骨盤を整えてお尻を引き上げる|骨盤後傾を直す方法

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「筋トレしてもお尻が変わらない」
「お尻が垂れて、四角く見える」

その原因、実は骨盤の後傾(こうけい)かもしれません。骨盤が後ろに倒れていると、お尻が下を向いて垂れて見えるうえ、お尻の筋肉がうまく使えず、鍛えても効きにくくなります。逆に、骨盤を整えるだけでお尻のラインが変わり、筋トレの効果も上がります。

この記事では、現役トレーナーの監修のもと、骨盤後傾を整えてお尻を引き上げる方法と、お尻を使う歩き方を解説します。鍛える前の「土台づくり」として、ぜひ取り入れてください。

なぜ骨盤の歪みがお尻の垂れにつながるのか、原因はこちら →お尻が垂れる・大きくなる原因

目次

まず、骨盤後傾セルフチェック

あなたの骨盤が後傾しているか、簡単にチェックできます。

壁立ちチェック

  1. 壁にかかと・お尻・背中・後頭部をつけて立つ
  2. 自然に立ったとき、これらが無理なく壁につくか確認

お尻や後頭部が壁につきにくい、背中が丸まる感じがある場合、骨盤が後傾している可能性があります。

次のような項目にも当てはまるなら、骨盤後傾の傾向があります。

  • 椅子の背もたれに寄りかかって座るのが楽
  • 猫背だと言われる
  • お尻が垂れて四角く見える
  • ぽっこり下腹が気になる
  • お尻に力が入りにくい

なぜ骨盤後傾でお尻が垂れるのか

骨盤後傾とは、骨盤が後ろに倒れた状態です。デスクワークで背もたれに寄りかかる、猫背で過ごすといった生活で起こります。

骨盤が後ろに倒れると、お尻が下を向き、垂れて見えます。さらに、お尻の筋肉(大臀筋)が引き伸ばされた状態になり、力を発揮しにくくなります。つまり、骨盤後傾のままだと、お尻が使われず、ますます衰えて垂れる悪循環に陥るのです。

だから、お尻を引き上げるには、まず骨盤を整えて、お尻が使える状態に戻すことが土台になります。

なお、骨盤が前に倒れる「反り腰(前傾)」は、前ももの張りや別の太見えを招きます。前傾が気になる方は、太もものストレッチ記事も参考にしてください。

骨盤を整えるエクササイズ

① 骨盤を立てる感覚をつかむ(座って)

  1. 椅子に浅く座り、お尻の下の骨(坐骨)を意識する
  2. 骨盤を後ろに倒す→前に起こすを繰り返す
  3. 坐骨が真下を向き、骨盤が立つ位置で止める
  4. 10回

この「立った位置」が、お尻が使える正しいポジションです。

② ヒップヒンジ(お尻を後ろに引く)

  1. 足を腰幅に開いて立つ
  2. 背すじを伸ばしたまま、お尻を後ろに突き出すように股関節を曲げる
  3. もも裏とお尻が伸びるのを感じて、元に戻る
  4. 10〜15回

骨盤を正しく動かし、お尻を使う感覚を養います。

③ もも裏・お尻のストレッチ

  1. 椅子に座り、片方の足首を反対の膝にのせる(4の形)
  2. 背すじを伸ばして上体を前に倒す
  3. お尻が伸びるのを感じて、左右20〜30秒

固まったお尻をほぐすと、骨盤が動きやすくなります。

お尻を使う歩き方

骨盤を整えたら、日常の歩き方でお尻を使えるようにします。これが何よりのトレーニングになります。

  • 後ろ足で地面を押す:前ももや膝下で歩くのではなく、後ろ足のお尻で押し出すように。
  • お尻を締めて歩く:歩くときにお尻を軽く締める意識を。
  • 大股で歩く:歩幅を広げると、お尻が使われやすくなります。
  • 階段・坂道を使う:お尻を使う絶好のチャンス。一段ずつお尻を意識して。

