「こんにゃく」はみなさんもご存じの通り、食物繊維の王様として知られています。「こんにゃく畑」というゼリーのお菓子(?)でもすっかり馴染みですよね?また、こんにゃくは驚異の低カロリー食材としても知られていて、ダイエット食材としてもすっかり有名です。近年、そんなこんにゃくを使った風変りな「ダイエット食材」がにわかに人気を集めているのです。その名も「こんにゃく米」。
これは、ご飯(白米)にこんにゃくを混ぜて炊いたもので、白米の糖質を制限しつつ、こんにゃくの食物繊維効果と満腹効果を得るという、シンプルで合理的な食材として知られています。そこで今回は、そんな「こんにゃく米」をみなさんに紹介していきたいと思います。さっそくみていきましょう!
こんにゃく米とは?
こんにゃく米とは米粒大の大きさに加工されたこんにゃくのことで、白米に混ぜて炊くことで白米を食べる量を減らそうという食材です。
最近のダイエットの潮流は「糖質制限」が主流となっていますが、これは主食の摂取量を制限して糖質を抑えようという方法です。でも、主食は主食、白いご飯を食べないと満足できないよ!という方も大勢いるに違いありません。
そこで編み出されたのがこんにゃく米です。
白米に混ぜることで見た目は白いご飯に、その一方で「低糖質」というこんにゃくの特性も十二分に活かせる夢のような食品が出来上がったのです!
ダイエットと言えば食事の量が少なくなることをイメージされる方が多いことでしょう。
でも、こんにゃく米を使うことで、見た目の量はそのままで糖質だけを要領よくカットできるのです。
また、糖質のカットだけではありません。糖質カットにこんにゃくの成分のダイエット効果もプラスできるのです。
こんにゃくの成分とその効果
低カロリー
こんにゃくは100g当り7kcalと驚くほどの低カロリー食材!「摂取カロリーを抑える」ことがダイエットを成功させるポイントの1つでありますが、これをいとも簡単に実現してしまうのがこんにゃくなのです。
お腹いっぱい食べてもカロリーを気にする必要が全くないのが、こんにゃくがダイエットに向いている証と言えます。
低糖質
糖質制限ダイエットが最近話題ですが、こんにゃく100g当たりの糖質は0.3g!この圧倒的ともいえる低糖質も、こんにゃくがダイエット食材と言われる所以なのです。
体内に摂取された糖質はブドウ糖となり、エネルギーとして利用されますが、
- 余った分はグリコーゲンとして肝臓や筋肉に貯蔵される
- 1が上限に達すると今度は脂肪として蓄積される
と、このような変化を辿ります。余ると脂肪として貯蓄されかねない糖質ですが、このように低糖質であればその心配をしなくても済むのです。
グルコマンナンの働き
こんにゃくの特性は、「グルコマンナン」という食物繊維に集約されます。昔から「腹中の砂おろし」と言われ、体内をキレイにする美容健康効果があることは知られていましたが、その多くの効果はグルコマンナンと呼ばれる食物繊維に見出されるのです。
満腹感を引き起こして食欲を抑制
「肥満者がグルコマンナンを8週間摂取する試験を行ったところ、体重の減少が認められたという結果が報告されています。また、BMI値が25以上かつコレステロール値が高めの男女がグルコマンナンの顆粒を4週間摂取したところ、膨腹感があったという結果が得られました。このようなグルコマンナンのダイエット効果は、グルコマンナンを食事前に摂取することで、胃の中で膨張し、食欲が減退することによるものと考えられます。」
引用:わかさ生活 わかさの秘密「グルコマンナン」
肥満者の体重減少が認められたという報告はありがたいですね?また、食前にグルコマンナンを摂取すると膨満感(お腹が膨れる感覚)があるとの結果も明らかになっています。これが満腹感です。
満腹感を感じると、必然的に食欲も抑えられます。
摂取カロリー < 消費カロリー がダイエットを成功に導く基本形ですが、食欲を抑えて摂取カロリーを低減させるグルコマンナンの働きは、ダイエットを進めるうえで強力な味方になってくれるのは間違いないようです。
コレステロール値を下げる
「グルコマンナンには胆汁酸を運ぶ働きがあり、コレステロール値を下げる効果があります。コレステロールは脂質の一種であり、細胞をつくる上で重要となる成分です。しかし、動物性脂肪を多く含む食品を摂り過ぎることによって、血液中のコレステロール増加につながります。グルコマンナンが持つコレステロール値を下げる効果により、コレステロールの増加によって引き起こされる動脈硬化や脂質異常症をはじめとする生活習慣病を予防することができます。」
引用:わかさ生活 わかさの秘密「グルコマンナン」
胆汁酸は肝臓でコレステロールから生成される生理物質です。胆汁酸は腸で吸収され再利用されますが、グルコマンナンにはこの吸収を防ぐ作用があるのです。
吸収される胆汁酸が少なくなると、新たに胆汁酸を生成しなくてはなりません。そうなるとコレステロールが原料として使われ、その結果コレステロール値の減少につながるのです。
コレステロールは脂質の一種、どんどん消費されることで体内の脂肪減少に役立ってくれるのです。コレステロール値が下がると、動脈硬化や高脂血症といった病気を予防することができます。嬉しい健康効果ですよね?
