ぽっこり下腹を引き締める方法|腹横筋をドローインで凹ます

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「腹筋を頑張っているのに、下腹だけ凹まない」
「上のお腹は引き締まったのに、下腹のぽっこりだけ残る」

下腹がなかなか凹まない——その原因は、鍛えている筋肉が違うからかもしれません。一般的な腹筋運動で鍛えられるのは、お腹の表面にある「腹直筋」。でも、下腹のぽっこりに深く関わっているのは、もっと奥にあるインナーマッスル「腹横筋(ふくおうきん)」です。

腹横筋は、お腹をぐるりと包み込み、内臓を正しい位置に支える「天然のコルセット」。ここが弱いと、いくら表面の腹筋を鍛えても下腹は凹みません。この記事では、現役トレーナーの監修のもと、腹横筋を鍛えて下腹を引き締める方法を解説します。きつい運動は必要ありません。

なぜ下腹が出るのか、原因から知りたい方はこちら →ぽっこりお腹の原因・痩せない理由

目次

なぜ「下腹だけ」凹まないのか

お腹の筋肉は、表面から深層まで何層かに分かれています。

  • 腹直筋:お腹の表面。いわゆるシックスパックの筋肉。一般的な腹筋運動で鍛えられる。
  • 腹斜筋:脇腹。ひねる動作で使う。
  • 腹横筋:最も深層のインナーマッスル。お腹を内側から包む「天然のコルセット」。

下腹のぽっこりに関わるのは、いちばん奥の腹横筋です。腹横筋は、腹圧で内臓を正しい位置に支える役割があります。ここが弱ると、内臓が前に押し出されて下腹がぽっこり。表面の腹直筋をいくら鍛えても、下腹が凹まないのはこのためです。

そして、腹横筋は普通の腹筋運動では刺激しにくい筋肉。これを鍛えるのが「ドローイン」という呼吸法です。

下腹を引き締める基本:ドローイン

ドローインは、お腹を凹ませる呼吸トレーニング。きつい運動なしで、深層の腹横筋を鍛えられます。下腹引き締めの基本中の基本です。

ドローインのやり方

  1. 背すじを伸ばして立つ(または椅子に座る、仰向けでもOK)
  2. 鼻から息を吸って、お腹を膨らませる
  3. 口からゆっくり息を吐きながら、お腹を限界まで凹ませる
  4. お腹を凹ませたまま、浅い呼吸を続けて10〜30秒キープ
  5. これを数回繰り返す

ポイント:息を吐ききったとき、おへそを背骨に近づけるイメージ。最初は呼吸を止めてしまいがちですが、慣れると凹ませたまま呼吸できるようになります。

立っているとき、座っているとき、いつでもできるので、日常の習慣にすると効果的です。

骨盤底筋も一緒に

ドローインに、骨盤の底にある「骨盤底筋」を締める意識を加えると、より下腹に効きます。肛門や膣をキュッと締めるようにしながら、下腹を凹ませましょう。骨盤底筋は、下腹のぽっこりや、加齢に伴う尿もれにも関わる筋肉です。

下腹に効く運動(補助)

ドローインに慣れたら、下腹に効く運動も取り入れましょう。

① レッグレイズ(脚上げ)

  1. 仰向けになり、両脚をそろえて伸ばす
  2. 腰が反らないよう、お腹に力を入れて腰を床に押しつける
  3. 両脚をそろえてゆっくり上げ、ゆっくり下ろす
  4. 下ろすときに床につけない。10回×2セット

下腹(腹直筋の下部)にダイレクトに効きます。腰が反ると痛める原因になるので、お腹の力で腰を守りましょう。

② デッドバグ

  1. 仰向けで両手を天井へ、両膝を90度に曲げて持ち上げる
  2. お腹を凹ませたまま、右手と左脚を同時に伸ばす
  3. 元に戻し、反対側も。左右10回ずつ

腰を守りながら下腹を使える、安全な種目です。

体幹トレーニングをもっと詳しく →腹筋・体幹トレーニング

反り腰を整えてから

ここが重要です。反り腰(骨盤前傾)のままだと、いくらレッグレイズをしても下腹は凹みにくいもの。骨盤が前に傾いていると、お腹が前に突き出され、腹筋も効きにくくなります。

