ここ最近、非常に流行している「チューブトレーニング」。その名の通り、ゴムなどの素材を利用したチューブで筋トレを行うトレーニングのことです。市販されているチューブも買いやすい価格なので、思い立った日から取り組むことができます。ただ、やり方は数多くあるので、どのようにトレーニングすればよいのかお悩みの方も数多くいらっしゃいます。そこで、ぽっこりお腹を解消するのに効果的なトレーニング方法をご紹介します。

チューブはかかる負荷に応じた種類も豊富で、自分の筋力に合ったものを選ぶことができるので、筋トレ初心者の方でも無理なく始めることができます。また、2本のチューブを合わせることでさらに負荷を高めることができるので、筋トレ上級者でも納得のいくトレーニング効果を期待することができます。自宅で簡単に取り組めるチューブトレーニングは、大きな可能性を秘めたトレーニング法です。
具体的効果は?
ここでは、チューブトレーニングでぽっこりお腹を解消する具体的な効果についてご紹介します。
なぜ、通常の筋トレと同様にチューブトレーニングでもぽっこりお腹を解消できるのか具体的にみていきましょう。
効果1「腹直筋下部を強力刺激」
ゴム製のチューブを使用することで、体力がないとなかなかできないレッグレイズという自重筋トレを、ゴムの弾力を生かして、体力がない人でもできるようになります。チューブレッグレイズを行うと、腹直筋下部を徹底的に刺激するため、ぽっこりお腹部分を引き締めてくれるというわけです。
チューブを使用することで、本来であれば、ある程度の筋力がないとできないレッグレイズという筋トレも、チューブの弾力が筋力をサポートしてくれるため、筋トレが苦手な方でもレッグレイズができるようになります。
腹直筋下部を刺激するには、うってつけの筋トレとなっています。
効果2「体幹を鍛えて基礎代謝アップ」
チューブトレーニングでぽっこりお腹を解消するチューブレッグレイズや、チューブクランチは、腹直筋や体幹の筋肉を刺激します。いわゆるインナーマッスルを刺激することで、体の深層にある内臓の動きも活発化して、基礎代謝がアップします。
基礎代謝とは、運動をしていないときでも消費するカロリーのことを言います。チューブトレーニングは、通常のぽっこりお腹を解消する自重筋トレと比較をしても、筋力をサポートしてくれるため、持続性の高い筋トレ方法です。
筋トレが持続するということは、基礎代謝が徐々に高くなり、痩せやすい体をつくることができます。腹直筋の筋力アップと、脂肪燃焼の両方の効果があるのです。
効果3「高い脂肪燃焼効果」
前章でもお伝えしましたが、チューブトレーニングでの筋トレは、腹直筋のみならず、腸腰筋などのインナーマッスルも同時に鍛えられます。インナーマッスルを鍛えることで、基礎代謝がアップするだけでなく、内臓脂肪に直接アプローチして、高い脂肪燃焼効果をもたらします。
高い脂肪燃焼効果があるということは、ぽっこりお腹の脂肪も減少させることが可能です。チューブトレーニングをすることで、体力がない方でも脂肪燃焼が気軽にできるところが魅力的です。
チューブの選び方は?
