内臓温め効果でどのようなダイエット効果があるのでしょうか。内臓を冷やさず温めることで痩せやすい体になりダイエット効果が期待できます。食べ物や飲み物、そし漢方などのやり方があります。
内臓温めダイエットの効果ですぐに脂肪が落ちるわけではありませんが、じわじわと痩せやすい体へと変化していくことは可能とされています。内臓を温めるやり方には、食べ物や飲み物、おしして冷やさないようにする方法があります。
内臓温めダイエットとは?
最近、平熱が35℃台など『低体温』の人が増えています。
低体温の人には自覚症状のない人もいるのですが、体の外側だけでなく内側(内臓)まで冷えてしまっている人が多いのです。
内臓は消化器官などを司る大切な器官です。
冷えると働きが遅くなり、消化吸収機能が弱まると言われています。内臓の消化吸収機能が弱まると、基礎代謝が下がって太りやすい体になってしまうのだそうです。
内臓あたためダイエットとは、食事内容や日常的なことを見直して、内臓をあたためて『基礎代謝を上げて痩せやすい体を作る』というダイエット方法なのです。内臓をあたためることは、基礎代謝の向上以外にも様々な良い効果があります。
今回は、今注目の内臓あたためダイエットについて、詳しく説明していきたいと思います。
内臓温めダイエットの効果は?
『内臓あたためダイエット』をすると、どのような効果があるのでしょうか。
実は、体温が1℃上がると基礎代謝が12%上がると言われています。
あくまでも平均値ですが、体温が1℃違うと1日の消費カロリーが140キロカロリーも変わってくるのです。
体温が低いとなんだか勿体ない気がしますよね。
内臓をあたためると、低体温の改善や冷え性の改善に効果があります。
血行が良くなりますから、ダイエットにおいては『脂肪の燃焼率』が上がりますし、体のすみずみまで栄養や酸素が行き渡るので、美容にも効果があります。
もちろん便秘の改善や生理痛の緩和など、内臓あたためダイエットは基礎代謝が上がる以外にも、たくさんの効果があるのです。
内臓温めダイエットのやり方は?
内臓あたためダイエットは、普通のダイエットのような『食事制限』や『激しい運動』は必要ありません。
体質改善を目的としたダイエットだからです。
内臓あたためダイエットのやり方は、文字通り『内臓をあたためる』ことです。
具体的には、
- 体を温める食べ物や飲み物を取るようにする
- 適度に運動をする
- お腹をマッサージする
- などがあります。
食事については、後ほどそれぞれの項目で詳しく説明します。
運動と言いましたが、ジムに通うなどの激しいものではありません。ウォーキングやストレッチ、エクササイズのようなものでかまいません。毎日体を動かす習慣を身につけて内臓をあたため、痩せやすい体へと体質改善していきましょう。
どんな食べ物がおすすめ?
食事は、わたしたちが生きるために欠かせません。
どのような物を食べれば、内臓を温めることが出来るのでしょうか。
まずはタンパク質が豊富なものを食べましょう。
タンパク質が不足すると内臓は冷えると言われています。低カロリー高タンパクの豆腐や鶏肉のささみ、まぐろの赤身などが良いと思います。
では、内臓を温める野菜と冷やす野菜の見分けかたについてです。
温めるものは『冬が旬のもの、地面の下に出来るもの』、冷やすものは『夏が旬、地面の上に出来るもの』です。具体的には、しょうが・かぼちゃ・ねぎ・にんじんは『温めるもの』、ナス・きゅうり・レタス・ほうれん草・トマト・白菜は『冷やすもの』です。
これからの季節が旬の夏野菜は、基本的には内臓を冷やすものになります。
食べ過ぎないように気を付けましょう。
食事のときに、一緒に納豆やキムチなどの発酵食品を摂ると、より内臓を温めることが出来ます。
しっかりと内臓を温めて、痩せやすい体を手に入れましょう。
では飲み物は?
体を温める飲み物には何があるのでしょうか。便秘の改善や美容のために毎日水を飲んでいるという人もいると思います。もちろんそれは良いことですが、『室温の水』にしてください。
基本的に、室温以下のものは体を冷やすと思って良いと思います。
では、体を温める飲み物も冷やす飲み物の『見分けかた』を紹介します。温める飲み物は『色の濃いもの』、冷やす飲み物は『色の薄いもの』です。
具体例をあげますと、
温める飲み物には黒豆茶・ココア・ほうじ茶・紅茶・烏龍茶・赤ワイン・日本酒
冷やす飲み物にはコーヒー・緑茶・牛乳・豆乳・ジュース・白ワイン・ビール・ウイスキー
などがあります。
お酒は体が温まるイメージがありますが、内臓温めダイエットをしている間は上記を参考にしてみてください。
冷やさないことも大事?
内臓を温めることも大切ですが、そもそも『内臓を冷やさない』ことも大切です。
内臓を冷やすことは、ダイエットだけでなく美容にも健康にも良くありません。
便秘や下痢になったり、免疫力が低下して体調を崩しやすくなったりします。
女性なら『不妊』の原因になることもあるのです。
では、どのような行動が内臓を冷やしてしまうのでしょうか。
まずは冷たい飲み物や食べ物の食べ過ぎです。
特に夏は暑いので、冷たいジュースやキンキンに冷えたビールが飲みたくなりますよね。
それを欲のままに食してしまっては、内臓を冷やすことになってしまいます。たとえ温水プールであっても、長時間入るのはやめましょう。ストレスを溜めないこと、エアコンは温度を高めに設定するなど、日頃から『冷やさない』ことを心がけていきましょう。
漢方は?
内臓を温めるために効果的な漢方はあるのでしょうか。
漢方は苦くて飲みにくいという人もいるかもしれませんね。しかし漢方は薬ではありませんので、妊娠中や授乳中の人、持病があって薬を服用している人でも飲むことが出来ますよ。内臓を温める漢方を選ぶときには、『体の芯から温めるもの』を選ぶと良いと思います。
内臓を温めることの他にどのような悩みがあるのかで、おすすめの漢方は変わってきます。
- 更年期障害の症状がある人は『桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)』
- 生理不順のある人は『当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)』
- 末端冷え性の人は『当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)』
などが良いと思います。
漢方はドラッグストアなどでも買えますが、漢方専用の内科などもあります。そちらなら保険適用で買えますので、安く購入することが出来ますよ。
内臓温めダイエットの効果で痩せやすい体へ!やり方は簡単?のまとめ
内臓が冷えるとだるさが出たり体調不良になることがあります。ダイエットだけではなく健康のためにも内臓を冷やさない方が良いでしょう。