに効果的な痩せるグリーンコーヒーの飲み方5選
それではグリーンコーヒーを使ってダイエットをする時に、効果的に痩せられる飲み方を5つ紹介していきます。
①グリーンコーヒーを飲むタイミング
②温度はぬるめが一番
③砂糖やはちみつは使わない
④飲む量には注意が必要
⑤運動や食事にも気をつかいバランス重視
それでは順番に詳しくみていきましょう。
①飲むタイミングは「食事前」や「運動前」がおすすめ
グリーンコーヒーは食事前や運動前に飲むことでダイエット効果を高める事ができます。
食事前に飲むのが良いのは、コーヒーに含まれる「クロロゲン酸」が血糖値の上昇を抑え、食事で吸収する糖の吸収を低減させる効果があるとされているからです。また食事前に空腹状態を和らげ、食べ過ぎを防止する効果もあります。
さらに脂肪を燃焼させ、余分な体脂肪を落とす効果が期待できるため、運動前に飲むのもおすすめです。
②ぬるめの温度が一番効果が高まる
グリーンコーヒーのダイエット効果を高めるには温度はぬるめの方が良いでしょう。
それはクロロゲン酸が熱に弱い性質をもつことが関係しています。沸かしたての熱湯でグリーンコーヒーを淹れた場合、豊富に含まれたクロロゲン酸が熱によって分解されてしまう恐れがありますので、少しぬるめのお湯で淹れた方がダイエット効果を高めることができます。
③砂糖やはちみつは極力使わない
グリーンコーヒーは普段飲みなれた焙煎後のコーヒーとは、違った味わいを持っています。砂糖やはちみつを入れてもおいしくいただけますが、ダイエット目的でグリーンコーヒーを飲む場合には極力使わない方が良いです。
当然のことながら、砂糖やはちみつは糖質を多く含んでいますので、過剰に摂取するとダイエットの妨げになってしまいます。
味の変化を求める方にはレモンや低脂肪乳などを試してみましょう。
④グリーンコーヒーは１日あたり３～４杯までに抑える
ダイエットに効果のあるグリーンコーヒーですが、コーヒーと同じくカフェインを含んでいますので飲み過ぎには注意が必要です。
健康的な成人の場合で、カフェインの摂取量は1日に400ｍｇ以内が適当だと言われています。コーヒー１杯当たりのカフェイン含有量は80〜90ｍｇ程になるので、3〜4杯が適切な量となります。
カフェインの過剰摂取は健康被害に繋がる恐れもあるので注意しましょう。
⑤運動や食事にも気をつかってダイエットを続けよう
グリーンコーヒーを飲むことで、ダイエットの効果を高めることができますが、あくまでサポート的な役割だと考えましょう。
グリーンコーヒーを飲んでいても、まったく運動をせずに過食が続けば、「消費カロリー<摂取カロリー」となってしまい、体重は増加するだけです。
ダイエットを継続的に続けていく上で重要なのは「適度な運動」と、「バランスの良い食事」です。
まずは運動で脂肪を燃焼しつつ、筋肉量を増やすことで基礎代謝を上げて消費カロリーを増やすこと。そして栄養バランスの良い食事を摂取カロリーが消費カロリーを下回るようにカロリー計算をして食事管理する。これがダイエットの基本となります。
その運動や食事の効果を高めてくれるのがグリーンコーヒーとなります。
グリーンダイエットの効果を高めるコツまとめ
今回の記事ではグリーンコーヒーとは何か、ダイエットに良い理由、そしてダイエットの効果を高めるコツについて紹介してきました。
最後におさらいをしましょう。
グリーンコーヒーとは？なぜダイエットに良いのか
・グリーンコーヒーは焙煎前の「生豆」で淹れるコーヒーのこと
・焙煎による加熱がないので、熱に弱い「クロロゲン酸」が分解されにくい
・カフェインやクロロゲン酸がダイエット効果に期待できる
グリーンコーヒーダイエットの効果を高めるコツ
・飲むタイミングは「食事前」や「運動前」
・ぬるめのお湯で淹れる
・はちみつや砂糖は極力使わないで飲む
・１日あたりに飲んで良いのは3～4杯
・ダイエットを継続していくには「運動」と「食事」がカギ
今回の記事は以上となります。
ダイエットにはさまざまな方法がありますが、大事なのは継続することです。無理なダイエットは避け、自分に合った方法で快適なダイエットライフを続けることで理想の体に近づいていけるはずです。