小豆の煮汁を飲むだけで痩せた!小豆水ダイエットの効果とは?

近年、韓国や台湾のアイドルや女優が牽引してブームになっている小豆水ダイエットは、日本人にもおなじみの小豆の煮汁を飲むことで豊富なポリフェノールや食物繊維を摂取して、体内のバランスを整えるダイエットです。

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水筒に入れて持ち運びが可能な手軽さがウケ、現在、若者から絶大な人気を集めています。本記事では、小豆の特性を再確認しつつ、小豆水ダイエットの効果について具体的に紹介していきます。

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小豆水とは?

小豆水とはその名の通り、小豆を煮出した水のことです。この「小豆水」でダイエットを行った韓国や台湾の人気アイドルや女優のスラリとしたスタイルから、「痩せすぎ注意!」と言われるほど!

現在、韓国の若い世代で人気急上昇のダイエット法なのです。

日本ではまだそこまで知名度のあるダイエット方法ではありませんが、「小豆」それ自体は私たち日本人も良く知っているとてもなじみ深い食材です。

小豆といえばなんといっても「赤飯」です。昔からお祝いの席などで必ず出され、もち米との取り合わせが絶妙で、ササッとごま塩をかけて食べるのがこれまた美味しいんですよね。

じつは、こうしたお祝いの席に小豆が使われるのは、昔から日本で小豆が「魔除け」の力があると信じられていたからなのです。中国でも、まじないに使われていたといいます。

小豆の「赤色」は人間に「生命力」を与える「太陽」の象徴であり、一方では、悪霊を退ける「火」のイメージと結びつけられていたのです。

そんな素晴らしい食材の小豆を使った小豆水には、果たしてどんな効能があるのでしょうか?

そのヒントは、これまで日本人がどのように小豆を利用していたのかという歴史にあります。

小豆の歴史

日本で小豆の存在がすでに言及されている文献を探ると、なんとすでに小豆は『古事記』や『日本書記』にも登場しているのです。小豆は日本神話と共にあったといえますね!

そう考えると、なんだかとってもありがた~い食材のように思えてきます。

いまでこそ小豆は和食や和菓子に用いられる食材ですが、いまお話したように、魔除けなどの呪術的意味合いが強かった昔は、食材というよりも「薬」として主に活躍していたといいます。いわゆる「民間療法」というやつですね。

そしてさらに興味深いのは、今回の記事の主題である「小豆水ダイエット」と同じように、昔の人々もまた、小豆の煮汁をさまざまなことに利用していたということです。

二日酔い薬に使ったり、それこそ、便秘改善にも用いられたといいます。こうした小豆の煮汁(小豆水)の利用方法は、現代の科学的見地からみても、かなり理にかなったものであると評されています。

いやはや、先人の知恵はほんとうに素晴らしいですね。科学的に解析されていないのに、当時の人々は小豆のなんたるかを経験で知っていたのです。

気になる小豆水の効果は?

それでは、気になる小豆の煮汁(小豆水)の効果をみていきましょう。効果については、概して以下のようにまとめられます。

「小豆の栄養成分は大豆と異なり,炭水化物量が多いのが特徴であるが,さらに近年では食物繊維,サポニン,ポリフェノールなどの生理的な作用を有する成分が発見され,抗菌性溶血作用,抗炎症作用,脂質代謝改善作用,および抗酸化作用などの機能性が注目されている.特に,ラフィノースファミリーのガラクトオリゴ糖は大豆など豆類に多く含まれ, 腸内のビフィズス菌の増殖促進物質として知られている.また,このことはこれらオリゴ糖を摂取することによりプロバイオティクス効果(有用菌の増加,免疫賦活作用,発ガン物質の吸着・除去,コレステロール低下作用,便秘予防など)を高めることも明らかにされている」

論文『新品種を含む小豆の一般成分および機能性ガラクトオリゴ糖含有量』

それでは、具体的な効果を見てみましょう!

