俳優や歌手としても有名な美木良介さんですが、ご自身の腰痛を改善するために考案された「ロングブレス」が、ダイエットにも効果があると話題になりました。
この記事では、美木良介さんが考案された呼吸法にダイエットのコツがありそうなので、詳しく見ていきましょう。
美木良介さんがダイエットしたきっかけ?
美木良介さんは肥満体型ではありませんでしたが、ご自身の腰痛を改善するためにロングブレスを考案した結果、腰痛も良くなりダイエット効果もあることがわかりました。
体力には自信があったので、30歳の頃に140㎏のベンチプレスを行い、そのときに腰を痛めてしまい、約20年間も腰痛を患っていました。
長年悩まされている腰痛を、どうにかして改善できないかと考案したのが「ロングブレス」です。
実践してから約2カ月で腰痛は改善し、体重も13.5㎏の減量に成功しています。
このときにはじめて、腰痛改善で行ったロングブレストレーニングですが、結果としてダイエット効果もあることがわかりました。
現在では、ロングブレスとストレッチを組み合わせたトレーニングスタジオを設立されています。
美木良介さんのダイエット方法はロングブレス!
美木良介さんが行っているダイエット方法を紹介します。
ロングブレスダイエット
(出典:女性自身)
ロングブレスダイエットとは、お腹をへこませながら長くて強い呼吸を繰り返すダイエット法です。
強くて長い呼吸を繰り返すとインナーマッスルが鍛えられるので、内臓脂肪が燃焼されて減量できます。
ただし、普通に呼吸をすれば良いというわけではないので、やり方を2つご紹介します。
呼吸法1:勢いよく息を吐くやり方
- 両足で真っすぐに立ち、片足を少し前に出す
- 後ろ足に9割の体重を乗せ、少し後傾姿勢をとる
(このときに前足は浮かせない) - おしりに力を入れますが、おしりの側面をへこませるくらい力を入れる
- その姿勢のまま両腕を上に挙げながら、3秒かけて大きく息を吸い込む
- 挙げた腕を横から前に回しながら、7秒かけて勢いよく息をはきだす
(吐くときは、はじめの3秒程度で勢いよく吐き、残りの4秒はそのまま吐き続ける)
この呼吸法を6回×1セットとして、1日に3~5セット程度を毎日行えば、腰痛改善やダイエット効果があります。
このときのポイントは以下の3点です。
- 勢いよく息を吐くこと
- 吐いている最中は全身に力を入れ続けること
- はじめに作った姿勢をキープすること
また、吐くときは体の前に2mくらいのゴムボールがあって、そのボールを両手で横から勢いよく叩くイメージで行うと良いでしょう。
また、全身に力を入れるので呼吸法だけで汗がでて、老廃物を排出して血流も良くなります。
呼吸法2:お腹と背中がくっつくイメージのやり方
- 両足立ちになる
- おへその下にある丹田(たんでん)の部分に片手を添え、腰にもう一方の手を添える
- 3秒でおっきく息を吸い込む
- 7秒で勢いよく息を吐く
(お腹と腰がくっつくイメージで行うこと)
このときのポイントは息を吸うときも吐くときも、常にお腹をへこませ続けることです。
この呼吸法を6回×1セットとして、1日3~5セット行うと効果があります。
通常、息を吸えばお腹が出ますが、この呼吸法は息を吸うときもお腹をへこませることがとても重要です。
お腹に力を入れ続けているので、息を吐くたびにお腹が引っ込んできますし、吸い込みづらいです。
しかし、息を吸い込むたびにお腹は膨らみ、吐けば引っ込む場合は、普通の呼吸なのでやり方が間違っています。
また、ロングブレスは機械や器具を使わないし、無理な姿勢や体を激しく動かすこともないので怪我の心配もありません。
さらに、立位で行えば全身に効果があり、座位で行えば上半身に効果があるのでどちらでも問題はありません。
ロングブレスダイエットは体への負担も小さいので、老若男女問わずできるところも魅力です。
今すぐにでもはじめられる簡単なダイエット法なので、興味のある方は取り入れてください。
美木良介さん監修のサポートベルト
ロングブレスは常にお腹を意識する必要があるので、美木良介さんが監修して「サポートベルト」を作りました。
「お腹を意識しろ」と言われても、みんなができるわけではありません。
そのため、サポートベルトを付けてロングブレスを行えば、常にお腹を意識できるようになり姿勢も正しくなります。
また、ベルトでお腹を適度に締め付ければ、自然にお腹をへこませた状態をキープできます。
特殊素材を使用しているので、装着時にも違和感なく使用できます。
ロングブレスダイエットのメリット・デメリット
美木良介さんが取り組んだダイエットのメリットとデメリットについて紹介します。
ロングブレスダイエットのメリット
ロングブレスダイエットのメリットを以下に紹介します。
- インナーマッスルが鍛えられる
- 筋肉の温度が上昇して脂肪が燃焼される
- 腹横筋が鍛えられ、下腹がへこむ
- 腹横筋を動かすので内臓の働きと新陳代謝が良くなる
- 姿勢が良くなる
- 食事制限はない
美木良介さんが考案した呼吸法を行うだけで、これらの効果が得られます。
ロングブレスダイエットのデメリット
ロングブレスダイエットのデメリットは、即効性が期待できないことです。
少しずつインナーマッスルを鍛えるので、効果が出るまでには時間がかかります。
即効性を求めている方や大幅な減量を希望されている方は、スポーツジムや食事制限なども組み合わせることをお勧めします。
実際にロングブレスダイエットを体験された芸能人の森公美子さんは、「ロングブレスダイエットだけではなく、食事制限もやって痩せた」とテレビ番組でおっしゃっています。
美木良介さんのプロフィール
(出典:株式会社ロングブレススタジオ)
美木良介さんのプロフィールを紹介します。
美木良介(ミキ リョウスケ)
- 兵庫県出身、1957年11月2日生まれ
- 幼少期から大学まで野球をしており、将来はプロ野球選手を夢見ていた
- 大学在学中に西武ライオンズから入団のオファーがあったが、肘の故障で断念
- 大学卒業後に歌手としてデビューし、俳優としても活躍
- 30代から20年間、腰痛に苦しめられたことでロングブレスを考案
- 2010年以降、俳優業は行っておらず、ロングブレスダイエットのインストラクターに専念
2013年5月には多くの方に試してほしくて、株式会社ロングブレススタジオを設立しています。
呼吸法とエクササイズを組み合わせて、健康的にダイエットできるトレーニングスクールでインストラクター兼経営者として活動されています。
美木良介さんが考案したロングブレスダイエット法とは?呼吸法に秘訣あり!:まとめ
(出典:美木良介さんのTwitter)
美木良介さんが考案した、ロングブレスダイエット法について紹介しました。
ロングブレスの呼吸法を正確に行うだけダイエット効果や腰痛改善ができるので、年齢や性別に関係なく取り組めるところが魅力です。
反響も大きく、現在では「株式会社ロングブレススタジオ」を設立されており、ロングブレスにストレッチを組み合わせたトレーニング方法を指導しています。
また、芸能活動は休止して、経営者とトレーナーに専念しているので、トレーニングスタジオでご本人にお会いすることもできるようです。
そんな美木良介さんの今後のご活躍をみなさんも応援しましょう。