チューブショルダープレスというトレーニングは、三角筋や僧帽筋を強化できる筋トレ方法です。チューブを使用することで、チューブの反発力を生かして、筋力の少ない人でも肩から僧帽筋にかけてメリハリのあるボディをつくることが可能になります。使用するチューブはかかる負荷に応じて何種類かあるので、自分に合ったチューブを選ぶことで無理なくトレーニングに打ち込むことができます。

肩から僧帽筋にかけて、美しいシルエットの上半身を目指したい方や、メリハリをつけたい方は、ぜひチューブショルダープレスのやり方をマスターしてみましょう。ここでは、チューブショルダープレスの正しいやり方から、チューブショルダープレスの効果について詳しく解説します。
得られる効果は?
ここでは、チューブショルダープレスで得られる筋トレ効果について、詳しくご紹介します。僧帽筋や三角筋、上腕三頭筋を効率良く鍛えることができるため、さまざまな効果が期待できます。

効果1「肩のラインを美しくする」
チューブショルダープレスで筋トレをすることによって、三角筋や僧帽筋、さらには上腕三頭筋を中心に鍛えることが可能です。肩周辺の筋肉を鍛えることによって、メリハリのある美しいシルエットを実現できます。

また、チューブを使用するトレーニングのため、チューブの反発力を生かして、筋力が弱い方でも気軽にトレーニングできます。もちろん、ダンベルやバーベルを使用するトレーニングと比較をすると、負荷は小さいのですが、初心者でもボディメイクできるところが、魅力的な筋トレです。
効果2「メリハリのある上半身へ」
チューブショルダープレスを行うと、三角筋や僧帽筋を引き締めて、首から肩にかけてのラインが美しくなります。この効果によって、メリハリのあるラインが作られるため、スーツや洋服が一層似合うようになります。

また、ダンベルやバーベルを使用する筋トレではなく、チューブの反発力を利用するトレーニングのため、高負荷ではなく、筋肉がむきむきになることもありません。女性でも、首や肩のラインを整えるために、おすすめです。
効果3「基礎代謝の向上」
チューブショルダープレスに限ったことではありませんが、首や肩にかけての筋肉には、僧帽筋や三角筋以外にも広背筋や脊柱起立筋など非常に面積の広い筋肉が集中しています。人間の姿勢を支えるこれらの筋肉は、「抗重力筋」とも言い、姿勢の保持には欠かせない筋肉なのです。
つまり、一見関係のないように見えても、三角筋や僧帽筋をチューブショルダープレスで鍛えることで、広背筋や脊柱起立筋などの抗重力筋にも良い影響を及ぼします。こり固まった筋肉がほぐれて、姿勢が安定するようになります。

また、上半身全体の筋肉血流量が増加するため、基礎代謝が向上します。肩周辺の筋トレを行うと、ダイエット効果が高いと言われますが、その理由は、ほかの筋肉も鍛えることができ、結果として基礎代謝が上がるからなのです。
実践編!
ここからは、チューブを使用して行う筋トレ「チューブショルダープレス」の正しいやり方を覚えて、三角筋や僧帽筋を鍛える方法を詳しく解説します。

正しいやり方
チューブショルダープレスは椅子に座って行いますので、自宅にある椅子を用意してください。使用するチューブの指定はありませんが、チューブの両端にグリップがついているものだとトレーニングしやすいでしょう。
- 椅子に座り、肩幅程度に足を開きます。そしてチューブの両端を握り、チューブの真ん中を足の裏で踏んでください。肘を曲げて、手首を耳の左右で構えてください。これがスタートポジションです。
- 次に、手首と肘を床と垂直にして、チューブを真上に伸ばして、張りましょう。胸を張って、肘を伸ばして、肩の斜め前方にチューブを引き上げていきます。これ以上、いかないところまで引き上げたら、元に戻しましょう。
- チューブを戻すときは、反動を使用せずに、ゆっくりと元の位置に戻すようにしましょう。また、肘は上半身の真横に配置して、上半身よりも前に突き出ないようにするのもポイントです。しっかりと三角筋や、僧帽筋に効いているかを確かめてトレーニングしてください。
チューブの上げ下げの動作を、10〜20回を1セットにして、1日合計で2〜3セット繰り返しましょう。
なるべく、ゆっくりとチューブの上げ下げを行うのが重要です。このチューブショルダープレスを行うことで、より魅力的な肩のラインが手に入ります。
参考動画はこちら
チューブショルダープレスの正しいやり方!【三角筋をシェイプアップ】のまとめ
チューブショルダープレスは、三角筋や僧帽筋をメインターゲットにして、集中的に肩周辺を美しくする筋トレ方法です。さらに、チューブを使用することで、高負荷にならずに済ためトレーニング初心者や、筋力の少ない方でも安心して取り組むことが可能です。ぜひこの機会にチューブショルダープレスを取り入れて、肩周辺のボディメイクをしてみてはいかがでしょうか。