溜まったしまった脂肪を揉むだけでダイエット効果が期待できると口コミでも見かけますが、どのような方法で脂肪を揉めばダイエットできるのでしょうか?女性の場合、皮下脂肪が下半身につきやすい傾向がありあmすので、気になる方は是非チェック!
揉むだけでダイエットの効果は期待できるのでしょうか?気がつくと下半身についている皮下脂肪に、頭を悩ませる女性も多いのではないでしょうか。皮下脂肪は、内臓脂肪に比べ落としにくい脂肪であるとされています。ダイエットでは思うように減らすことができずに、やきもきしている人もいるかもしれませんね。そんな人におすすめしたいのが、マッサージで部分痩せを目指す「揉むだけダイエット」です。
脂肪は揉むことで燃焼しやすくなる?
女性の場合、何とかしたい皮下脂肪は腰まわりから下半身に集中していることが多いもの。
腰まわりに脂肪がつきやすいのは、生殖器などをしっかりと守るためですが、ふくらはぎや太ももなどに脂肪がつくのは冷えによるものであることが多いそうです。
女性は、男性に比べて筋肉の量が少ないため、下半身の血液を心臓へ押し戻す力が弱いと言われています。
これにより、下半身にむくみを生じやすいのです。
むくみは冷えを招き、酷いと足が冷たくて夜眠れないという人も。
下半身にむくみが生じると、本来は血液やリンパ液に乗って流されるはずの老廃物が滞ります。
老廃物と冷えという2つの要因が揃うと、セルライトが形成され、脂肪はより落としにくくなってしまいます。
また、血の巡りが悪いと、酸素や栄養素がしっかりと届けられないため、代謝が悪くなり、脂肪が燃えにくくなってしまいます。
マッサージを行い、血行をよくする
脂肪を燃やしやすくするためには、マッサージを行うのがおすすめです。
「マッサージ」と言っても、エステティックサロンで行うような本格的なマッサージではありません。
時間も、1日に10分ほどでOK。続けることにより血液の循環がよくなり、脂肪が燃えやすい状態になることが期待できます。
注意したいのは、マッサージが直接脂肪を燃焼させるわけではないと言うこと。
マッサージで関節的に皮下脂肪燃焼の手助けをすることで、運動などにより脂肪を消費しやすくできます。
もちろん、運動とは言っても、ジョギングやウォーキングといった特別なもののことではありません。
毎日の生活の中で意識的に身体を動かし、脂肪の燃焼を助けてあげましょう。
マッサージのもたらす効果とは?
マッサージを行うと、皮下脂肪が燃焼しやすくなるだけではなく、様々な効果が期待できます。
セルライトの解消
セルライトは、皮下脂肪が身体の表面に表れたものです。
普通は、肌がでこぼこに変化して見えます。
その形状から「オレンジピールスキン」とも呼ばれており、医学的には通常の体脂肪と同様に正常な脂肪とされています。
セルライトは肥満とは違います。
太っていなくても、お腹やおしり、太ももなどに形成される上、一度できてしまうとなかなか解消できないのも特徴です。
日本人の場合、成人女性の8割にこのセルライトが見られるとされています。
一般的に、セルライトができる原因は、血液やリンパの流れが悪いことにより老廃物や水分が蓄積されることであるとされています。老廃物や水分が脂肪細胞のまわりに溜まると、これらが脂肪と絡みつき、ブロック状になります。
これにより、通常の脂肪よりも燃焼されにくくなります。
肥満により脂肪細胞が膨張し、血流を阻害する場合には、ダイエットによりセルライトが改善されることが多いとされています。
しかし、むくみや冷え性によりセルライトができてしまった場合には、ダイエットだけでは改善することはできません。
この場合におすすめなのがマッサージです。
むくみや冷えのある部分を揉み、代謝を促してあげることで、脂肪のまわりに蓄積された老廃物や水分を流すことができます。
肌がきれいになる
血液やリンパの流れが悪いと、肌のターンオーバーが正常に行われなくなることがあります。
マッサージを行うことで、滞っていたリンパの流れや血液の流れが改善されます。
すると、栄養素をしっかりと届けられるようになり、肌の代謝がよくなることが期待できます。
また、マッサージの際に用いるクリームやジェルには、肌質を改善する成分が配合されることが多いため、相乗効果により肌がよりきれいになるでしょう。
筋肉が柔らかくなる、むくみが軽減
マッサージを行うと、血液の流れがよくなり、筋肉がほぐれます。
血流に乗り酸素が届きやすくなるため、疲労の回復が早くなることが期待できます。
