帳消しダイエットは、辛い食事制限などのダイエット方法とは違い、食べ過ぎをある食材と組み合わせてリセットにしてくれるという方法ですが、実際の体験者の効果はどれほどなのでしょうか?帳消しダイエットの効果的なやり方をご紹介しておきます。
帳消しダイエットの効果を出すに食べ合わせる食材食べるタイミングがとても重要です。難しいダイエット方法は長く続かず挫折の原因にもなりますが、帳消しダイエットは我慢をせずに行える方法なのでぜひチャレンジしてみてくださいね!
帳消しダイエットとは?
帳消しダイエットは、管理栄養士の国家資格を有する食事カウンセラーの伊達友美先生が提唱しているダイエット方法で、簡単にいえば、食べ過ぎをある食材と組み合わせてリセットにしてくれるというものです。
どのようにして痩せられるのか、帳消しダイエットの効果と方法などについて、ご紹介いたします。
帳消しダイエットとは、食べ過ぎをリセットするというダイエット方法です。
太る要素となっている栄養素を食材が帳消しにしてくれるというシンプルなものでもあります。
帳消しダイエットの特徴は、我慢をしなくていいというところです。
ダイエット期間中、好きなものを食べることに我慢を強いられ、それが原因でストレスがたまります。
そのストレスが原因で、過食してしまうことがあります。
しかし、帳消しダイエットにストレスという概念はほとんど存在しません。
つまり、我慢せず、好きなものを食べながら、簡単に痩せるというのが、帳消しダイエットの特徴だということです。(※といっても暴飲暴食していては太りますが)
帳消しダイエットのメカニズムとは?
気になるのが、なぜ帳消しダイエットで痩せることが可能のかについてです。
従来のダイエット方法とは、食事制限しながら、栄養バランスを整いながら食事をして、適度な運動を行うというものです。
短期的な効果は望めませんが、長期的に継続することで、健康的に痩せられるでしょう。
注目すべきポイントは、食事制限についてです。
帳消しダイエットは、食事制限を気にすることなく、好きなものを食べながらダイエットします。
なぜ、それが可能なのかと詳しく説明すると、炭水化物(糖質)と脂質とタンパク質を取り過ぎると体脂肪になります。
しかし、すぐに体脂肪にならず体脂肪になるには時間がかかります。
摂取してから体脂肪になる時間を計算すると、脂質は約12時間、炭水化物とタンパク質は1~2日(24~48時間)と言われています。
簡単にまとめると、口に入れた食べ物が脂肪に変わる前に、リセットしなければならないということです。
どのような高カロリーな料理でも、リセットしてしまえば問題ありません。
すでについたぜい肉は?
帳消しダイエットをするうえで注意しなければならないのが、すでについているぜい肉です。
ぜい肉とは、簡単にいえば、必要のない余分な体脂肪を意味します。
すべての人間に体脂肪が備わっていますが、あくまでも標準的なものであり、それ以上の体脂肪は必要ありません。
帳消しダイエットで簡単に痩せるといえば、そうではありません。あくまでも、食べ過ぎをリセットにするだけで、痩せる効果はほとんどないとされています。その日かぎりのダイエット方法で、簡単にいえば、太らないための予防法です。
お腹周りなど、すでについてしまったぜい肉は、従来のダイエット方法で落としたほうが適切だと考えています。
従来のダイエット方法とは?
食事制限と適度な有酸素運動とストレスフリーです。
簡潔的に説明いたしますが、栄養バランスが整った食事を3食、ウォーキングでもいいので有酸素運動を行う、ストレスのかからない生活を送ること、これらを基本的に行うことで、体脂肪率を減らしつつ、ぜい肉を落とすことに期待が持てます。
筋トレして筋肉をつけることで、基礎代謝アップの期待も見込めます。
帳消しダイエットのやり方は?
