そうめんといえば夏というイメージがあり、手軽に食べる事もできるので人気ですが、ダイエット中に気になるにはそうめんのカロリー。そうめん自体のカロリーはそれほど高くはありませんが、ダイエット中には食べ方に注意した方が良いでしょう。
そうめんのカロリーは低いですが、ダイエット中にもおすすめなのか?夏の風物詩の1つとも言える「そうめん」。日本人の多くが、夏になると1回は口にすると言っても過言ではないのでしょうか。ところで、ダイエット中に気になるのが食品のカロリー。そうめんの場合も、口にする前にカロリーや食べ方のポイントを押さえておきたいところです。今回は、そうめんについて、詳しく見ていきましょう。
そうめんのカロリーは?
そうめんは、1束のカロリーが180kcal程度。
2束で1人前なので、そうめん1人前ではおよそ360kcalとなります。
そうめんのみを1食の食事とした場合、カロリーはそれほど高くはありません。
含まれる栄養素
そうめんに含まれるメインの栄養素は、炭水化物です。
他に、たんぱく質と食物繊維が少し含まれ、ビタミンやミネラルも微量に含まれています。
セレンとモリブデンのみ、1日の必要量を超えて含まれています。
ダイエット中にそうめんを食べる際のポイントとは?
そうめんは、精白された小麦粉を原料として作られます。
従って、食物繊維やミネラルなどの成分は大幅に失われ、糖質に偏った食品と言えます。
麺類の問題点
そうめんやうどんなどの麺類は、カロリーが低いのにダイエットに適さない食品と言われています。
その理由としては、食べるのにほとんど咀嚼を必要としない点や、食後の血糖値の上がりやすさなどが挙げられます。
特に、血糖値の上がりやすさについては、要注意です。
麺類の血糖値の上がりやすさは、これらの麺類がほとんど糖質しか含まないことに由来します。
ダイエット中にそうめんを食べる場合には、カロリーだけではなく、血糖値の上がりやすさにも注意が必要です。
ダイエット中にそうめんを食べる際のポイントとは?
とは言え、ダイエット中に絶対にそうめんを食べてはいけないというわけではありません。
食べる場合には、血糖値の上昇速度を抑える工夫をすればよいのです。
その方法としては、以下のようなものがあります。
ご飯の代わりにする
ダイエット中にそうめんを食べる場合には、そうめんを単体で食べることは避けるようにします。
おすすめの食べ方の1つとしては、主食としてごはんの代わりに食べること。
その際は、1人前の半分(1束分)のそうめんに、おかずを添えるようにしましょう。
これにより、そうめんだけを食べた場合よりも、血糖値が上がりにくくなります。
主食代わりにそうめんを食べる場合には、塩分の摂取量に注意しましょう。
めんつゆで塩分を摂るため、料理の味付けを少し控えめにするといった工夫が必要です。
野菜やたんぱく質を多く含む食品をともに摂取する
そうめんをメインに食べる場合には、食物繊維を豊富に含む野菜や、脂肪分の少ない肉を一緒に食べるようにします。
特に、水溶性食物繊維を多く含む海藻類や、オクラなどを一緒に食べることをおすすめします。
水溶性食物繊維は、水分を多く抱え込む性質を持ち、水を含むと大きく膨らみます。
さらに、粘性が高いため、消化器官をゆっくりと通過します。消化吸収速度が遅くなるため、血糖値の上昇速度も緩やかになります。
血糖値が上がるとどうしてよくないの?
食事をとると、血液中の糖の濃度は上昇します。
これは当たり前のことで、血糖値が上がること自体は問題ないのです。
しかし、血糖値が急激に上昇すると、糖の濃度を調整するホルモンである「インスリン」の分泌も急激に起こります。
インスリンが一気に働いてしまうと、血液中の糖の処理が急がれ、処理しきれなかった分を「余った糖」として脂肪細胞に送り込んでしまいます。
すると、体脂肪増加につながるため、なるべく血糖値の上昇速度はゆっくりの方がよいのです。
血糖値の上昇速度が速いとお腹が空きやすい
ダイエットの挫折の原因の1つは「空腹」です。
強い空腹感に耐え続けることは、結構つらいものです。
食後の血糖値が上がりやすい食べ物は、血糖値の下降も一気に起きます。これは、インスリンが糖の処理を急ぐためです。血液中の糖の量が一気に減ると、身体はエネルギーを欲するため、お腹が空くのです。
そうめんだけを食べてしまうと、食後の空腹感もすぐにやって来ます。
ダイエット中は、お腹が空きにくい食事を選び、無駄食いを防ぎたいところです。
そうめんのカロリーは?ダイエット中の食べ方のポイント!のまとめ
ダイエット中にそうめんを食べる場合は、そうめん単体で食べないことが基本です。また、ダイエット中ではなくても、血糖値の上下変動には注意したいところです。身体に過度の負担をかけないことが、健康と美容のための秘訣。身体の機能をしっかりと働かせてあげるためにも、必要な栄養素を、適量摂取することが大切です。糖質ばかりに偏らず、バランスのよい食生活を心がけましょう。