顔のむくみの原因は塩分の取りすぎやアルコールによって起こります。特に朝起きた時に顔がむくんでいることが多くありますが、即効で解消するためにはどのような方法が効果的なのでしょうか?
顔のむくみを即効で解消したい時ってありませんか?深酒や塩分の取りすぎなどで顔がパンパンにむくんでしまった時には、マッサージや足湯などがおすすめです。アルコールなどはむくみやすいのでご注意ください。
顔のむくみを即効で解消するには?
『朝起きたら顔がパンパン』『まぶたが重たくて目が小さく見える』なんて経験ありませんか?
これはすべて『顔のむくみ』によるものです。
では、顔がむくんでしまった時はどうしたら良いでしょうか。ここでは、できるだけ『即効性』の高い解消法をご紹介したいと思います。
足湯
40℃くらいのお湯を洗面器に張り、体が温まったと感じるまで足湯をしましょう。
シャワーよりも簡単に短時間で体を温めることが出来ますし、目も覚めますよ。体が温まってくると顔もスッキリしてきます。
『くちゃくちゃぱっ』のポーズ
顔ヨガのポーズの1つでもある『くちゃくちゃぱっ』のポーズです。
顔を、これでもか!というくらいくちゃくちゃにして、ぱっと全てを見開きます。
びっくりしたときのイメージで、目も大きく開きましょう。
くちゃくちゃにしている時間はおよそ10秒ほど、その時は息をしゅーっと吐ききるようにします。
顔の筋肉が緊張→緩和することで筋肉が活性化し、血流を良くする働きがあります。
顔のむくみをマッサージで解消するには?
顔に限ってではありませんが、むくみにはリンパマッサージが効果的です。
むくみは、リンパの流れが滞ることで起こるので、リンパの流れを良くしてあげましょう。
まず、左側のリンパ節(左の鎖骨のくぼみ)に手をあて、外側から中心に向かってさすります。このとき、くぼみの中にゴリゴリした塊があったら、リンパが滞っている証拠です。無理にほぐそうとせず、優しくマッサージしましょう。
次に、指3本を口角にあて、口角→鼻→目の下→耳の下→鎖骨と大きめの円を描くようにマッサージします。
頬の内側から外側へ、こちらも円を描くようにします。
最後に、額を引き上げ、こめかみ→耳の下→首へとマッサージします。
これを1サイクルとして、3サイクルくらい繰り返しましょう。
毎日繰り返すことで、血流が良くなり、次第にむくみにくくなっていきます。
このようなリンパマッサージは、『むくんでいる時』だけでなく、『日常的』に行うことで、より効果が実感できると思います。
効果的なツボは?
顔のむくみを解消する方法の1つとして『ツボ押し』があります。
むくみは、血流が悪くなること、塩分を摂りすぎていること、などが原因で起こります。
人の体には、実にいろいろな『ツボ』が存在しています。
直接むくみに効くツボ以外にも、内臓などに働きかけるツボもむくみに効果的だとされています。特に、塩分を外へ出すためには腎臓の働きが必要不可欠です。腎臓の働きを活性化させるツボも含めて、顔のむくみに効果的なツボをいくつか紹介します。
- 天柱(てんちゅう)
腎臓機能を活性化する働きがあります。髪の毛の生え際、後頭部の骨にぶつかったところにあります。- 曲池(きょくち)
消化器機能を活性化する働きがあります。肘を曲げたときに出来るシワの先端、くぼみの部分にあります。- 太陽(たいよう)
こちらも消化器機能を活性化するツボです。こめかみの中央にあります。- 地倉(ちそう)
顔のむくみや、くすみに効果のあるツボです。口角の外側にあります。
ツボは、強く押せば効果が出るわけではありません。気持ちいいと感じる程度の強さで押しましょう。
顔のむくみの原因は?
むくみの原因は、主に、
- 血行が悪い
- 運動不足
- ストレス
- 過労
- 寝不足
- 不規則な生活
- 塩分の摂りすぎ
- 昨夜のアルコール
などがありますが、『顔のむくみ』の場合はアルコールが原因のことが多いです。
飲み会の翌日に顔がパンパン…なんてこと、よくありませんか?
これは、昨夜摂取したアルコールのせいで血中のアルコール濃度が上がり、血管が拡張されてしまいます。
そのため水分処理が間に合わず、処理されなかった水分が体内に残る=むくむ、というわけです。
飲み会の席ではアルコールだけでなく、おつまみも出ますね。
たいていのおつまみは、枝豆やスナック菓子などしょっぱいものが多く、塩分も高いです。塩分の摂りすぎは直接むくみに繋がりますから、飲み会の際はアルコールだけでなくおつまみにも注意が必要です。
普通、体内の水分や塩分は重力によって下へ下へといきます。
つまり、起きている間は顔がむくむことはあまりありません。顔がむくむのは主に『就寝中』です。
つまり、飲み会のときも寝る前に軽い運動をしたり、家事をこなすだけで水分は体の下へ下がっていくので、翌朝の顔のむくみを防ぐことが出来るのです。
病気はある?
顔のむくみも、例えば飲み会の翌日など『一過性』のものなら、そんなに心配はいりません。注意が必要なのは、『慢性的に顔がむくむ』ことです。
顔だけでなく、手や足など他の部分のむくみも要注意です。
慢性的にむくむがある場合、内臓疾患や栄養障害、血管障害などの疑いがあります。
特に、顔のむくみの他に尿が少なくなるなどの症状を併用しているときは、『ネフローゼ症候群』や『急性糸球体腎炎』などの可能性があります。このほかにも、『むくみ』が症状として出る病気には『甲状腺機能低下症』『クッシング症候群』『静脈瘤』などがあります。
これらの病気が原因で顔がむくんでいる場合、いくらマッサージやツボ押しなどをしても、むくみが改善されることはありません。一時的にむくみが解消されたとしても、根本的な原因である病気の治療をしない限り、むくみがなくなることはありません。
内臓疾患や血管障害は、放っておけば治るものではありません。
適切な治療を受けないと、最悪の場合はいのちに関わることもあります。慢性的にむくみがある場合は、一度医療機関を受診したほうがいいと思います。
食べ物で解消するには?
むくみは、食生活を改善することで解消することが出来ます。
むくみの予防に効果的な食べ物は、カリウム・クエン酸・ビタミンEを豊富に含むものです。
カリウムは、むくみの大敵である『塩分』を体外に排出する役割があります。カリウムを多く含む食品は、じゃがいも、さつまいも、キノコ類、ほうれん草、玄米、海藻類、ナッツ、豆類、バナナ、りんご、キウイ、スイカなどがあります。
参考⇒ほうれん草ダイエットはおひたしやスムージーで!【効果はどう?】
クエン酸には、疲労回復効果や代謝をスムーズにする働きがあります。グレープフルーツなどの柑橘類、トマト、梅干しなどに多く含まれます。
ビタミンEは血流促進の効果があります。かぼちゃ、モロヘイヤ、アーモンド、松の実などに含まれています。
参考⇒アーモンドダイエットはカロリー大丈夫?【効果の口コミは】
その他たんぱく質を多く摂るようにし、塩分を控えるようにします。
バランスの良い食生活は、むくみだけでなく色々な病気を予防するにも効果的です。塩分を控えることは健康面でも良いことですから、意識してみると良いと思います。
顔のむくみを即効で解消したい!【効果的なマッサージは?】のまとめ
顔はすぐにむくんでしまう場所なので、「明日はデート!!」という時にはむくまないように予防することがもっとも重要です。