緑茶とコーヒーはダイエット効果が期待できる飲み物ですが、その2つを合わせた緑茶コーヒーが人気になっています。ダイエット専門医発のドリンクである緑茶コーヒーを使ったダイエット方法とポイント、注意点などをご紹介しております。
ダイエットに効果的とされるドリンクは数多くあります。しかし、特別な成分が加えられていてコストがかかったり、置き換えダイエットを行わなければならなかったり、日常生活にとり入れるのがなかなか難しいのが現実。そんな中、ごく普通のドリンクを混ぜ合わせるだけでOKなダイエットドリンクが話題に。ダイエットのエキスパート考案で注目を浴びた「緑茶コーヒー」とは?
「緑茶コーヒー」とは?
「緑茶コーヒー」とは、その名の通り、緑茶とコーヒーを混ぜた飲み物のことです。
混ぜる割合は1:1で、作り方は緑茶とコーヒーを混ぜるだけ……と、いたってシンプルです。
コーヒーは、ブラックコーヒーであれば、ドリップでも、インスタントコーヒーでもどちらでもOK。
緑茶も、茶葉から淹れたものでも、粉茶を溶いたものでも、作りやすい方で問題ありません。
「緑茶コーヒーダイエット」は、このコーヒーと緑茶を混ぜ合わせたものを、ペットボトルやマイボトルで持ち歩き、飲みたい時に飲むだけ。
ホットでもアイスでも、どちらでもよいとされています。
1回に250ml程度の量を1日に3回飲んだ場合には、1週間から10日程度で効果が出始め、4週間で平均6kgの減量が叶うとされています。
飲むだけでどうして痩せるの?
緑茶コーヒーを飲むと痩せる秘密は、緑茶とコーヒーに含まれる成分にあります。
緑茶の成分「カテキン」のダイエット効果
緑茶には、ポリフェノールの一種である「カテキン」が豊富に含まれています。
このカテキンには、次のような作用があると言われています。
コレステロールを減らす
カテキンには、胆汁酸の排出を促す作用があると言われています。
胆汁酸の原料はコレステロールなので、胆汁酸が排出されると新たな胆汁酸を作るために、体内のコレステロールが使われます。
結果として、体内のコレステロールが減少すると言われています。
この作用から、カテキンを長期的に摂取することで、体重や体脂肪が減少する効果が得られるとされています。
身体の酸化を抑制する
カテキンには強力な抗酸化作用があります。
この作用により、体内の活性酸素が除去され、身体の酸化による老化を抑制する他、生活習慣病予防にも効果的と言われています。
身体の老化を抑制するということは、外見ではシミやシワと言った老化現象を、体内においては身体の代謝低下を予防し、美容面でも大きなメリットとなります。
腸内環境を整える
カテキンには、腸内の善玉菌を増やす作用があると言われています。
善玉菌が増えれば、悪玉菌の活動が抑えられ、腸内環境が整うことが期待できます。
腸内環境を整えてあげると、お通じがスムーズになる他、栄養素の吸収などもよくなります。
これにより、美肌や低下していた代謝の正常化など、美容・ダイエット面での嬉しい効果が期待できます。
血糖値の急上昇を抑制する
カテキンには、血糖値の急激な上昇を抑制する作用が確認されています。
食後の血糖値の急上昇によるインスリンの分泌をコントロールすることは、体脂肪増加予防になります。
コーヒーの成分「クロロゲン酸」のダイエット効果は?
コーヒーには「クロロゲン酸」と呼ばれるポリフェノールが含まれています。
このポリフェノールは、コーヒーの成分としてよく知られるカフェインよりも、多く含まれているのが特徴です。
クロロゲン酸は、肝臓での脂質の代謝を活発化させ、脂質を燃焼させやすい状態にします。
そのため、クロロゲン酸を摂取するとともに運動を行うことで、効果的に脂肪を燃焼させられると言われています。
「カフェイン」のダイエット効果は?
緑茶にもコーヒーにもカフェインが豊富に含まれています。
カフェインは、交感神経を優位にするため、摂取すると身体じゅうの毛細血管が収縮します。
これにより余分な水分を排出しようと尿量が増えます。
この利尿作用により、水分でむくんでいる場合はむくみ軽減が期待できます。
また、カフェインには「リパーゼ」と呼ばれる酵素を活性化させる作用も期待できます。
リパーゼが活性化されると、脂肪が分解され、エネルギーとして消費しやすい状態になります。
緑茶コーヒーダイエットのポイントと注意点は?
はじめるにあたって注意点とポイントをご紹介いたします。
緑茶コーヒーは、ブラックで
ダイエット効果を期待するなら、クロロゲン酸の作用をしっかり得るために、牛乳は加えないようにしましょう。
運動前や食事中に飲むのがおすすめ
緑茶コーヒーは、体脂肪を燃えやすい状態に導いてくれるため、運動と組みわせることにより、体脂肪の燃焼効率がよくなると考えられます。
また、食後の血糖値上昇を抑える作用があるので、食事とともに飲むことで血糖値の上昇速度が緩やかになり、体脂肪蓄積抑制効果が期待できます。
食前に飲まない方がよい
胃腸が弱い人は、空腹の状態で緑茶コーヒーを飲むと胃痛などを引き起こす可能性があります。
空腹状態で飲むことで効果を得られたという口コミもありますが、できればお腹に食べ物を入れてから飲むようにしましょう。
妊娠・授乳中のダイエットには用いない
現在妊娠中・授乳中の場合は、カフェイン摂取を控える観点から、緑茶コーヒーはおすすめできません。
緑茶コーヒーの効果と痩せる飲み方!ダイエット専門医発のドリンク?のまとめ
混ぜて飲むだけ、と、いたって簡単な緑茶コーヒーダイエット。特別な材料は必要ないので、今日から早速ダイエットにとり入れてみてください。ダイエット効果を確実にするためにも、飲むタイミングを意識するのがおすすめです。運動による体脂肪減少をサポートしてくれるため、是非運動を組み合わせて、効率よくウェイトダウンしてくださいね。