また、筋肉を柔らかくしてあげることで伸び縮みしやすくなり、ポンプ作用が正常に行われるようになります。
筋肉がしっかりと役割を果たすことで、血液が上半身に押し戻され、むくみが軽減されることも期待できます。
皮下脂肪を効率的に燃やすアドレナリン
脂肪細胞は「エネルギーを溜め込むモード」と、「放出するモード」の2つを備えています。
食事をし、栄養を身体にとり入れる時には溜め込むモード、運動時などによりエネルギーが必要な時には放出するモードになります。
脂肪を燃やすためには、放出するモードに切り替える必要がありますが、このモードに切り替わるのは交感神経が優位な時であるとされています。
「交感神経」とは、2種類ある自律神経のうちの1つです。
自律神経には、この交感神経の他に「副交感神経」があり、必要に応じて切り替わっています。交感神経は、通常は昼間に優位になる神経で、心拍数を増大させ、全身を巡る血液の量を増やしたり、体温を上げたりして、身体を活動に適した状態に保ちます。
この交感神経が優位な時に、アドレナリンが分泌されやすくなります。
アドレナリンは、運動時やストレス時に分泌されるホルモンです。
血液中のアドレナリン濃度が上昇し、脂肪細胞にあるスイッチを押すことで、脂肪は分解され、エネルギーとして利用されやすい状態になるのです。
アドレナリンを利用しながらマッサージ
アドレナリンを分泌させるには運動が必要であると述べましたが、日常生活の中で運動をしてからマッサージ……と言うのはなかなか難しいでしょう。
そこで、おすすめしたいのが、お風呂の中でのマッサージです。
入浴中にマッサージを行うと、マッサージの刺激によりアドレナリンが分泌されやすくなります。
また、お湯の温度により血行が促進されます。
この状態でマッサージを行えば、分解された脂肪が脂肪燃焼器官である筋肉や肝臓に届きやすくなるとされています。
お風呂でのリラックスタイムも、是非ダイエットに活用してみてください。
マッサージを行う時の注意点は?
お風呂の中で行うマッサージであれば、お湯が肌に触れているため、ある程度摩擦を和らげることができると思われます。
しかし、普段部屋の中で行うマッサージでは、肌を傷つけないように注意しましょう。
マッサージのポイントとは?
1.オイルやジェルを使用する
肌への摩擦を避けるために、マッサージ専用のジェルやクリーム、オイルなどを使用しましょう。
オイルは、特別なものではなく、オリーブオイルなど外用できるタイプのものであれば問題ありません。
また、よりダイエット効果を高めるジェルやクリームを使用するのもおすすめです。
2.力加減に注意する
マッサージは、力を入れればより効果が高くなるわけではありません。
反対に、力を入れ過ぎることで筋肉を傷めることもあるため、痛気持ちよい程度の強さまでにとどめましょう。
3.身体が温まっている時がおすすめ
マッサージを行うのは、入浴後などの身体が温まっている時がおすすめです。血行がよくなっているため、マッサージの効果がより高まります。
効果的なマッサージ方法は?
揉むだけダイエットにおすすめの、効果的なマッサージ方法をご紹介します。
ポイントは、リンパマッサージによりリンパの流れをよくした後に、揉みほぐしを行うことです。
老廃物が流れやすい状態でマッサージを行うことで、セルライトの改善効果も期待できます。
ふくらはぎ
まずは、ふくらはぎのマッサージを行います。
1)足の裏と足の甲を指圧します。
両手の親指を使い、1回につき3秒程度の時間をかけ、足の裏と甲全体を指圧して揉みほぐしていきます。この時、押す強さは痛気持ちいい程度の強さで行いましょう。
2)ふくらはぎをさすり上げます。
足首から膝の裏に向かい、ふくらはぎを15回程度さすり上げましょう。
この時注意したいのは、皮下を流れるリンパを意識することです。力を入れ過ぎずに、リンパを流してあげるイメージで行います。力を入れ過ぎると、リンパ管を圧迫してしまうため、リンパマッサージの効果がなくなってしまいます。
3)膝の裏を指圧します。
膝の裏側全体を、ゆっくりと押して、ほぐしていきます。膝の裏側にはリンパ節があります。リンパ節はリンパ液の出入り口なので、ここを刺激してあげることで老廃物を流しやすくなります。
4)足首から膝下までを揉みほぐします。
両手で足首を掴み、雑巾を絞るようなイメージでぎゅっ、ぎゅっと強めにマッサージします。5回程度行ったら、手をスライドさせて同様にマッサージを行います。順に膝の下まで行っていきます。