利尿作用とむくみの軽減

人の身体は水に溶ける老廃物を尿として排出しますが、この老廃物の排泄作用はデトックス作用とも呼ばれますね。

女性のお悩みの一つに「むくみ」がありますが、このむくみは余分な老廃物や水分が体内に滞っている状態のことを言います。

小豆に豊富に含まれるサポニンとカリウムには、老廃物や余分な水分を身体の外へ排泄してくれる高い利尿作用が認められています。

こう考えると、K-POPアイドルの美脚の秘密は小豆水にあるかもしれないですね。尿の排出はすなわち毒素の排出!小豆水のデトックス効果はあなどれません。

血液サラサラ効果

小豆水には「血中中性脂肪を低減させる効果」や「コレステロール抑制効果」があります。

血中中性脂肪とコレステロールが増えすぎるのが脂質異常症ですが、これは心筋梗塞や脳出血、脳梗塞などのリスクを高める動脈硬化の最大の原因なのです。

高脂血症の血液は「高脂」という漢字からも、いかにもドロドロしていそうですよね?

このドロドロ血液をサラサラにしてくれるのが、小豆水の「血中中性脂肪を低減させる効果」と「コレステロール抑制効果」なのです。

ワインをしのぐポリフェノールでアンチエイジング効果!

「自然がうみだした化学物質」とも言われるポリフェノール。これには抗酸化作用が強く含まれており、動脈硬化抑制やアンチエイジング効果が見込めます。

ポリフェノールを含む飲み物で思いつくのは「ワイン」という方も多いと思いますが、じつは小豆水には、ワインをしのぐポリフェノールが含まれているのです。

赤ワイン100gに含まれるポリフェノールは300mgですが、小豆水は100gに対して460mg!赤ワインのおよそ1.5倍のポリフェノール含有量であることがわかります。

さらに小豆水にはアルコールは含まれていません。お酒が苦手な方でも安心して飲めるのはありがたいですね!もともとポリフェノールは水に溶けやすい性質ですので、小豆の煮汁を飲むことで簡単に摂取できます。

ただし、ポリフェノールの効果は長期間維持できるものではないので、豆だけにマメに採り続けるのがポイントです。

糖質・脂質の吸収抑制効果

小豆にはビタミンB1、B2が豊富に含まれています。太ってしまう大きな原因は、糖質や脂質というのはみなさんご存知ですよね?

このビタミンB1とB2は糖質・脂質を分解し、エネルギーに変えてくれる大切な栄養素なのです。

この働きは代謝と呼ばれるものですね。このビタミンB1、B2の体内での働きこそが、糖質・脂質の吸収抑制効果なのです。

このビタミンB1、B2は水溶性のビタミンなので、小豆水ならば無駄なく摂りいれることができますね!

食物繊維で腸内環境改善と便秘解消

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「肥満やその原因となる高脂肪低食物繊維の欧米型食生活は,腸の透過性を亢進したり,炎症を誘発しやすい腸内細菌叢組成に変化させることが明らかとなり,糖尿病や動脈硬化症などの炎症性疾患につながることが示唆された.したがって体に有益な 腸内細菌叢組成を養生するためには,プレバイオティクスやプロバイオティクスだけでなく,低脂肪で食物繊維が豊富な食事を摂取することが重要であることが明らか となった.」

論文『食事がヒトの腸内細菌叢組成と生活習慣病に及ぼす影響』

このように、腸内環境の良し悪しが人の健康状態に大きな影響を及ぼすことが研究によって明らかにされています。良好な腸内環境を維持するには食物繊維の摂取が大切なんですね。

また、食物繊維が便秘予防・解消に効果的なのは皆さんもご存知の通り!

小豆水にはこの食物繊維が豊富に含まれているので、腸内環境を整えつつ便秘も改善できるという、なんとも贅沢なダブルの効果を期待できるのです。

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小豆水の作り方は?

ここで、小豆水ダイエットに使う煮汁の簡単な作り方をご紹介します。

下準備として小豆は綺麗に洗っておきましょう。小豆の種類に指定はありませんので、スーパー等で売っていいる普通のもので大丈夫です。

では手順を説明します。

1. お鍋に小豆と水を1:4の割合で入れて、沸騰するまで煮ます。

2. 沸騰してから3分程茹でます。この茹で汁は捨てるようにして下さい。

3. 再び1の時の分量で茹で始めます。

4. 弱火~中火でじっくりと、途中でさし水をしながら小豆が柔らかくなるまで煮ていきます。

5. 煮終わったら小豆はザルに上げてしっかり水を切りましょう。

煮汁はこれで完成です。この煮汁を冷ませば小豆汁の出来上がり!