ここでは、チューブトレーニングをまだしたことがない方に向けて、使用するチューブの選び方を解説します。市販されているチューブは、主に4種類あります。
- チューブを切ったり、結んだりして長さを自由に調整できる「ひも状のチューブ」。
ひも状のチューブは、筋トレのジャンルを気にせずに、どの筋トレにも対応する応用力の高いチューブです。
- 「ハンドル付きのチューブ」
ハンドル付きのチューブは、ひも状のチューブにハンドルがついており、足でチューブを挟んで、伸ばしやすいのが特徴です。ハンドルがついていることで、手を傷めずに済むため、トレーニング初心者にはおすすめしたいチューブの種類です。
- 「輪っか状のチューブ」
輪っか状のチューブは、足や手を入れて体幹を鍛えたり、有名アスリートもトレーニングメニューに取り入れることが多いチューブの種類です。
- 「表面が平らなチューブ」
こちらは、自由に大きさをカットする、一度結んでもほどきやすいのが特徴で、トレーニングの応用力が高いチューブの1つです。
ご紹介した全てのチューブは、1,000円前後から購入できて、非常にリーズナブルです。
実践編
ここでは、運動が苦手な方にもおすすめできるゴムの反発力を利用したチューブトレーニングで、ぽっこりお腹を解消する方法をご紹介します。
気軽にスタートできるものばかりですので、ぜひ参考にしてください。
チューブクランチ
最初にご紹介するのは、チューブの力を利用してぽっこりお腹を解消する「チューブクランチ」です。通常のクランチも、ぽっこりお腹に十分効果があるのですが、運動不足の方に多い意見として通常のクランチでは、上体を持ち上げるだけで精一杯という方もいます。そんなときに、チューブトレーニングでクランチを行えば、ゴムの伸縮性を生かして、筋力の弱さをサポートしてくれるため、筋力が弱い方や運動不足の方、そして高齢の方でもクランチがしやすくなります。通常のクランチよりも、楽にトレーニングできるのが最大の魅力です。
<やり方>
- チューブを両足の裏に通り、通したチューブを足の間に通します。チューブを持つ手は、長さを調整するため、チューブが長い場合は、手に巻きつけて調整してください。また、チューブを持つ手は、90度の角度を意識して曲げておきましょう。これがスタートポジションです。
- 次に、1の状態のまま上体を後ろに倒します。このとき、チューブを持つ腕は、まっすぐ伸びるとこまで、上体を倒すことがポイントです。通常のクランチは、上体を倒したところから、上体を起こしてトレーニングをしますが、チューブトレーニングでは、上体を起こした上体から、倒すという真逆の方法になります。
- しっかりと上体を倒すことができたら、肘を後ろに引っ張りながら、上体を再び起こします。
腹筋をしたいけれど、筋力がなくてできないという方におすすめの方法です。チューブクランチは、15〜30回を1セットにして、1日2〜3セット行うと効果的です。
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チューブレッグレイズ
腹直筋下部や、腸腰筋という体幹にまつわる筋肉を鍛えて、内臓の活性化を図り、脂肪燃焼効果や、ぽっこりお腹を解消する「レッグレイズ」という筋トレ方法があります。しかし、レッグレイズは、足を垂直に持ち上げて、下ろすという動作を繰り返す筋トレになりますので、もともと腹筋力がないと回数をこなすのは厳しいです。
そこで、レッグレイズにチューブを使用して行う「チューブレッグレイズ」であれば、足を下ろすときに、チューブが支えとなってくれるため、筋力がない方でも、気軽にぽっこりお腹を解消できます。
<やり方>
- 床に仰向けになります。両足を揃えて45度くらいまで持ち上げます。そして、チューブを両足の親指と人差し指の間に挟んで、チューブの両端が胸の位置にくるように、手で長さを調整します。これがスタートポジションです。
- その姿勢から、両足が床につかないすれすれのところまで、下ろしていきます。通常であれば、筋力がない方は足を下ろすタイミングが最も体力的にきついですが、チューブを使用することで、筋力をサポートしてくれ、楽に足を下ろすことが可能です。
- 再度、チューブの反発力を利用して、両足を45度まで持ち上げます。
この動作を、15〜30回を1セットにして、1日2〜3セット行いましょう。
チューブの力を利用して、効率良くぽっこりお腹を解消できますよ。
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チューブトレーニングでぽっこりお腹を解消!【自宅で簡単ダイエット!】のまとめ
チューブトレーニングを行うことで、通常であればきつくてできないような高負荷の筋トレでも、簡単にトレーニングできます。これにより、ぽっこりお腹も解消しやすいですし、運動が苦手な方でも、スタートしやすいです。ぜひ、この機会にチューブを利用したチューブトレーニングを実践してみてください。