アイスプラントダイエットが話題!食べるだけでメタボ予防に効果的?

アイスプラント
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アイスプラントという野菜で効果的にダイエットができると話題ですが、そもそもアイスプラントとは?アイスプラントに含まれる成分やダイエット効果、おすすめの食べ方などをご紹介しておりますので、メタボが気になる方は是非チェックしてください。

アイスプラントダイエットの効果は、ポリオールと呼ばれるアイスプラントに含まれる「ミオイノシトール」と「ピニトール」が握っています。アイスプラントは、最近栽培されるようになった野菜の一つで、この野菜は見た目がユニークで、野菜自体が塩味を持つことが話題になりました。アイスプラントに含まれる成分が持つ、ダイエット効果についてご紹介します。

目次

アイスプラントとは?ほのかに塩味?

アイスプラントは、ハマミズナ科メセンブリアンテマ属の、南アフリカ原産の植物です。

アイスプラント

表皮には、塩を隔離するための細胞(塩嚢細胞:ブラッダー細胞)があり、アイスプラントの体内に侵入した塩類を隔離しています。この細胞により葉の表面が凍っているように見えるため「アイスプラント」と呼ばれています。

アイスプラント

塩嚢があるおかげで、アイスプラントは味付けをしなくてもほのかな塩味があり、そのまま食べることができます。

このアイスプラントは乾燥に強く、また耐塩性が高く、海水と同じ濃さの塩水でも水耕栽培が可能とされています。

栽培が容易で、近年は日本国内でも栽培されるようになりました。

乾燥と塩ストレスを与えて育てることで、自身を守るためにプロリンやピニトールなどの環境適合溶質を合成します。これらの成分の作用が、私たちの身体の健康を維持するのに役立ちます。

アイスプラントの成分とは?ダイエットや健康増進に寄与!

アイスプラントは、メタボリックシンドローム予防に効果が期待できるとされていますが、ダイエット効果以外の健康増進でも注目されている野菜です。

脂肪を溜めない「ミオイノシトール」、血糖値を下げる「ピニトール」

アイスプラントに含まれる成分として、特筆すべき働きをするのは「ポリオール」と呼ばれるものです。

ここで言うポリオールとは、アイスプラントに含まれる「ミオイノシトール」と「ピニトール」を指しています。

アイスプラントのダイエット効果は、この2つの成分によるところが大きく、特にピニトールは医学的に注目を集めています。

ミオイノシトールでコレステロール対策

「ミオイノシトール」は、一般に「イノシトール」と呼ばれているビタミン様物質の一つです。

ミオイノシトールには、脂肪の流れをよくし、肝臓に余分な脂肪が蓄積されるのを抑制する働きがあるとされています。

また、コレステロールの流れをよくするため、血管にコレステロールが沈着するのを防ぎ、動脈硬化の予防にも効果があると言われています。

また、ミオイノシトールは中性脂肪の増加を抑制するため、メタボリックシンドロームの予防に効果が期待できます。

不規則な食生活の人や、運動を行う習慣がない人は、是非日常的に摂取したい成分です。さらに、ミオイノシトールには、神経細胞を正常に保つ・髪を健康に保つ・便秘を改善するなどの作用があります。

ピニトールで血糖値対策

アイスプラントに含まれる「ピニトール」と呼ばれる成分は、血液中のブドウ糖のめぐりをよくする作用を持っています。

ピニトールを摂取すると血糖値が下がるため、糖尿病の合併症予防の効果が期待されています。

また、ピニトールには、血液中のブドウ糖をエネルギーに変える働きを促進する作用があるとされています。糖が速やかにエネルギーに変わるため、疲れにくくなるなどの効果が期待できる他、糖が余り体脂肪として蓄えられることを抑制する効果も期待できます。