帳消しダイエットは、食べ過ぎをリセットするダイエットと説明しましたが、料理の組み合わせ次第で効果を発揮します。
逆に、組み合わせが悪かったら、効果がないということになります。
その組み合わせの食事メニューを下記に挙げて、食べ方も含めて詳しく解説していきます。
ラーメンとバナナ
ラーメンとバナナという組み合わせを思いつく人はまずいないでしょう。
通常、ダイエット期間中にラーメンはNGだけでなく、チャーシューなどを含めて、太る要素がたくさんあります。
しかし、バナナを1本食べるだけで、太る要素をなくします。
どうしてバナナを食べるだけで太る要素をなくせるのかというと、バナナに含まれるカリウムが、ラーメンに含まれる大量の塩分を体の外に排出する働きをします。
その結果、太りにくくなるというわけです。
ラーメン1杯にバナナ1本の割合が適切なだけでなく、ラーメンのスープを飲み干しても、バナナが塩分を体の外に排出してくれるので、結果的に問題はないということです。
バナナを食べるタイミングは食後です。
ちなみに、ラーメン以外にも問題なく効果を発揮してくれるので、ダイエット期間中は食後のデザートとしておすすめでもあります。
バナナはカリウムだけでなく、食物繊維とビタミンB2が含まれています。
食物繊維は便秘を予防する効果がある一方、ビタミンB2は脂肪燃焼の効果を手助けしてくれるので、塩分排出と同時に脂肪燃焼、さらに排泄をスムーズにするという働きをしてくれるということです。
ラーメンとチャーシュー
よく見る組み合わせですが、実はこの組み合わせが栄養バランスを整えてくれます。
なぜかというと、チャーシューが持つタンパク質とLカルニチンが含まれているからです。注目してほしいポイントは、Lカルニチンです。Lカルニチンは脂肪燃焼の作用を持つので、ダイエットには効果的といっても過言ではありません。
この組み合わせに、バナナが加えれば、塩分排出の追加作用などにより、さらなる効果が期待できるでしょう。
ハンバーグと大根おろし
ハンバーグは脂質が多いのですが、ミネラルが不足しています。
そのミネラルを大根おろしで補うことで、余分な脂質の排出を促進させるという効果を持ち合わせています。
食物繊維も含まれているので、栄養バランスを整えることが可能です。
焼肉とブラックコーヒー
肉が持つ飽和脂肪酸が体脂肪のもとになりやすく、皮下脂肪や内臓脂肪などの原因のひとつとされています。
しかし、ブラックコーヒーが持つメラノイジンが、脂肪を吸着して、体の外に排出するという作用を持ちます。
焼肉を食べた後はブラックコーヒーを飲むとよいでしょう。
ただし、飲み過ぎは逆効果になる可能性がありますので、1日3杯に留めてください。
ちなみに、焼肉を食べるなら、赤身肉から焼いて食べることをおすすめします。
お好み焼きとグレープフルーツジュース
お好み焼きは高カロリーだけでなく、糖質も豊富に含まれています。
そのままお好み焼きを食べてしまうと、太る一方といっても過言ではないでしょう。
しかし、グレープフルーツジュースを加えることで、太りにくくすることが可能です。
なぜなら、グレープフルーツジュースが持つイノシトールが働くからです。
イノシトールは糖質の排出する働きを持つので、太りにくくします。
グレープフルーツジュースはイノシトール以外にも、ビタミンやミネラルなどが含まれているので、お好み焼きを食べても、栄養バランスを整えることができるだけでなく、栄養バランスを整えたからこそ、基礎代謝が向上し、脂肪燃焼に働きかけることが可能です。
お好み焼きを食べた後に、グレープフルーツジュースを飲むとよいでしょう。
ホットドッグとプルーン
脂質も含めてカロリーが高いホットドッグに、プルーンを加えることで、脂質の吸収を抑えるという働きをしてくれます。
プルーンには、食物繊維とアントシアニンが豊富に含まれているので、ホットドッグが不足している栄養素を補うのに最適です。