糖尿病を予防
「グルコマンナンには血糖値の上昇を抑える効果があり、糖尿病の予防にも役立つといわれています。また、グルコマンナンの粘り気が強いほど、コレステロールや血糖値の上昇を抑える効果が強くなるといわれています。」
引用:わかさ生活 わかさの秘密「グルコマンナン」
血糖値の上昇を抑えることは、糖尿病の予防に直結します。生活習慣病の代表ともいえる糖尿病、その予防効果があるのも頼もしいですね!
腸内環境を整える
「グルコマンナンは腸内細菌で分解されるとオリゴ糖ができ、オリゴ糖がビフィズス菌のエサになって腸内環境を整えます。また、便を柔らかくして便通を促す働きがあるため、便秘を解消する効果があるといわれています。」
引用:わかさ生活 わかさの秘密「グルコマンナン」
グルコマンナンは食物繊維の一種で、食物繊維には腸内環境を整える効果が期待されています。意外に思われるかもしれませんが、腸内細菌のバランスが糖や脂質の代謝に深く関係しています。バランスが良くないと代謝機能が上手く働かず、余分な脂肪として蓄積されてしまうのです。
腸内環境を改善することによって代謝が向上します。代謝の向上は消費カロリーの増加を意味します。グルコマンナンはこのような形でもダイエットに役立ってもいるのです。
便秘の改善
良くご存知のように、食物繊維を摂取することで便秘の改善効果も期待できます。女性のなかには、ダイエットを始めると腸内環境が荒れてしまい、かえって体調を崩してしまう方が多く見受けられます。
お腹の調子が肌に出やすい人は、ダイエットを始めてすぐに大人ニキビや肌荒れを引き起こして悩んでしまうことも……腸内環境は、美容・健康・ダイエットの命運を左右する非常に重要な場所です。
こんにゃくを摂ることで健康維持とダイエットに重要な役割を果たす腸の状態の改善が期待できるのです。
こんにゃく米ダイエットのやり方とそのメリット
ごはんを炊く時にプラスするだけ!
こんにゃく米をごはんに混ぜて炊く!炊きあがったこんにゃく米を食べるだけです!
感覚はご飯をそのまま食べている感じです。満腹感もそのまま、ダイエットしているとは思えないのが良いところですね!
長続きする
こんにゃく米ダイエットは、ごはんが大好きな人ほどおすすめのダイエット方法です。
ダイエットにありがちな食事の量を減らすことも必要ありません。見た目は今までと同じ食事風景、ストレスとも無縁のダイエット法なのです。
空腹との闘いも、この方法には当てはまりませんね!気がつかないうちに緩やかな糖質制限をできてしまうのもおすすめポイントです。
何もしなくても1カ月に1kg減
米1合に対しこんにゃく米(乾燥タイプ)1袋の割合でごはんを炊くと、ごはんのカロリーを1/3程度カットすることができます。
参考:株式会社関越物産 商品案内「お米に混ぜて炊いて食べるこんにゃく(かんたん糖質・カロリー制限)」
仮に3食ごはんを食べるとすると、1日あたり240kcal程度のカロリーカットが可能になります。体脂肪を1kg減らすためには7200kcalの消費が必要です。
ごはんにこんにゃく米を加えるだけで、普段通りの生活を続けていたとしても、1カ月に1kgの減量が可能になるという計算になります。
デメリットは?
便秘になることも
こんにゃく米には食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は便秘の解消に効果的な成分ですが、その一方で摂り過ぎると逆に便秘を招いてしまう危険性もはらんでいます。
排便には腸のぜん動運動が大切な役割を果たしますが、便秘に悩む方の中にはこのぜん動運動が弱い方もいらっしゃいます。ぜん動運動が弱い方は腸での便の進みが遅いため、便を柔らかく保つ水分が腸に吸収されてしまうことがあるのです。
これが便秘が悪化する原因なのです。
日常的にこんにゃく米を食べる場合は、まずは少量からはじめましょう。また、水溶性食物繊維も積極的に摂るように心がけてください。
こうすることで便秘が悪化するリスクを抑えることができます。
見た目は今まで通りに、糖質だけを要領よくカットしようというのがこんにゃく米ダイエットのポイントです。それゆえ、即効性が期待できるダイエット方法ではありません。でも、ストレスもほとんどかからないので、長続きしやすいのもメリットです。
こんにゃく米のダイエット効果とは?無理なく糖質カットができる!のまとめ
ダイエットは長期間の継続こそが成功への近道!低カロリーの代用食材に迷っているなら、まずは「こんにゃく米ダイエット」を試してみてはいかがでしょうか?