基礎代謝は筋肉量が落ちてくると下がってしまいますが、基礎代謝を下げずにダイエットするにはどのような方法が効果的でしょうか?筋トレをしながら脂肪だけを燃焼させるダイエットができれば基礎代謝を維持できます。
基礎代謝を下げずにダイエットする方法は、カロリー制限をしながら筋トレを効果的に行うことが大切です。ダイエットといえば有酸素運動というイメージがありますが、筋肉が減ってしまうこともありますので、基礎代謝を下げることなく痩せるには筋トレの方がおすすめです。
どのように痩せるかというところがポイントで、ダイエットの方法が変わってきます。
基礎代謝が下がる原因は?
健康やダイエットについて調べている時によく見かける基礎代謝というもの。
基礎代謝とは特別に運動をしていなくても、心臓を動かしていたり呼吸をしていたりと生きていくために必要な最低限のエネルギーの事です。
体温を保つという事も基礎代謝に含まれていますし、他にも体の中の色々な事に必要なものです。最低限のエネルギーと言えど一日の消費エネルギーの中の70%以上は基礎代謝が占めている程なのです。
そんな基礎代謝が下げる原因とは一体どのようなものがあるでしょう。
原因はいくつかあるので簡単に分けながら説明しますね。
まず、
- 便秘体質
- 汗を殆どかかない
- トイレの回数が少ない。一日5回以下。
こういった症状が思い当たる方は、老廃物を排泄する力が弱まっている証拠です。
次に、
- 冷え症体質
- 生理が不順になりやすい
これは女性に多い症状なのですが、血液の流れが滞っている可能性があります。
最後に、
- 薬をよく服用する
- 花粉等のなんらかのアレルギーを持っている
こういった場合は体の免疫力が下がってしまっています。
この様に基礎代謝が下がってしまう原因というのは様々ですので、それだけ簡単に基礎代謝は下がりやすいという事でもあります。
基礎代謝が下がるのは年齢は?
基礎代謝は年齢と共に段々と下がってきてしまいます。
10代、20代といった括りで下がっていくというよりは、10代であろうと毎年少しずつ下がっていくものなのです。
例えば12歳の基礎体温は10歳の頃よりも当然下がっています。なので基礎代謝が下がる年齢というのが決まっているわけではありません。
そして意外かもしれませんが、成人よりも10代前半から後半にかけてが一番基礎代謝の下降が大きくあります。50代以上になると、病気や偏った生活習慣ではない限りは基礎代謝は極端に下がったり上がったりする事はありません。
基礎代謝自体は確かに年齢も関係しているのですが、一番は体重と体の組織によって変わってきます。
一番基礎代謝が高めな身体というのは、筋肉質である方です。
それを踏まえると、どちらかというと女性というよりは男性の方が代謝は良いとされています。
なので基礎代謝を上げたいという場合は、筋肉を付けて体重を増やすというのが一番となります。筋肉をつければ体型を維持しつつ体重だけは自然と増やす事が出来るのでオススメです。
ランニングは効果的なの?
ダイエットをしている方は積極的にランニングを取り入れる方がいますね。脂肪を燃焼するには最適な方法です。
ランニングは基礎代謝を上げて痩せやすい体にする方法ではないので、基礎代謝を上げたい場合は筋肉量を上げる事を目的とした方が良いです。
その場合はランニングのような有酸素運動よりは、無酸素運動と言われている筋トレが一番なので、ただ単純に基礎代謝を上げたいという場合は家で筋肉に効くようなストレッチをする事が一番です。
腹筋や背筋、柔軟やスクワットといったものが良いですね。
ダイエット目的で基礎代謝を上げたいという場合は、家で筋トレを軽くしながら基礎代謝を上げつつ、ランニングで脂肪を燃焼させるという方法が一番リバウンドの少ないダイエットになるでしょう。
冬は基礎代謝が下がる?