こうした作用から、ピニトールは肥満を予防・改善するのに効果が期待できる成分とされています。

脂肪の燃焼を促す「プロリン」

プロリンとはアミノ酸の一種で、ピロリン-2-カルボン酸のことです。

プロリンは、コラーゲンの生成の際主成分となります。コラーゲンの合成を促す、表皮細胞の増殖を促進するなどの働きもあることから、美肌に効果が期待できると言われています。

肌がキレイな女性の横顔

肌の老化を予防するためにも、プロリンが不足することがないよう補う必要があります。

また、プロリンには脂肪分解酵素のリパーゼを活性化させる働きがあります。リパーゼは脂肪を分解し、エネルギーとして利用しやすくする働きがあるため、リパーゼが活性化されることで内臓脂肪や皮下脂肪を減少させることができると考えられます。

そのため、プロリンは間接的に脂肪の燃焼を促進すると言えます。

肥満の予防・改善、美肌のために是非摂取したい成分です。

ビタミン・ミネラル

アイスプラントには、他の野菜と同様ビタミン類なども豊富に含まれています。

特に、β-カロテンがレタスの3倍、カリウムがレタスの2倍含まれるとされ、その他に、ミネラルも含まれています。

β-カロテン

β-カロテンには、体内でビタミンAに変化するという性質があります。しかも、ビタミンAが不足した分だけビタミンAに変化し、その働きをします。

ビタミンAは脂溶性ビタミンで、過剰摂取に注意が必要ですが、β-カロテンがビタミンAに転じる場合には、必要量のみ作られるため、過剰摂取の心配はありません。

このβ-カロテンは、体内の活性酸素を抑制する抗酸化作用が大きく、粘膜や皮膚、免疫機能を正常に保つ働きがあります。また、活性酸素を抑制するため、活性酸素により引き起されるがんを抑制できるとも言われています。

ミネラル

アイスプラントには、ナトリウムやカリウムといったミネラルが豊富に含まれています。

ナトリウムは体液濃度の調整や血圧の維持に必要なミネラルで、真夏の熱中症対策としても摂取が推奨されます。しかし、必要以上にナトリウムを摂取した場合、むくみなどの不調を招きます。これを調整するのがカリウムです。

カリウムはナトリウムの排出に関わり、高血圧を抑制します。

また、多くの酵素を活性化させる働きがあります。その作用の結果として、便秘やむくみを改善し、身体を健やかに保ちます。

アイスプラントは、これらの他に、

  • カルシウム
  • 亜鉛
  • マンガン

など、様々なミネラルを含有しています。

クエン酸・リンゴ酸

アイスプラントに含まれるクエン酸やリンゴ酸は、疲労時に体内のクエン酸回路を活性化させ、疲労によるダメージの回復に役立ちます。

疲労は、活性酸素による酸化ストレスが細胞にダメージを与え、修復が必要となった状態を指します。肉体的な疲労の場合には筋肉の細胞が、精神的な疲労の場合には神経細胞が、それぞれダメージを受けています。これらの細胞の修復には、ATP(アデノシン三リン酸)と呼ばれるエネルギー源が必要です。

このATPを産生するのがクエン酸回路なのです。

クエン酸やリンゴ酸は、クエン酸回路を活性化させ、疲労回復に必要なエネルギーを効率よく生み出します。クエン酸回路は常に働いているため、クエン酸やリンゴ酸を常時摂取することにより、この回路が効率的に作用し、疲れにくくなることが期待できます。

ガッツポーズする女性

アイスプラントを食べる時も、一度にたくさん食べるのではなく、こまめに摂取することで疲労回復作用が高まることが期待できます。小腹が空いた時などにアイスプラントをつまむことは、体内のエネルギー産生を高めるためにもよいかもしれませんね。

ダイエットを促進のために食事に取り入れよう!