トレーニングの前に、骨盤を立てる意識を持つこと。骨盤を整えてから下腹を鍛えると、効果がぐっと上がります。

骨盤の整え方はこちら →反り腰・姿勢・骨盤を整える

日常で下腹を引き込む

下腹引き締めの最大のコツは、ドローインを日常の習慣にすること。

  • 信号待ち、電車の中、デスクワーク中に、お腹を凹ませる
  • 歩くときに、お腹を軽く引き込む
  • 気づいたときに、骨盤底筋を締める

特別な時間を取らなくても、日常で腹横筋を使えば、下腹は少しずつ引き締まっていきます。

やってはいけないこと

  • 表面の腹筋(腹直筋)ばかり鍛えて下腹を期待する
    → 下腹のカギは深層の腹横筋。ドローインで鍛えて。
  • 反り腰のままレッグレイズをする
    → 腰を痛める原因に。お腹で腰を守り、骨盤を整えてから。
  • 腹筋運動で「下腹の脂肪が落ちる」と思う
    → 引き締めと脂肪減は別。脂肪が気になるなら全身の有酸素運動を。
  • 「すぐにペタンコ」と即効を期待する
    → 腹横筋が育つには継続が必要。まずは毎日のドローインから。

どのくらいで変化する?

ドローインで腹横筋を使い始めると、数週間で「お腹に力が入るようになった」「下腹が引き締まってきた」と感じやすくなります。

腹横筋は日常で使えるので、習慣にすれば変化が出やすい部位です。脂肪も多い場合は、全身の有酸素運動と組み合わせると、より早く実感できます。

監修者からのひとこと
「腹筋を毎日しているのに下腹が凹まない」というご相談、本当に多いです。原因はたいてい、表面の腹直筋ばかり鍛えていること。下腹のカギは、奥にある腹横筋です。これは普通の腹筋運動では鍛えにくく、ドローインのような呼吸トレーニングが効きます。しかも、いつでもどこでもできる。さらに、反り腰を整えてから行うと効果が段違いです。きつい腹筋より、まずはドローインを習慣にしてみてください。
——五十嵐 祥人(New Level Fitness Club 代表 / NSCA-CSCS)

よくある質問

Q. 腹筋運動をしているのに下腹が凹みません。
A. 表面の腹直筋ばかり鍛えている可能性があります。下腹のカギは深層の腹横筋。ドローインで鍛えましょう。

Q. ドローインは1日何回やればいいですか?
A. 回数の決まりはありません。気づいたときに、日常の中でこまめに行うのが効果的です。習慣にしましょう。

Q. ドローインだけで下腹は凹みますか?
A. 腹横筋が鍛えられ、下腹の引き締めに効果があります。骨盤を整え、脂肪が多い場合は有酸素運動も組み合わせると、より効果的です。

Q. レッグレイズで腰が痛くなります。
A. 腰が反っているサインです。お腹に力を入れて腰を床に押しつけ、反り腰を整えてから行いましょう。痛みがあれば中止を。

まとめ:下腹のカギは、奥の筋肉

ぽっこり下腹を引き締める鍵は、表面ではなく奥の筋肉でした。

  • 下腹のカギは、深層のインナーマッスル「腹横筋」
  • 表面の腹直筋を鍛えても、下腹は凹まない
  • 腹横筋は「ドローイン」で鍛える(きつい運動不要)
  • 骨盤底筋を締める意識も加える
  • 反り腰を整えてから行うと効果が上がる

きつい腹筋より、まずは毎日のドローインから。今日から下腹を引き込む習慣を始めてみてください。

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→お腹を引き締める・ぽっこりお腹解消 完全ガイド
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→腹筋・体幹トレーニング
→反り腰・姿勢・骨盤を整える

本記事は一般的な情報提供を目的としています。効果には個人差があり、特定の効果を保証するものではありません。痛みや気になる症状がある場合、また持病のある方は、医療機関にご相談ください。

五十嵐 祥人
この記事の監修者
五十嵐 祥人(いがらし よしと)
パーソナルトレーナー(NSCA-CSCS)/ New Level Fitness Club 代表。
延べ500名以上の指導実績を持つ。
監修者プロフィールを見る →
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