日常の姿勢を整える

ストレッチと並行して、普段の姿勢を見直すと効果が長持ちします。

  • 座り方:骨盤を立てて座る。背もたれに寄りかかりすぎない。
  • 立ち方:お尻を軽く締め、骨盤を立てる。
  • こまめに立つ:座りっぱなしは骨盤を後傾させ、お尻を眠らせます。

「整えてから鍛える」が効率的

骨盤を整えてからお尻を鍛えると、大臀筋に力が入りやすくなり、筋トレの効果が高まります。①骨盤を整える → ②お尻を鍛える、という流れが理想です。

鍛えるエクササイズはこちら →ヒップアップの筋トレ

やってはいけないこと

  • 骨盤を後傾させたまま座り続ける
    → お尻が使われず、垂れが進みます。骨盤を立てて座る習慣を。
  • 前ももや膝下だけで歩く
    → お尻が使われません。後ろ足のお尻で押し出す意識を。
  • 反動をつけた無理なストレッチ
    → 腰を痛める原因に。ゆっくり、痛気持ちいい範囲で。
  • 骨盤を整えずに鍛えるだけ
    → 後傾のままだとお尻に効きにくい。まず整えてから。

どのくらいで変化する?

骨盤を整えると、姿勢の改善で比較的早くお尻の見え方が変わります。お尻が使える状態になると、歩くだけでもお尻が刺激され、引き上がりやすくなります。骨盤後傾のクセが定着するには、毎日の姿勢の意識とストレッチを数週間続けることが大切です。

監修者からのひとこと
「お尻を鍛えても変わらない」という方は、骨盤が後傾したまま鍛えているケースが多いです。骨盤が倒れていると、お尻に力が入らず、効きません。まず骨盤を立てて、お尻が使える状態に戻す。それから鍛える。この順番にするだけで、同じ運動でも効きが変わります。そして、いちばんのトレーニングは日常の歩き方。お尻を使って歩くだけで、お尻は変わってきますよ。
——五十嵐 祥人(New Level Fitness Club 代表 / NSCA-CSCS)

よくある質問

Q. 骨盤後傾はどのくらいで直りますか?
A. 個人差がありますが、毎日の姿勢の意識とストレッチを数週間続けることで、少しずつ整っていきます。

Q. ストレッチだけでお尻は上がりますか?
A. 骨盤が整い、お尻が使える状態になることで、見え方は変わります。ただし引き上げには鍛えることも必要です。両方を組み合わせましょう。

Q. 歩き方を変えるだけで効果がありますか?
A. はい。お尻を使う歩き方は、日常でできる最高のトレーニングです。骨盤を整えたうえで意識すると、効果が高まります。

Q. デスクワークで骨盤が後傾しやすいです。
A. 背もたれに寄りかかる座り方が原因です。骨盤を立てて浅く座り、こまめに立つことを心がけましょう。

まとめ:整えてから、鍛える

お尻が変わらない隠れた原因は、骨盤の後傾でした。

  • 骨盤後傾は、お尻を垂れさせ、お尻を使えなくする
  • まず壁立ちチェックで骨盤後傾を確認
  • 骨盤を立てる・ヒップヒンジ・お尻ストレッチで整える
  • お尻を使う歩き方が、最高の日常トレーニング
  • 整えてから鍛えると、筋トレの効果が高まる

鍛える前に、まず土台を整える。今日の骨盤立て直しから始めてみてください。

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本記事は一般的な情報提供を目的としています。効果には個人差があり、特定の効果を保証するものではありません。痛みや気になる症状がある場合は中止し、医療機関にご相談ください。

五十嵐 祥人
この記事の監修者
五十嵐 祥人(いがらし よしと)
パーソナルトレーナー(NSCA-CSCS)/ New Level Fitness Club 代表。
延べ500名以上の指導実績を持つ。
監修者プロフィールを見る →
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