荒川区は東京都の東部に位置する区です。区名の由来は言うまでもありませんね?付近を流れる荒川に由来しています。JR山手線と常磐線、京成本線、新交通システムの日暮里・舎人ライナーの乗換駅の日暮里駅が経済の中心地と言えます。区の南東部から北西部にかけては、ノスタルジーを感じさせる都電荒川線が走っています。
荒川区には、多くのマラソン大会が開催される「荒川河川敷」はもちろん、花や緑を見ながらランニングが楽しめる「荒川自然公園」や、街の喧騒も忘れるほど静かな「西日暮里公園」など、ランニングにぴったりのコースが数多くあります。また、河川敷沿いには駅も徒歩圏内に多いため、アクセスしやすい場所からスタートできるのも魅力です。今回はそんな荒川区のおすすめランニングコース12選をご紹介していきたいと思います。
【新しい街並み散策ルート】
■コースMAP
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■ランニングコースの説明
都立汐入公園→汐入せせらぎ広場→都立汐入公園
■出発地点は【都立汐入公園】
南千住駅から徒歩12分のところにある汐入公園は、荒川区で最も大きな都立公園です。とても新しい公園のためしっかりと舗装されていて、堤防沿いにはジョギング・ウォーキング専用コースも敷設されています。100m毎の距離表示があるのでランニングをする方に人気があり、休日になると多くのランナーが訪れる公園です。
ポイント1:汐入せせらぎ広場
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汐入せせらぎ広場は、汐入小学校の東にある広場です。地域の方の憩いの場として、水の流れと丘をテーマに「水の流れゾーン」「憩いのゾーン」「やすらぎのゾーン」の3つのゾーンから成っています。四季折々の草花を楽しみながら、せせらぎのそばをゆっくりランニングすることができます。
ポイント2:延命地蔵尊
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延命地蔵尊は、1741年に建てられた、かつての南千住のシンボルです。セメントは一切使用せず、石工の技によりクサビだけで組み立てられているお地蔵様です。マンションが建ち並ぶ景色のなかに突然現れる赤い幟旗が目印です。
【隅田川の川沿い散策ルート(往復)】
■コースMAP
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■ランニングコースの説明
さくら堤通り⇄石浜神社
■出発地点は【さくら堤通り】
さくら堤通りは、南千住駅から徒歩15分ほどの隅田川沿いにある通りです。千住汐入大橋から西へ、堤防沿いに桜並木が続きます。ソメイヨシノを中心に、「区の花」である桜の木が約140本植えられ、荒川区の桜の名所となっています。静かで落ち着いた雰囲気なので、桜のシーズンでなくてもランニングをするのにぴったりの通りです。
ポイント1:石浜神社
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石浜神社は、荒川区南千住にある神社です。奈良時代・神亀元年の創建で、荒川区内では最も古い神社とされており、御朱印集めをしている方には人気の神社です。また、浅草七福神の寿老神をお祀りしていることでも有名です。浅草の観光地から少し離れた、静かで落ち着いた場所にあり、ランニングのゴール地点にふさわしい癒しのスポットとなっています。
ポイント2:川の手通り
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川の手通りは、南千住から足立区谷中まで伸びる「東京都道314号言問大谷田線」という都道です。南千住周辺では隅田川沿いを通っているので、河川の景色を眺めながらのランニングを楽しむことができます。
【汐入ぐるっとコース】
■コースMAP
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■ランニングコースの説明
ドナウ広場→都立汐入公園→素盞雄神社→ドナウ広場
■出発地点は【ドナウ広場】
ドナウ広場は、南千住駅にあるバスターミナル広場です。広場中央には「ドナウの調べ」と名付けられたブロンズ像が建てられ、人々の憩いの場となっています。ブロンズ像を目印にランニング仲間との待ち合わせをしたり、ランニング前の準備運動をするのにもちょうど良い、開けた広場となっています。
ポイント1:都立汐入公園
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都立汐入公園は、荒川区内で最も敷地面積の広い公園です。隅田川沿いを走る開放感満点のランニングコースが整備されていて、ウレタン樹脂で舗装された路面は長距離ランでも安心です。100m毎の距離表示があるのでランナーに人気が高く、多くの方がこのコースで汗を流しています。
