緑茶ダイエットの効果とやり方!ベストな飲むタイミングは?

緑茶
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お茶が美容健康ダイエットに良いと言われて久しいですが、具体的にはどんな効果があるのでしょうか? また、お茶にはたくさんの種類があるので、それぞれに特性も違ってくるでしょう、そこでここでは、「緑茶」を活用した「緑茶ダイエット」をご紹介していきたいと思います。

緑茶ダイエットは文字通り、緑茶を効果的に飲んでダイエットに役立てる方法のことです。実際、平安時代より中国から日本にやってきたお茶は、もともとは薬として用いられていました。では具体的に、ダイエットに役立つお茶の機能とは、いったいどんなものなのでしょう? 「お茶がカラダにいいのは知っているけど、ホントのところ、じつはよくわかっていない」――そんなみなさまのために、茶葉特有の成分と特性をまとめてみました!

目次

緑茶ダイエットのやり方は?

食後に飲む

基本的な緑茶ダイエットの方法は食後に飲む方法です。その理由は、脂質や糖質の吸収を抑える働きがカテキンにあるからです。

朝食後、昼食後、夕食後――どの場合でも、食事が終わったあと積極的に飲むようにしましょう。もちろん、食事中に飲んでも大丈夫です!

運動時に飲む

「また,動物試験において,茶カテキンの継続摂取あるいは茶カテキン継続摂取と習慣的な運動の組合せにより,肝臓や筋肉においてミトコンドリアやペルオキシソームのβ酸化系酵素のmRNAが増加し,β酸化活性を亢進させることが明らかになっている.このように,茶カテキンは脂肪の分解と消費,つまり脂肪代謝を効率的に高め,エネルギーとして脂肪を消費することで体脂肪低減に寄与していると推察される.」

引用:「脂肪代謝を高める茶カテキン」

このように、カテキンには運動と組み合わせることでその脂肪燃焼効率を向上させることが明らかになっています。なので、運動時に飲むのもその効果を上げるうえでおすすめです。

ただ、「茶カテキン継続摂取」と「習慣的な運動」の組み合わせが条件なので、飲用も運動も継続して行うことがダイエット効果を向上させるポイントになるようです。

緑茶は低カロリーで知られる飲み物です。なので、時間や場所を選ばずに飲むことができます。暑い時期の水分補給にペットボトルに入れて持ち歩くのも良いですね!

確実なのはヘルシア緑茶!急須で淹れたお茶で薄めるのもアリ?

ヘルシア緑茶はその脂肪燃焼効果が認められたことから「特定保健用食品」に認定されているお茶です。高濃度のカテキンが含まれているのがその特徴です。

「ただし、今回の検討において、LDC群(筆者注、カテキンを低用量摂取した群)では肥満(1度、BMI:25~<30)被験者の体重、BMI、ウエスト周囲長及び内臓脂肪面積における有意な変化が認められなかったことから、ヒトにおける肥満・内臓脂肪型肥満改善作用の発現には一日当たり118.5mg以上の茶カテキン類の摂取が必要と考えられる。」

引用:「Anti-obesity Effects of Tea Catechins in Humans(ヒトにおける茶カテキンの抗肥満効果)」

驚くべき抗肥満効果を上げるカテキンですが、その効果を実感するには1日に最低でも118.5mg以上のカテキンの摂取が必要になるようです。

この点、ヘルシア緑茶には1本350ml当り540mgのカテキンが含まれています。摂り足りないということはありませんね!確実にカテキンを摂取するには、ヘルシア緑茶を利用するのもおすすめです。

ただ、論文の数値とヘルシア緑茶のカテキン含有量には差がありますね?論文の数値にウェイトを置いて考えると、急須で入れたお茶でヘルシア緑茶を薄めて飲んでも問題ないような感じがします。

清涼飲料水として考えると割高感があるので、緑茶で薄めて続けるのも賢い方法と言えます。

飲み過ぎても大丈夫?

緑茶は嗜好品なので1日に何杯も飲むという方もいるかと思います。緑茶の飲み過ぎによる悪い影響はないのでしょうか?

肥満の指標として知られるBMIですが、BMI22が最も疾病合併率の低い標準値とされています。BMIは高すぎるのはもちろん、低すぎるのも問題なのです。

「HDC群(筆者注、カテキンを高用量摂取した群)における抗肥満作用は,Table4に示したように,肥満(1度,BMI:25≦~<30)の被験者において有意に認められ,普通体重(BMI:18.5≦~<25)の被験者においては低いものであった。」

引用:「Anti-obesity Effects of Tea Catechins in Humans(ヒトにおける茶カテキンの抗肥満効果)」

強力に脂肪に作用するこのカテキンですが、標準的なBMI値の被験者には影響を及ぼさなかったそうです。茶カテキンの安全性を物語る研究結果ですね!

ダイエット食材の中には、薬ほどの厳格さはないとはいえ、摂取量に制限があるものも少なくありません。

この緑茶には研究によってもその高い安全性が確認されているので、安心して続けることができますね!

引用した論文にもありましたが、習慣になるくらい続けるのが緑茶ダイエットのポイントになります。緑茶は飲む場所・時間を選ばない飲み物なので、水筒に入れて持ち歩いて「飲む習慣」を作りましょう!

そもそも緑茶とは?

