17日間ダイエットの方法とは?ダイエットの方法にはさまざまな手法がありますが、その中のひとつに「17日間ダイエット」があります。ダイエットはできるだけ早く成果が表れた方が、モチベーションも高くなるでしょう。17日間ダイエットは、名前からしてもその期待を叶えてくれそうな方法のように感じられます。このダイエット法はどのような方法なのか紹介をします。
17日間ダイエットの方法とは?
17日ダイエットとは、アメリカの医師であるマイケル・R・モレノ氏が考案し、提唱したダイエット法です。具体的なダイエットの方法や基本ルールは以下のとおりです。
4つのサイクルによりダイエットを実現
17日間ダイエットの最大の特徴として、17日に区切られたサイクルを4つ設けて行っていくことが挙げられます。
- 促進期(17日間)
- 活性期(17日間)
- 確立期(17日間)
- 達成期(無期限)
1日に水を2L飲む
水を飲むことで、代謝を活発にします。
特に朝はレモン水をコップに1杯分飲むようにします。
ただし、お茶、ジュース、コーヒーなどの飲み物は2Lの中には計算しません。
食事は摂取内容を考え、腹八分目にする
各サイクルで食べて良いとされている食事なら自由に食べられますが、分量として腹八分目と決められています。
ダイエットの基本は、「必要以上に食べない」ことです。
中でもとくにごはんやパン、麺類などの「炭水化物を控える」ことが、17日間ダイエットの大きな特徴といえるでしょう。
また、アルコールは利尿作用が働き、体内の水分を排出してしまう上、糖分が豊富なので、控えなければなりません。
逆に、ヨーグルトや納豆などの発酵食品や、糖質の含有量が少ない野菜などは、積極的に摂取することが推奨されています。
有酸素運動を行う
有酸素運動を行えば、ダイエット効果も出やすいというメリットがあります。
1日に17分間程度でも良いとされています(17日間ダイエットだから?)。
運動の経験があまりない方もウォーキングや軽くジョギングをする程度でも始めることができるでしょう。とにかく無理をしない運動が良いとされています。
17日間ダイエットの食事方法は?
17日間ダイエットの肝の部分になりますが、17日間ダイエット法では、それぞれのサイクル期間で食べて良いとされる食品が決められています。それを以下に述べます。
《サイクル1》促進期の食事
17日間ダイエットでは最も減量が期待できる期間となります。促進期では、糖質をしっかりと制限をして、痩せやすい体質にしていきます。
- 野菜
- 脂質分の低いタンパク質(鶏むね肉・玉子・鮭など)
- 発酵食品
- 良質な油(オリーブオイル・亜麻仁油など)
- 糖分が少ない果物(りんご・ベリー類など)
食べるのを避けた方が良い食べ物は、以下のとおりです。
・炭水化物を豊富に含む食品
・牛肉・豚肉・鶏もも肉
・糖質分の多い野菜や果物(ニンジン・じゃがいも・バナナなど)
食べるものに制限の多い期間ですが、これを守って、目標とする体重をいきなり達成する人もいます。
《サイクル2》活性期の食事
促進期ではかなり制限を加えて食事を行ってきましたが、それが続きすぎると、体の代謝が落ちてしまい、逆に痩せにくい体になってしまいます。そこで、活性期では食べるものを増やして代謝をアップさせます。
- 促進期のメニュー全て
- 牛肉・豚肉・鶏もも肉
- 穀物(玄米・オートミールなど)
- 豆類(大豆、いんげん、えんどう豆など)
- 糖質を含む食品(じゃがいも、かぼちゃ、とうもろこしなど)
白米などの穀物や麺類は、まだ食べることが認められていません。また、糖質を含むものはできるだけ日中に食べることが推奨されています。
ベストな方法は、活性期のメニューと促進期のメニューを1日交代で取り入れることでしょう。
《サイクル3》確立期の食事
確立期では、活性期で落ちた体重を安定させます。この段階ではかなりの食品を食べることが可能です。
- 促進期・活性期の食品
- 穀物類(米・パン・麺類全般・シリアルなど)