ポイント2:素盞雄神社(すさのおじんじゃ)
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素盞雄神社(すさのおじんじゃ)は、1200年の歴史がある神社です。また、61カ町に氏子を持つ神社としても有名な神社で、たくさんの木々が植えられ緑豊かな境内は、周辺とは全く違った静かな雰囲気となっています。ランニングの疲れが癒されるスポットです。
【尾久の原公園ルート】
■コースMAP
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■ランニングコースの説明
原公園→尾久の原公園→冠新道入口→原公園
■出発地点は【原公園】
原公園は町屋五丁目にある都営住宅やマンションに囲まれた公園です。すべり台と鉄棒が一体となったカラフルな複合遊具やブランコなどがあり、小さい子でも楽しめる公園として近隣の方に親しまれています。まずはこの公園でストレッチや準備運動、水分補給をしっかりと行い、ランニングスタートです。
ポイント1:尾久の原公園
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尾久の原公園は、隅田川沿いにある大きな都立公園です。熊野前駅の東にあった工場の跡地を整備して造られました。一般的な公園に比べると遊具が少なく、芝生や緑が広がっているのが特徴です。開放感があるので、ランニングの途中で立ち寄り休憩や水分補給をするのにぴったりの公園です。
ポイント2:冠新道入口
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冠新道は商店街になっており、西日暮里から新三河島まで続いています。さまざまな飲食店や商店が建ち並ぶ、下町らしい雰囲気の中でランニングを楽しめます。
【歴史と文化のルート】
■コースMAP
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■ランニングコースの説明
日暮里南公園→日暮里繊維街→西日暮里駅→夕やけだんだん→日暮里駅→日暮里南公園
■出発地点は【日暮里南公園】
日暮里駅から徒歩10分ほどにある日暮里南公園は、大きな広場やランニングコースが特徴の公園です。公園の周りを走るランニングコースはアスファルトで舗装されていて、距離表示板も立てられています。広々とした「ふれあい広場」でしっかりと準備運動を行ったら、歴史と文化のルートを辿るランニングの始まりです。
ポイント1:日暮里繊維街
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日暮里繊維街は、日暮里中央通りに80店舗以上の生地や洋裁関連の店が建ち並ぶ、全国でも珍しいスポットです。ランニングをしながら、道路の両脇にたくさんの店が軒を連ねる景色を楽しむことができます。
ポイント2:夕やけだんだん
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御殿坂には「夕やけだんだん」と呼ばれる有名な階段があります。夕方この階段に座れば、谷中銀座方向にきれいな夕焼けが見えることからそう名付けられたそうです。この辺りでは人気の観光スポットのひとつで、夕暮れ刻にランニングをする際には、ぜひ立ち寄ってみたい階段です。
【コミュニティバス「さくら」コース】
■コースMAP
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■ランニングコースの説明
南千住駅西口→町屋駅→荒川図書館→南千住駅西口
■出発地点は【南千住駅西口】
南千住駅西口は、バスロータリーの植え込みに建てられた松尾芭蕉の銅像が有名です。千住は芭蕉が奥の細道の旅に出た際の出発点となったと云われていて、こちらの銅像は「行く春や鳥啼魚の目は泪」の矢立初めの句を詠んでいるところを表現しています。芭蕉の旅の出発点にあやかり、この場所からランニングスタートです。
ポイント1:町屋駅
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町屋駅は、京成電鉄の本線と東京メトロ千代田線の2路線が乗り入れる駅です。周辺には、石造りの迫力ある鳥居が特徴の稲荷神社や、荒川自然公園、そして作家・吉村昭の書斎が再現された吉村昭記念文学館などがあります。特に荒川自然公園は緑豊かな癒しのスポットで、ランニングの途中で休憩を入れるのにおすすめです。
ポイント2:荒川区役所
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荒川区役所の敷地は広々とした緑豊かなスポットです。特に噴水広場は地域の方の憩いの場となっています。ちょっと立ち寄るのにおすすめなのは、近隣にある「ジョイフル三ノ輪」。昭和の雰囲気そのままのアーケード商店街です。