少し多めに作っておいて2~3日分冷蔵庫に保存しておくのも手軽でオススメです。

茹でた小豆は間違っても捨てないようにして下さい。小豆自体にもまだまだ栄養はありますので、食事の際の一品として食べるようにしましょう。

小豆を使ったレシピは結構多いので、ご飯やおつまみ等にオススメです。

小豆水ダイエットのポイント

飲むだけで実践になる小豆水ダイエットですが、摂り入れる際の注意点はないのでしょうか?できればその効果を最大限発揮してもらいたいものです。

ポイントを見てみましょう。

食前に飲むのがもっとも効果的

小豆水を飲む時間やタイミングは決まっていませんが、一番オススメなのは食前に飲むという方法です。

その理由は小豆には食欲を抑えてくれる効果があるからです。食前に小豆の煮汁を飲めば食べ過ぎを抑えてくれるのはおわかりですね!

1日に150~300mlの摂取が目安

身体に良いことが分かったので、たくさん飲んでも大丈夫では?と思われる方がいらっしゃるかもしれません。

でも、先ほども触れたように、小豆水には豊富な食物繊維が含まれていますね。そう、飲み過ぎるとお腹が緩くなる危険性があるのです。

ということで、1日に飲む量は150~300mlを目安にしておきましょう!

煮汁を水筒に入れて持ち歩くのもヨシ

食前に飲むのが効果的、というお話をしましたが、全てを食事前に飲むのはもったいない!

小豆水に豊富に含まれる栄養素に「ポリフェノール」がありますね?このポリフェノールには残念なことに効果の持続性がないのです。

ポリフェノールの抗酸化作用・アンチエイジング効果を期待したいのであれば、少しずつ摂り入れるのがポイント!

水筒に入れて持ち歩くのをポイントに挙げた理由はここにあるのです!

気になる口コミは?

よいこと尽くめの小豆水ダイエットですが、実際の口コミも気になりますよね?まだまだ日本では認知度も低いダイエット方法ですが口コミは徐々に増えていっています。

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残念ながら、良い口コミばかりではなく、悪い口コミも寄せられています。

とはいえ、小豆水ダイエットの場合は悪い口コミと言っても何か悪影響があったり太ってしまったといったような意味の口コミではありません。

どちらかと言うと、煮汁の味がどうしても口に合わず止めてしまったという、味覚の問題がほとんどです。

もちろん、体重の減量に成功したという良い口コミが数多く寄せられています。

1ヶ月続けて2kg体重が減ったという方や、日常的に続けて少しずつ痩せてきているという方もいらっしゃいます。

ペースは人それぞれ、個人差があるのはむしろ当然というべきでしょうね。

1ヶ月で2kgはとても良いペースです。とても健康的なダイエット方法といえますね。

小豆水の最大のポイントはデトックス効果と便秘改善効果を同時に期待できるという点です。まさにダイエットのお供ですね。水筒に入れて持ち歩けばいつでもどこでも手軽に飲むことができるので、この方法もおすすめしますよ!

記事の作成にあたっては、記事中に触れた論文の他に、以下の論文と書籍、サイトを参考にいたしました。

あいち産業科学技術総合センター研究報告2014

『小豆煮汁に含まれるタンパク質のリン酸カルシウムによる効率的回収技術の開発と回収タンパク質の活用』

日本食品化学工学会誌 53巻(2006)7号

『小豆ポリフェノールの生体抗酸化活性と肝臓保護作用』

参考図書

『「あずき」のチカラはこんなにすごい!』(KKロングセラーズ, 著:加藤淳)

井村屋公式サイト あずきのはなし

「あずきについて――便秘やガン予防に」

研究成果情報 北海道農業研究成果情報

「小豆ポリフェノールの生理調節機能とその変動要因」

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