- タンパク質(ハム・ソーセージ・ベーコンなど)
- 野菜(アボカド・かぼちゃなど)
- 果物(バナナ・マンゴーなど)
- 乳製品(チーズ・牛乳・豆乳など)
- 海藻
野菜は何でも食べて良いですが、タンパク質は少なめにします。
また、間食やアルコール(少量)もOKとなります。
《サイクル4》達成期の食事
今までのサイクルによって体重を落とすことができたでしょう。達成期では、その体重をずっと維持していきます。
- 月曜日朝食から金曜日昼食までの食事
好きなサイクルの食事ができます。 - 金曜日夕食から日曜日夕食までの食事
サイクルに関係なく、何を食べても良いです。
17日間ダイエットのメリット
17日間ダイエットの方法は以上のとおりです。食べる内容を制限しながら体づくりを行っていく方法です。
17日間ダイエットのメリットはどこにあるかについて説明します。
割と早く減量できる
17日間ダイエットは4つのサイクルに分かれていますが、最も減量しやすいのが最初のサイクルであることがほとんどです。つまり、始めてから半月ほどで体重に変化が起こります。
その原因は炭水化物の制限が最も大きいといえます。
食べるものを制限していくうちに、目に見える形で数字が変化することで、モチベーションを高め、さらに続きをこなしていけます。
空腹感によるストレスが少ない
17日間ダイエットは、そのサイクルで食べられるものであれば、何でも自由に食べられます。
ですから、極端に食べるものを制限するダイエット法よりも辛さは軽いといえるでしょう。
とくに野菜は多めに摂取しても良いです。ただし、どの食品であれ食べ過ぎるのは逆効果です。
リバウンドしにくい
17日間ダイエットではリバウンドが起こりにくいといわれています。
それは体重を十分落としてから、ゆっくりと食べられるものを増やしていくことで、緩やかに体を造っていくからです。また、食事に併せて有酸素運動も行うため、栄養の摂取のしすぎや貯めすぎを防いでいます。
特別なものは必要ない
17日間ダイエットでは、痩せるために必要な道具などを購入する必要はありません。
財布にも優しく、道具で家の場所を取るようなこともありません。
健康的で、肌がきれいになりやすい
食品を制限するにせよ、野菜などのビタミンやミネラルは積極的に摂ることが勧められており、無理をしてげっそりと痩せるような方法ではないため、健康的にかつ体に必要な栄養素を摂取しながら痩せることができます。肌もつやを保ったまま減量できるので、女性には嬉しいダイエット法といえるでしょう。
17日間ダイエットの注意点
魅力的な点の多い17日間ダイエットですが、それを行うにあたっていくつかの注意点があります。
食事のルールはきちんと守る
17日間ダイエットを成功させるためには、その肝である食事法を守る必要があります。
とくに制限が最も厳しい促進期には、ごはんやパン、お菓子など食べてはいけないものを食べたり、間食を摂ったりすると、効果は出にくいでしょう。
4サイクルまで続ける
促進期(最初の17日)で減量ができた時に安心しきってしまい、ダイエットを終わらせる人がいます。
けれどもその時点では、体はまだその体型を維持できる状態にはなっていないため、リバウンドが起こることも考えられます。
体重が減ったから終わりではなく、長期的に体を維持するという17日間ダイエットの目標を理解して、続けるようにしましょう。
17日間ダイエットの方法とは?短期集中で効果が期待できる!のまとめ
17日間ダイエットは、日々の運動を継続しながら食べるものを選ぶことによって、軽い負担で行えるダイエットです。方法通りに行えれば、短期間で体に変化が起こせる魅力も大きいダイエット法といえるでしょう。
今まで修行のようにして無理や我慢をしながらダイエットに挑戦するも、うまくいかなかった方は、17日間ダイエットに挑戦をする価値はあります。
日々の食事を楽しみつつ、ダイエットを成功できる方が1人でも多く誕生することを願っています。