「お茶」には、概して緑茶、紅茶、ウーロン茶といった種類が存在します。みなさんはご存じでしたか? これらのお茶の種類はそれぞれ違いますが、じつはすべて、同じ“チャノキ”と呼ばれる木の新芽から作られているのです。

では、どうやったらお茶に違いが出てくるのでしょうか? その違いは、発酵の度合いにあります。つまりお茶の葉をどれくらい発酵させるかによって、色・香り・風味に違いが出てくるのです。

たとえば、わたしたちに馴染み深い緑茶は、不発酵と呼ばれる方法で作られています。これは、茶葉が発酵するまえに釜炒りや茶葉蒸しを行い、酸化酵素の働きを完全に抑える製法です。

一方の紅茶はどうでしょう?こちらは、緑茶とは真逆の方法で作られています。つまり、酸化酵素を十分に活性化させて完全発酵するのが紅茶なのです。

そして烏龍茶は緑茶と紅茶の中間、すなわち半発酵という製法で作られます。

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同じお茶の葉が原料なのに、このように大きな違いが出てくるのは興味深いですね!

緑茶の成分とそのダイエット効果

薬として珍重されてきた歴史のあるお茶、健康成分が豊富に含まれるのが想像できますが、ダイエットに役立つ成分にはどのようなものがあるのでしょう?

カテキンの抗肥満効果

ぽっこりお腹が気になる中年男性

みなさんもよくご存じのカテキンですが、この有名な成分にも確かなダイエット効果が期待されています。

トクホの「ヘルシア緑茶」で一躍有名になったカテキンの働きを見てみましょう!

「これらの報告は,茶カテキン類の抗肥満作用が,消化管内における脂質や糖質の吸収抑制,即ちエネルギー摂取抑制に基づくのみではなく,茶カテキン類が生体に吸収された後の代謝冗進活性,即ちエネルギー消費促進に基づく可能性を強く示唆する。」

引用:「Anti-obesity Effects of Tea Catechins in Humans(ヒトにおける茶カテキンの抗肥満効果)」

論文は結論だけを引用していますが、カテキンには

  • 脂質・糖質の吸収抑制
  • エネルギー消費促進

と2つの効果があるのです。ダイエットは摂取カロリー < 消費カロリー の関係が成立すると成功にグッと近づきます。

このカテキンは、カロリー(糖質・脂質)の入り口と出口の両方で良い仕事をしてくれるのです。

また、肥満には

  • 内臓脂肪型肥満
  • 皮下脂肪型肥満

の2種類がありますが、厄介なのは糖尿病、高脂血症、高血圧などの生活習慣病を引き起こしかねない内臓脂肪型肥満です。

このカテキンは、特に、内臓脂肪型肥満の脂肪の減少により大きな効果を上げるというのです。

これらの働きからすると、「トクホ」に認定されるのも当然と言えますね!

カフェインの脂肪代謝作用

「寝る前にお茶を飲むと寝付けなくなる」よく言われますよね?皆さんもご存知のように、緑茶にはカフェインが含まれています。

「Hoolandらによれば,カフェイン投与は明らかに呼吸量と熱発生量を増加させる.Achesonらは,この熱源は血中の脂肪酸が増加することから,皮下脂肪と断定した.従って,食事の取り方とカフェイン飲料をうまく組み合わせれば,皮下脂肪の低減を図ることができると考えられる.」

引用:「食品の機能と衛生-茶の機能と衛生-」

カフェインには中枢神経を興奮させる作用がありますね?これが眠れなくなるという理由になるのですが、「興奮」という状態は身体の動きを活発にします。

そのために熱発生量が増えるのですが、その際にエネルギーとして利用されるのが皮下脂肪なのです。

皮下脂肪は健康状態に悪い影響を及ぼす危険性は内臓脂肪と比べると少ないですが、それでも脂肪であることに変わりがありません。

カテキンの内臓脂肪減少作用、カフェインの皮下脂肪減少作用と、緑茶は2種類の脂肪の減少に良い結果を残してくれるのです。

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緑茶ダイエットの効果とやり方!ベストな飲むタイミングは?のまとめ

日本人に馴染み深い緑茶には、飲むだけで嬉しい効果がたくさんあります。緑茶のダイエット成分として真っ先に思い浮かぶのはカテキンではないでしょうか?

このカテキンには脂質・糖質の吸収抑制、エネルギー消費促進と2つの効果があります。

また、カテキンには脂肪の減少にも効果があります。肥満には内臓脂肪型、皮下脂肪型がありますが、特に内臓脂肪型肥満により大きな効果を上げるというのです。

より身体に悪影響を及ぼすのは内臓脂肪型肥満なので、この効果はメタボにお悩みの方には特に嬉しいのではないでしょうか?

さらに、含まれているカフェインにも脂肪代謝作用があるので、脂肪にダブルパンチというわけです。

寝る前に飲むのは控えたほうがいい程度で、飲むタイミングに制約はありませんが、運動と組み合わせることでさらに効果が向上するのが明らかになっているので、運動時に飲むのがオススメです。

もちろん、食後に飲むのもアリですよ!

高濃度カテキンと言えばヘルシア緑茶が有名ですが、飲料水としては割高です。緑茶で割るなど工夫して継続して飲んでみて下さい。

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記事の作成にあたっては記事中で触れた論文やサイトの他、以下の情報を参考にいたしました。

花王株式会社「ヘルシア緑茶」

https://www.kao.co.jp/healthya/ryokutya/

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