血糖値を下げ、脂肪燃焼効果を高めるアイスプラントを、毎日の食生活の中に取り入れてみましょう。

これにより、ダイエット効果が高まることが期待できます。

アイスプラントを洗う際は、水でさっとすすぐ程度にとどめ、表面の塩嚢を洗い流してしまわないように注意します。

塩嚢にはミネラルなどが多く含まれていますので、そのまま食べるようにしましょう。

また、カットする場合は、洗った後にしましょう。

皿の上にアイスプラント

アイスプラントをカットしてから水洗いすると、切り口から成分が流れてしまいます。

スナック代わりに食べる

アイスプラントダイエットは、特別に何かをするのではなく、アイスプラントを食べることでメタボリックシンドロームなどを予防する方法です。

腹部周りを計測する男性

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アイスプラントにはもともと塩味があるため、普段間食をする習慣がある場合には、スナック代わりに食べるのもよいでしょう。アイスプラント自体はとても低カロリーですので、間食として食べても太る心配はありません。

そのまま食べても、料理に用いてもOK

アイスプラントの食べ方は様々ですが、サラダに入れたり、そのまま食べるだけでなく、薬味として刻んで使う人もいるようです。

ミニトマトとアイスプラント

また、生春巻きに他の具材とともに巻く、てんぷらにする、といった食べ方もおすすめです。

お酒を飲む人は、高カロリーのおつまみをアイスプラントに変えるのもよいでしょう。チーズとも相性がよいため、ワインのおともにもおすすめです。

なるべく早く消費する

スーパーなどで購入したアイスプラントを保存する場合は、ビニール袋などに入れ、冷蔵庫の野菜室で保存するようにしましょう。

通常4~5日は保存可能ですが、長期にわたり冷蔵庫に入れておくと食感が損なわれます。

アイスプラントは、できるだけ早く食べきるのがおすすめです。

水耕栽培で育てられています

日本におけるアイスプラント栽培は、水耕栽培で行われています。

水耕栽培を行う理由としては、土で栽培を行うと、土中のカドミウムなどの物質を取り込みやすく、食用に適さないためです。

畑にあるアイスプラント

アイスプラントは家庭でも栽培することができます。

専用の栽培キットなども販売されていますので、トライしてみるのもよいかもしれません。

自宅で水耕栽培を行う場合には、ミネラルウォーターなどを用いて栽培し、収穫の1週間ほど前に食塩を栽培に用いる水に添加するのがおすすめです。これにより、葉の表皮の塩嚢細胞が食塩を取り込み、食べた時に塩味を感じられる葉となります。

また、食塩水で育てるストレスにより、ダイエットに有効な成分が合成されるため、アイスプラントのダイエット効果を期待する場合には、塩の添加は必須です。

発芽には、種をまいてから5~15日程度の日数が必要で、発育もまちまちです。暑い季節には発芽率が落ちます。

また、発芽率は4割ほどと低いのも特徴です。

1本の苗から大きく枝が出て、たくさんの葉ができます。水耕栽培で育てた野菜は、雑味がなく、食べやすいのが特徴です。

ピニトールのサプリメントもおすすめ

アイスプラントに含まれる成分である、ピニトールのサプリメントも販売されています。

サプリメントを持つ女性

ピニトールには血糖値を下げる作用があるとされますが、血液中のブドウ糖濃度が下がることは、体脂肪の蓄積を抑制することにつながります。

体内に取り込んだ糖は、本来エネルギーとして利用されますが、余った分は脂肪として蓄積されます。

日ごろ糖分が多く含まれる食品を好む人、糖質をがまんできない人は、サプリメントにより血糖値の上昇を抑制し、体脂肪の増加を予防するのもおすすめです。

アイスプラントダイエットが話題!食べるだけでメタボ予防に効果的?のまとめ

肥満の予防・改善に有効な成分が含まれるアイスプラントは、ダイエットを行う人に是非おすすめしたい野菜です。水耕栽培で育てられるため、クリーンな環境で育つこともおすすめポイントの一つです。スナック代わりに、サラダや料理に加え毎日の食事にプラスして、アイスプラントを食べることを習慣づけることで、美容と健康を増進しましょう。

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