生姜白湯ダイエットは代謝が低い方におすすめで身体の内側から温めてくれるので、冷え対策にも最適ですが、生姜白湯の飲むタイミングや作り方などをしっかり把握してからダイエットに使いましょう!
生姜白湯ダイエットの効果は白湯と生姜のポカポカ効果にあります。白湯を飲むことで代謝が上がり、デトックス効果も期待できるのですが、これに生姜をプラスすることでさらにダイエット効果がアップします。秘密は、生姜を加熱して得られる成分。ダイエットを強力にサポートする生姜の成分で、寒い冬も冷え知らずの快適ダイエットライフを送りましょう。
古くから重宝されてきた生姜の薬効
生姜は、古くから世界じゅうで用いられてきた植物です。
日本では主に薬味として用いられていますが、漢方薬の半数以上に配合されているとも言われるほど、薬効が高いことで知られています。
生姜の原産地は熱帯アジアと言われており、紀元前100年ころにはアジアからヨーロッパに輸出されていたとされています。
日本に伝わったのは2~3世紀頃で『古事記』にも記載があるほど歴史の古いスパイスです。
中世までは生姜は貴重な薬として扱われ、一般に利用されるものではありませんでした。
「生姜」という名で庶民にも利用されるようになったのは、江戸時代になってからとされています。
生姜白湯ダイエットは代謝の低い人におすすめ!
生姜白湯を飲むと、生姜の成分により身体の内側から温まります。
内臓が冷えている人は、生姜白湯を飲むことで内部の温度が上がり、代謝が向上することが期待できます。
胃腸は身体の器官の中でも熱を発生する力が大きいとされており、胃腸が温まることで熱が全身に伝わり、冷えが緩和されます。
体温が1度上がると、基礎代謝が10%以上上昇すると言われています。
身体の内部を温めるだけで、ダイエット効果が期待できるのです。
生の生姜と加熱した生姜では成分が異なる
生の生姜には「ジンゲロール」という成分が含まれています。
このジンゲロールには、血管を拡張させ、血の巡りをよくする作用があります。
身体の深部の熱を末端に拡げ、行き渡らせる作用を持つため、手足など末端が冷える人は生の生姜を摂取するのがおすすめです。
この生姜を加熱したり、乾燥させたりすることで、よりダイエット効果が高い成分を含むようになります。
これが、ジンゲロールが変化した「ジンゲロン」や「ショウガオール」です。
ショウガオールが代謝をアップ
生の生姜に含まれるジンゲロールが変化した「ショウガオール」には、血行をよくする作用とともに「深部の熱を作り出す」働きがあります。
これが、体温自体が低い人におすすめの理由です。
体温が低いということは代謝が低いということですので、深部から温めて代謝を高めることで、痩せやすくなる効果が期待できます。
ジンゲロールは、末端の冷えには効きますが、身体の熱を拡散させるため、内臓から冷えている人への効果は薄いと考えられます。
身体の内部が冷えている人は、加熱した生姜で内部から温めましょう。
また、ショウガオールには痛みの元となる「プロスタグランジン」というホルモンの働きを抑制する作用もあります。
そのため、生姜白湯は月経痛をはじめとした痛みの緩和にも効果が期待できます。
ジンゲロンが脂肪を分解
ジンゲロールが変化した「ジンゲロン」にも、ダイエット効果が期待できるとされています。
ジンゲロンには、脂肪を分解し燃焼しやすくする作用があるため、加熱した生姜を摂取することで、血行促進とともにダイエットをサポートしてくれます。
ダイエットには「漢方式生姜白湯」がおすすめ
ダイエットに是非活用したいのが、白湯に生姜を合わせ、蒸らして作る「漢方式生姜白湯」です。
生姜はチューブのものでもよいのですが、チューブのものを用いて生姜白湯を作る場合にも、同様に蒸らして作るようにしましょう。
また、生の生姜をそのまま白湯に混ぜても、代謝のアップにはつながらないとされているため、是非漢方式の生姜白湯を作りましょう。
漢方式生姜白湯の作り方
それでは早速生姜白湯を作っていきましょう!
- 生姜はよく洗い、皮付きのままで2mm程度の厚さの薄切りにします。
- 生姜の薄切りをティーポットなどに入れ、沸騰したお湯200mlを注ぎます。
- お湯を注いだら蓋をし、10分間蒸らします。
*チューブの生姜を使用する場合は、同様にポットに生姜を入れて、蓋をしてから10分間蒸らします。
生姜白湯を飲むおすすめのタイミング
生姜白湯は、飲みたい時に飲んでも構いませんが、よりダイエット効果を高める飲み方があります。
朝起きてすぐ
寝ている間は、冬場であっても汗をかきます。
そのため、起床後すぐの身体は水分不足の状態です。
起きてすぐにコップ1杯ほどの生姜白湯を飲むことで、水分を補給するとともに、生姜の成分により身体の内部から温まり、活動に適した状態に導きます。
また、朝一番で内臓を温めてあげると、代謝が上がり、エネルギーを消費しやすい状態になります。
生姜白湯を飲んで30分ほどおいて食事をすることで、消化器官も働きやすくなるため、より消化がよくなります。
食事の30分前
生姜白湯を飲むことで、内臓の働きが活発になり、消化がよくなる効果が期待できます。
また、温かい飲み物を飲むことで満足感を得やすくなるため、食べ過ぎの予防にもなります。
寝る2時間前
寝る2時間前に生姜白湯を飲むことで、身体を内部から温め、脳がリラックスして眠りやすい状態になります。
身体が冷えてなかなか眠れない人には特におすすめです。
運動の30分前
生姜の成分であるジンゲロンが脂肪を燃焼しやすい状態にしてくれるため、運動前に生姜白湯を飲むことで、運動による脂肪の燃焼が高まると考えられます。
また、ショウガオールにより代謝が上がっているため、エネルギーの消費量も増えます。ダイエットに運動を取り入れる場合には、生姜白湯でより効率的に体脂肪を減らしていきましょう。
生姜白湯ダイエットで身体の内側から温める!効果的な飲むタイミングは?のまとめ
生姜白湯は、白湯に生姜のダイエット成分をプラスすることにより、ダイエット効果が高まることが期待できる飲み物です。代謝の向上や脂肪の燃焼といった効果が期待できますが、これらは劇的なダイエット効果につながるものではありません。生姜白湯を飲み続けることで、じわじわと効果が表れるため、生姜白湯を毎日の生活にとり入れ、継続的に飲用するようにしましょう。