葛の花を使ったダイエット向けのサプリメントを最近よく見かけますが、そもそも葛の花とはどのような植物でどのようなダイエット効果があるのでしょうか?お腹周りや内臓脂肪が気になる方は葛の花サプリを要チェックです。
葛の花のダイエット効果はお腹周りが気になる方は内臓脂肪の対策におすすめで口コミでも良い評判を多く見かけますが、葛の花はダイエット以外でも茎からイソフラボンを抽出できることから女性にうれしい成分と言えますが、サプリメントで摂取する際の安全性はどうなのでしょうか。
葛の花とは?
葛は、アジアに生息するマメ科の多年草で、日本の山野にも生息しています。
初秋に赤紫色の花をつけ、秋の七草にも含まれているのでご存知のかたも多いでしょう。
葛の根にはでんぷん質が多く、加工すると「葛粉」になります。
葛粉は、水と熱を加えるととトロミが出る食材で、料理や高級和菓子作りにも使われています。
また葛の根は、有名な「葛根湯」をはじめ、多くの漢方薬に配合されています。
花やつぼみも食用にされていて、葛の花を乾燥させたものは「葛花」と書いて「かっか」と読み、葛花は「酒毒」つまり二日酔いなどのための生薬として利用されています。
そのほかにも、葛の花からは「イソフラボン」や「サポニン」などの成分が抽出され、サプリメントなどにも利用されています。
葛の花イソフラボンとは?
葛は、栽培しなくても自生し繁殖する、生命力が非常に強い植物です。
葛の花や根は、漢方や料理などいろいろな目的に幅広く活用されていますが、茎は他の植物に巻きつき枯らすこともあるので、ほとんどが駆除されています。しかし、葛の茎からもイソフラボンが抽出できることから、今後は有効活用も検討されているようです。
イソフラボンという成分は女性ホルモンに似た構造をしていて「植物性エストロゲン」と呼ばれています。
そのため、
- 月経前症候群の症状軽減
- 更年期障害の改善
- 美肌効果
にも効果的だとされます。
イソフラボンの中では「大豆イソフラボン」が特に有名ですね。
しかし一方で、大豆イソフラボンは過剰摂取による副作用の心配があったり、婦人科系の持病のある人には禁忌とされる場合が多いのです。
ただし、葛の花のイソフラボンは「テクトリゲニン類イソフラボン」であって、大豆イソフラボンとは少し違っており、強い「エストロゲン様作用」の成分を含みません。そのため女性ホルモンのサポート目的での使用には向いていませんが、副作用は少なくなっています。
ダイエット効果があるの?
葛の花から抽出される成分は「イソフラボン」のほかも「サポニン」があります。
この葛の花由来の「イソフラボン」と「サポニン」には、ダイエットしたい人が求める大きな働きがあり、注目を集めています。
葛の花の成分による主な働きは3つあります。
- 肝臓で行われる脂肪の合成を「抑制」する(イソフラボン)
- 脂肪を「分解」する(サポニン)
- 脂肪の「燃焼」を促進する(サポニン)
つまり「イソフラボン」が、脂肪が作られるのを抑制し、できてしまった脂肪を「サポニン」が、分解・燃焼するのです。多くの人を悩ませる過多な脂肪に、三方向から働きかけてくれるということですね。このことから、葛の花には、ダイエット効果が期待できるということがわかります。
体重を減少させることも可能?
葛の花由来の「イソフラボン」「サポニン」が三方向から脂肪へ働きかけるということですが、この働きによって「体重を減少させること」は可能なのでしょうか? それは「もともと脂肪を減少させることで体重を減らせる身体なのかどうか」によります。
たとえば体脂肪率がもともと低く、筋肉量の多い身体の方の場合、葛の花の成分で脂肪を落として体重を減少させるのは難しくなるでしょう。
逆に、脂肪の量が多い身体、脂肪にお悩みの方であれば、葛の花由来のイソフラボンによって、体重を減少することも可能だといえるでしょう。
ほとんどの場合、体重を落とす必要のあるかたは、脂肪過多が原因のことが多いですよね。
有酸素運動や生活習慣の改善と組み合わせるといった工夫して、健康的に体重を減らしていきましょう。
お腹周りの脂肪対策にも効果的?
お腹周りは脂肪が溜まりやすい部位の一つです。
お腹には骨がありません、しかしそこには守るべき臓器があります。このお腹の臓器を守るために、筋肉や脂肪があるわけです。運動不足などで筋肉が減ったり弱くなったりすれば、その分内臓を守るために、自然と脂肪が増えます。
また、カロリー過多の場合も、余分な脂肪はお腹まわりにつきやすくなります。
さらに女性が更年期になってホルモンバランスが変化すると、その影響でお腹周りに脂肪がつきやすくなります。また、詳しい理由は明らかにされていませんが、中年からは男性もお腹周りに脂肪がつきやすくなる傾向があります。
一方で、お腹周りは脂肪がつきやすいけれど、減らしやすくもある部位です。脂肪を減らす努力をすると、一番最初にお腹周りから脂肪が減ったという実感を感じることも多いでしょう。
内臓脂肪には?