5)こぶしでさすり上げます。
足の甲の指の付け根部分から足首に向かい、こぶしを作った手で5回、強めの力でさすり上げます。
6)足首から膝下までをこぶしでさすり上げます。
最後に、足首から膝下にかけてを、こぶしを使ってさすり上げていきます。1か所につき5回ずつ、手をスライドさせながらふくらはぎを1周しましょう。
太もも
ふくらはぎをマッサージし終えたら、続いて太もものマッサージを行います。
1)太ももの付け根を指圧して刺激します。
太ももの付け根にも、膝の裏と同じようにリンパ節があります。ここを刺激し、老廃物を流しやすくしてからマッサージを行います。
2)膝から太ももの付け根にかけて、手のひらでさすり上げます。
両手を使い、膝の上の部分から太ももの付け根に向かい、肌の表面を手のひらでさすり上げていきます。この時も、リンパを流すイメージで、力を入れ過ぎずに行うようにしてください。
1か所につき5回ずつ、手をスライドさせながら太ももを1周します。
3)ひねるようにしてマッサージを行います。
太ももの皮下脂肪を両手で掴み、捻るようにしながらマッサージを行います。セルライトをつぶすようなイメージで揉むのが効果的です。
4)こぶしでさすり上げます。
最後に、膝の上から太ももの付け根にかけて、こぶしを使いさすり上げていきます。1か所につき5回ずつ、手をスライドさせながら太ももを1周しましょう。
*以上のプロセスを、片脚ずつ、両脚とも同じように行います。
お腹まわり
最後に、お腹まわりの脂肪にアプローチをかけます。
1)両手でお腹の皮下脂肪をつかみます。
2)左右の手を互い違いに動かし、皮下脂肪をジグザグに上下させるようにして揉みほぐします。手を左右にスライドさせながら、お腹をまんべんなくマッサージしましょう。5往復繰り返します。
3)両手をみぞおちのあたりに置き、時計と反対回りにゆっくりとスライドさせるようにしてさすります。
4)みぞおちのところまで戻ったら、へその真ん中を通り、それぞれの手を左右の脚の付け根の部分に向かいさすり下ろします。
5)3~5を10回繰り返します。
スリミングジェルやクリームでマッサージ効果アップ
マッサージに用いることでよりマッサージ効果を高めるアイテムをご紹介します。
スリミングジェル、クリームは、発汗作用を高めたり、血行を促進したり、脂肪の燃焼効果を高める成分を配合したマッサージアイテムのことです。
これをマッサージに用いることで、よりダイエット効果が高まることが期待できます。
また、ジェルやクリームを使用することで、摩擦を軽減することができるため、肌へのストレスを最小限にとどめることができます。
スリミングジェルやクリームには、保湿や美肌成分の他、ダイエット効果を高める成分が配合されています。
マッサージ効果を高める成分
ダイエット効果を高める成分には様々なものがありますが、その中から代表的なものをピックアップしてご紹介します。
スベルトニール
スベルトニールは、植物性エキスから作られるスリミング成分です。
余分な水分や老廃物を体外に排出させたり、脂肪細胞内の脂肪を分解する作用を活性化させる効果があり、蓄積された脂肪を燃焼させるのに一役買ってくれる成分です。
セルライトに有効に働くとされ、脂肪過多によるセルライトを予防する効果もあると言われています。
バニリルブチル
バニリルブチルは、バニラビーンズから抽出される天然の成分です。
塗った部分を温め、血行をよくする効果があります。温度を高めることで、脂肪が燃焼しやすくなる効果が期待できます。
トウガラシエキス
塗った部分の発汗作用が高まり、老廃物の排出を促進する成分です。
多くのスリミングジェルやクリームに配合されています。
カフェイン
脂肪燃焼を促進する成分として、多くのアイテムに配合されています。中性脂肪を分解し、排出する作用を高める成分です。
セルライトの改善にも効果があるとされています。
揉むだけダイエットの効果とは?溜まった脂肪をマッサージするだけ!のまとめ
部分痩せを狙うなら、食事制限などの方法よりも、揉むだけダイエットの方が効率よくサイズダウンできます。運動や食事制限だけでは燃焼させにくい皮下脂肪に集中的にアプローチをかけ、理想のボディを目指しましょう。リラックスタイムを活用するだけで、ストレスの少ないダイエットが実現します。ポイントを抑えたマッサージを続けることでセルライトも改善され、後ろ姿美人になれますよ。