基礎代謝は身体を冷やすと下がってしまうイメージですよね。
確かに冷え症は基礎代謝が下がっている証拠でもあります。
しかし、意外と冬は基礎代謝が下がるという事はありません。どちらかというと実は夏の方が基礎代謝は下がりやすいのです。本当に意外ですよね。
なぜ冬の方が基礎代謝が高くなるのかというと、寒いからこそ人間の身体は体温を一定に保とうとするため基礎代謝が高くなりやすいのです。
逆に夏に基礎代謝が落ちやすい理由は、気温が高いからこそあまり体温を保つためのエネルギーを使わなくて良いというのが理由にあります。
しかし、冬は基礎代謝が良いわりに全然痩せないどころか太る、という方も多いと思います。
わかりやすい例で正月太りというやつでしょうか。
これは冬は寒くてあまり外に出たくならないといういわゆる運動不足や、年末年始の暴飲暴食が影響しているため太りやすくなっているという事になります。
言い換えればしっかり運動と食事を適切に取れていれば一番痩せやすい季節ということです。
痩せると下がる?
基礎代謝が高いと痩せやすい体になると言われていますが、いざ体重が減ると基礎代謝はどうしても下がってしまいます。
これは矛盾しているようで矛盾していない仕組みなのですが、基礎代謝は体重と筋肉量が関係しています。なのでただ単純に体重を減らしてしまうと基礎代謝が下がってしまいますし、その上で食事量が痩せる前と同じ量だとすぐにリバウンドのしやすい身体となってしまいます。
基礎代謝を下げずに痩せたいという場合は、しっかりと筋トレを取り入れる事が大切になります。これはジムに通えというような極端な事ではなく、家で寝る前等に最低10分は腹筋やスクワット等の筋トレをするようにするくらいで良いのです。
それにプラスして運動や食生活の改善でダイエットを行っていくと、体重自体はあまり変化しませんが体型は引き締まって基礎代謝も高くなるのです。
これが一番リバウンドを防げて結果として健康的なダイエットと言えるでしょう。しかし、体重は逆に増える可能性があるのでそこだけは忘れないようにしましょう。
ダイエットというのは体重を減らすものではありません。
体型をすらっと引き締まった体にする事です。
なので体重だけにこだわって痩せようとするのはただやつれた体になるだけなので止めておきましょう。
基礎代謝を下げないダイエット方法は?
基礎代謝を下げないダイエット方法は先にも少しお話したように、筋肉をつけて身体を引き締める事を目標としたダイエット方法です。
簡単にいえば、筋肉を落とさずに贅肉だけを落とす方法です。
食事や有酸素運動だけのダイエットは確かに痩せやすいですが、リバウンドの可能性も高くただ体重だけが減って不健康な体型になりかねません。
それが無理なダイエットだった場合には体調を崩して日常生活に支障が出てしまう事もあります。
そこで基礎代謝を下げずに綺麗な体型を作るダイエット方法を行っていきましょう。
方法は筋トレとランニング等の運動を組み合わせて行うもので、もちろん食事は野菜を中心としたバランスの取れたものが望ましいです。
筋肉量を増やすというのは基礎代謝を高める事に繋がる大切な事です。筋肉をつけて余分な脂肪を無くすというのが基礎代謝を下げないダイエット方法なので、筋肉を作るためのタンパク質もしっかり摂るようにしましょう。
おすすめはムネ肉やささみといった低カロリーで高タンパク質な食材です。
また筋トレと一緒に取り入れる運動は有酸素運動と呼ばれるものが望ましいので、ランニングやジョギング、水泳等がオススメです。
これをしっかり両方取り入れる事で、体重の数値は増えてしまいますが、余分な脂肪は落ちるため身体は引き締まり、周りからも痩せたと言われる機会が多くなることでしょう。
基礎代謝を下げずにダイエットする方法は?筋トレが効果的!のまとめ
人間の体でもっとも大きな筋肉の場所は太ももなので、スクワットなどで太ももの筋肉を鍛えると、基礎代謝を落とさずダイエットできます。