【チャレンジコース】
■コースMAP
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■ランニングコースの説明
日暮里駅→荒川自然公園→尾久の原公園→あらかわ遊園
■出発地点は【日暮里駅】
日暮里駅はJR東日本の各線、京成電鉄の本線、日暮里舎人ライナーの3社局の路線が乗り入れる大きな駅です。周辺には手芸用品から洋服生地までが揃う「日暮里繊維街」や、将軍家ゆかりの寺である「日蓮宗 善性寺」、昭和の落語会の大御所のミュージアム「ねぎし三平堂」など、多くの人気観光スポットがあります。賑やかな雰囲気の日暮里駅からランニングスタートです。
ポイント1:荒川自然公園
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荒川自然公園は、人工地盤の上につくられた自然豊かな公園です。4月はさくら、5月にはつつじが公園を美しく彩り、ランニングや散歩をするにはぴったりのスポット。大きな池のベンチでちょっと一息入れたり、水分補給をして疲れをリフレッシュできます。
ポイント2:尾久の原公園
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尾久の原公園は、隅田川沿いにある大きな敷地面積の都立公園です。かつて熊野前駅の東にあった旭電化尾久工場の跡地を整備して造られました。遊具や設備が最小限に抑えられ、芝生や緑が広がっているのが特徴です。開放感があり、ランニングの途中で休憩を入れたり、水分補給をするのにおすすめの公園です。
【都電とバラの花ルート(往復)】
■コースMAP
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■ランニングコースの説明
荒川区役所⇄八幡神社⇄あらかわ遊園
■出発地点は【荒川区役所】
荒川区役所は、都電荒川線の荒川区役所前から徒歩4分ほどの場所にあります。周辺には作家・吉村昭の吉村昭記念文学館や、緑豊かな荒川自然公園、下町の雰囲気を感じられるジョイフル三ノ輪などがあります。敷地内は広々としていて、噴水を目印にランニング仲間と待ち合わせをしたり、広場で準備運動を行ったりすることができます。
ポイント1:尾久八幡神社
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尾久八幡神社は、荒川区西尾久にある神社です。前を走る都電荒川線のノスタルジックな外観と妙にマッチして、どこか懐かしさを感じる景色が広がります。立ち寄れば下町情緒を楽しむことができる、癒しのスポットとなっています。
ポイント2:あらかわ遊園
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あらかわ遊園は、都内でここだけしかない区営の遊園地です。観覧車などの遊戯施設と、うさぎやモルモットなど小動物中心の動物園の両方が楽しめる水辺の遊園地で、下町ならではの雰囲気のある遊園地です。
【常磐線コース】
■コースMAP
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■ランニングコースの説明
三河島駅→日暮里駅
■出発地点は【三河島駅】
三河島駅は、荒川区西日暮里にあるJR常磐線の駅です。駅の周辺はハングルの看板があちらこちらに掛けられた、戦前から続く古いコリアンタウンになっています。長い歴史の中で日本の文化を取り入れて変化してきた三河島のコリアンタウンは、大久保とはまた違ったディープな雰囲気が漂っています。韓国のお店が建ち並ぶ通りをランニングしていると、この街の長い歴史を感じることができます。
ポイント1:日暮里駅
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日暮里駅は複数の路線が乗り入れる、荒川区では大きな駅です。駅周辺には、地元のみならず遠方からも人が訪れる大人気の「日暮里南公園」や、手芸用品から洋服生地までが揃う「日暮里繊維街」など、ランニングついでに立ち寄りたい多くの人気スポットがあります。
ポイント2:あやめ通り
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あやめ通りは、三河島駅と日暮里駅を繋ぐ通りです。静かな住宅街が続く景色を眺めながら、落ち着いた雰囲気の中でランニングをすることができます。
【千代田線コース】
■コースMAP
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■ランニングコースの説明
町屋駅→西日暮里駅
■出発地点は【町屋駅】