食前や食後でなく、交互に食べるとよいでしょう。
ちなみに、プルーンはドライフルーツとして出回っているのが多いですが、問題はありません。
パスタとリンゴジュース
麺類の中でも糖質が多いとされるパスタを食べた後、リンゴジュースを飲むことで、帳消しダイエットの効果が発揮するとされています。
リンゴジュースには、アップルペクチンという成分が含まれていますが、この成分が重要です。
理由は、アップルペクチンそのものが善玉菌のエサとなり、善玉菌の繁殖を手助けしてくれるからです。善玉菌が繁殖すると、腸内環境の改善にもつながるので、腸内環境をよくしたいという人にはおすすめでもあります。
もうひとつは、オスモチンという成分です。
オスモチンは、インスリンのような働きを持ち、ダイエットだけでなく、メタボや糖尿病の予防につながるので、健康維持に欠かせない成分といっても過言ではないでしょう。
パスタといっても、たらこパスタやトマトパスタなど、パスタに関連するメニューが豊富です。
しかし、どのパスタでも、リンゴジュースを飲めば働きかけてくれますが、ここで注意です。
果汁100%のリンゴジュースでないと効果は期待できません。
リンゴを皮ごとすりおろすか、皮ごとを食べることで効果を発揮するでしょう。
なぜ皮ごとなのかというと、皮にはアップルペクチンやオスモチンなどの栄養成分が豊富に含まれているからです。
お酒とカレースープ
お酒を飲むと、肝臓が働いてアルコールを分解してくれます。
アルコールの量が多ければ多いほど、肝臓がその分、働いてくれますが、肝臓に負担がかかり、結果的に肝臓の機能が低下するというデメリットが起こります。しかし、カレースープを飲むことで、肝臓の疲労回復が期待できます。
カレースープには、クルクミンと呼ばれる成分があるのですが、豊富に含まれているのは、カレーの材料であるターメリックです。
ターメリックを服用することで、疲労状態となった肝臓を回復させるだけでなく、代謝が向上して、脂肪がつくのを防ぐという働きを持ちます。
ダイエット効果があった方も多い?
テレビのダイエット特集をやっていたことがあり、その中で帳消しダイエットについても触れられました。
そして、それらのダイエット方法に挑戦した人達がいますが、帳消しダイエットにチャレンジ方の結果は「減量成功」でした。
どのように成功したのかはそれぞれ異なりますが、食事だけでなく適度な運動を取り入れたほうが、成功率が上がると考えています。
玉ねぎヨーグルトダイエットに注目
玉ねぎヨーグルトは、ダイエットだけでなく腸内環境をよくする働きを持つので、ダイエットしていない方でも必見です。
玉ねぎヨーグルトが持つ主な効果は、腸内環境をよくしながら、血液をサラサラにしてくれます。
ただし、ヨーグルトはビフィズス菌入りであることが前提です。
なぜ玉ねぎとヨーグルトを組み合わせるのかというと、玉ねぎにはイヌリンと呼ばれる水溶性食物繊維が含まれており、そのイヌリンがビフィズス菌の大好物とされています。ビフィズス菌はイヌリンを食べて活性化すると、短鎖脂肪酸という成分が作られます。
短鎖脂肪酸は、
- 腸内環境の改善
- 代謝の向上
- 脂肪の吸収の防止
- 食欲を抑制する
などの効果に期待が見込めるというものです。
その結果、食べるだけで、本当の意味での「ラクヤセ」を実現することが可能だということです。
帳消しダイエットで簡単に痩せる?効果がある食べ合わせをご紹介!のまとめ
帳消しダイエットは、料理と食材を組み合わせるだけでダイエットは可能ですが、あくまでも体脂肪がつくのを予防するためのダイエット法です。すでについてしまったぜい肉は有酸素運動で落とす必要はあるのですが、生活動作だけで落とすことが可能といっても過言ではありません。短期の効果を望むのなら、帳消しダイエットと有酸素運動を組み合わせたほうが効果的といえるでしょう。