脂肪には「皮下脂肪」と「内臓脂肪」があります。
皮下脂肪は、比較的表面側に付いていて皮膚の外からつまむことができる脂肪で、内臓脂肪は、身体の内側にあり、内臓のまわりについているので、皮膚の上から手でふれて確認することはできない脂肪です。
つまり皮下脂肪は指でつまんで自覚しやすい脂肪で、内臓脂肪はCT検査など、病院での検査を受けたりしないとはっきりとわからないものです。見た目や皮膚の外側からはわからないので、調べなければ自覚しにくいというやっかいな存在です。
しかし、内臓脂肪は「つきやすいけれど、とれやすい」「増減が変化しやすい」という特徴もあります。
葛の花由来のイソフラボンとサポニンの、脂肪への「抑制」「分解」「燃焼」という働きかけは、皮下脂肪、内臓脂肪いずれに対しても効果的です。
どちらの脂肪を気にしているかたにもオススメできます。
葛の花サプリメントはおすすめ?
葛の花サプリメントは、葛の花由来のイソフラボンを配合した、脂肪に働きかけるサプリメントのことです。
- 「脂肪を減らしたい」
- 「体重を落としたい」
といったかたにオススメです。
一言で「葛の花サプリメント」といっても、有効成分の配合量や値段などはさまざまです。
またサプリメントには「栄養補助食品」と「機能性表示食品」があります。※その違いやどちらがいいのかなどについては、のちほど詳しくご説明します。
サプリメントはいずれも、ある程度の期間飲み続ける必要があるものも多いので、続けられる「飲みやすさ」も重要です。サプリメントを選ぶときは、粒の大きさや1回の服用量、そして継続して購入できる値段かなどもチェックして選びましょう。
安全性は?
葛の花由来のイソフラボンにはよく見ると「テクトリゲニン類として」という表示があります。葛の花由来のイソフラボンは7種の「テクトリゲニン類イソフラボン」で構成されていて、それを意味する表示がされているのです。
葛の花由来のイソフラボンと大豆由来のイソフラボンには、それぞれ成分と役割に違いがあることはすでに記しました。
大豆由来のイソフラボンを摂取する目的は「エストロゲン作用」と「抗酸化作用」を求めるものです。女性ホルモンに近い大豆イソフラボンは、これらの効果は期待できますが、その分副作用が出る場合があります。
一方で葛の花由来のイソフラボンは、脂肪への働きかけを期待して摂取するもので、女性ホルモンをサポートする働きかけは弱く、副作用も弱いのです。
ただし、テクトリゲニン類イソフラボンにも、わずかに副作用の恐れはあります。そのため、葛の花サプリメントも、妊娠中や妊娠の可能性があるかたは使用できないことになっています。その他持病があるかたも、かかりつけの医師に相談してから使用しましょう。
機能性表示食品がおすすめ?
通常のサプリメントは、法律上の分類で「栄養補助食品」とされています。
「栄養補助食品」のサプリメントについては「痩せられる」などの効果をうたうことはできません。
しかし、葛の花由来のイソフラボンを使用しているサプリメントの一部、ある基準をもとに届け出ているものは「機能性表示食品」に分類されます。「機能性表示食品」のサプリメントは、科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品です。※ただし事業者の責任において。
葛の花サプリメントを初めて購入するときなど「どれを選んでいいのかわからない」という場合は「機能性表示食品」の表示があるものが良いかもしれませんね。
サプリを試した方の口コミは?
葛の花サプリメントを試された方の口コミを見てみましょう。
- 「10日分だと正直変わった??って感じでしたが、20日摂取すると確実にお腹周りは変わった!何にもしてないのに変わったのですごく嬉しかった!」
- 「期待してなかったけど、初回キャンペーンで試し、ほんの少しお腹がひっこみ1キロ減りました。嬉しくて、お菓子やご飯の量を八分目ほどに減らしもしてるけど、3ヶ月で3キロ減った。」
- 「飲み始めて3日目にして、ぽっこりお腹がたいらになってビックリ!怖いくらいww 2袋購入したので、2ヵ月後が楽しみです。ぜったいリピ!」
と良い口コミが目立ちますが、評価には個人差がありますので、参考にしてくださいね。
葛の花のダイエット効果は?お腹周りや内臓脂肪対策に!のまとめ
葛の花サプリメントは「脂肪を落として痩せたい」というかたに向いているサプリメントです。ただし、妊娠しているかたやその可能性があるかたは使用できないので、気をつけましょう。葛の花サプリメントを選ぶ場合は、信頼度の高い「機能性表示食品」の表示があるものがおすすめです。内臓脂肪、皮下脂肪が気になっているかたは一度試してみてはいかがでしょうか。