町屋駅は、京成電鉄の本線と東京メトロ千代田線の2路線が乗り入れる駅です。周辺には、日本の素敵なぬりえ文化の紹介をしている「ぬりえ美術館」、吉村昭の書斎が再現された展示室「吉村昭記念文学館」などがあります。駅から500mほどの距離には緑豊かな広々とした「荒川自然公園」があり、こちらでしっかりと準備運動などを行ってからランニングを始めるのもおすすめです。
ポイント1:西日暮里駅
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西日暮里駅周辺には、ランニングついでに立ち寄りたいスポットが多くあります。全長175mの通りの両脇に約70店舗が建ち並ぶ「谷中銀座」はレトロな雰囲気の下町の商店街で、テレビドラマなどにも出てくる人気の観光名所です。また、上野戦争の際の銃弾の跡が残る山門が立派な「大黒山経王寺」では、春から初夏にかけてツツジや藤の花を楽しむことができます。
ポイント2:道灌山通り
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荒川区には、下町風情溢れる商店街が多くあります。ここ道灌山通り商和会もそのひとつ。温かみのあるお店が並ぶ景色を眺めながら、下町のランニングを楽しみましょう。
【日暮里・舎人ライナーコース】
■コースMAP
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■ランニングコースの説明
熊野前駅→日暮里駅
■出発地点は【熊野前駅】
熊野前駅は、荒川区東尾久にある日暮里・舎人ライナーと都電荒川線の駅です。駅周辺は静かで落ち着いた雰囲気の住宅街となっています。少し足を延ばせば、荒川区唯一の都立公園で水遊びも楽しめる「尾久の原公園」や、荒川と隅田川に挟まれ春にはお花見も楽しめる区立小台東公園などがあり、ランニング途中に立ち寄るのにぴったりのスポットとなっています。
ポイント1:日暮里駅
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日暮里駅は複数の路線が乗り入れる、荒川区では大きな駅です。駅周辺には、日本近代彫塑界の巨匠である朝倉文夫の遺品や陶磁器などのコレクションを展示する「台東区立朝倉彫塑館」や、地元のみならず遠方からも人が訪れる大人気の公園「日暮里南公園」などがあり、ランニングのついでに観光や散策も楽しめるエリアとなっています。
ポイント2:尾久橋通り
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尾久橋通りは、台東区根岸から足立区舎人(とねり)まで伸びる、南北を直線で結ぶ道です。熊野前駅から日暮里駅にかけて、街の雰囲気が変わっていく様子を楽しみながらランニングできる通りとなっています。
【明治通り沿い都営バスコース】
■コースMAP
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■ランニングコースの説明
大関横丁→尾久駅
■出発地点は【大関横丁】
大関横丁は、都電荒川線三ノ輪橋駅近く、明治通りと日光街道の交差点の辺り一体の地名です。ここにはかつて下野黒羽藩主大関家の屋敷があり、その傍らを通る道が大関横丁と呼ばれていたそうです。現在は大関横丁という通りはなく、バス停と交差点にその名前が残されています。周辺には昭和の雰囲気そのままのアーケード街「ジョイフル三ノ輪」や、下谷七福神の布袋尊を祀っている寿永寺などがあります。
ポイント1:尾久駅
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尾久駅は、北区昭和町にあるJR東北本線の駅です。駅周辺は広大な鉄道車庫や線路に囲まれ、鉄道ファンの方などに人気のエリアとなっています。懐かしい都電停留場をイメージしたスペースに旧型車両を展示している「都電おもいで広場」や、洋風庭園に色々な種類のバラが咲き乱れる「旧古河庭園」も徒歩圏内にあり、ランニングの後で立ち寄って一息つくのにおすすめです。
ポイント2:明治通り
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大関横丁から尾久駅までを明治通り沿いに走れば、下町情緒溢れる景色を楽しむことができます。建ち並ぶお店などに目を向け、お気に入りのスポットを見つけるのもいいかもしれませんね。
参考⇒ランニングダイエットのコツ!【効果的な頻度と時間は?】
【東京都荒川区12選】ランニングのオススメコースをご紹介!のまとめ
今回は荒川区のおすすめランニングコースをご紹介してきました。荒川区は大きな公園が多く、ランニングをするのに良い環境が整っているように思います。また、昭和の香りが色濃く残る、ノスタルジックな雰囲気が楽しめるスポットが多いのも特徴です。そんな荒川区で、気持ちの良い汗をかきながらランニングを楽しみましょう!