ダイエット中だけど、麺類が食べたい時には、どのように食べれば効果的でしょうか?麺類は多くの糖質を含むのでダイエット中に不向きですが、いくつかの注意点に気を付ける事や、こんにゃく麺やソイドルにする事でダイエット中でも楽しむことができます。
ダイエット中でも麺を食べるならどうしますか?結果を出すためには、食事で麺類を控えることが重要であるというのは、すでに多くの方がご存じでしょう。とはいえ、ラーメンやパスタの愛好者にとって、麺を我慢するのは言ってみれば苦行に近いこと。いくらダイエット中であるとしても、食べたいものは食べたいのです。
結論を言えば、ダイエットでより早く・確実に結果を求めるのであれば、麺類は我慢することをおすすめします。「理解はしているけど、ダイエット中でも麺類を食べたい」そのように思われるあなたへ、ダイエット中に食べる麺の選び方と注意点をお伝えいたします。
我慢のしすぎはかえって肥満の原因に
冒頭で触れたように、ダイエットでより確実な結果を求めるのであれば、麺類は我慢したいところが、我慢のしすぎはかえってストレスが蓄積され限界に達したとき、暴飲暴食を招きます。
これまで我慢をしていた反動が、自分の気持ちに相反し、食事量と比例するように増えてしまうのです。
そして言うまでもありませんが、食事量が増えると1日の消費カロリーより、摂取カロリーが多くなるため、消費しきれなかったカロリーが体脂肪として蓄積されていきます。
また食事制限をしている場合には、カラダが「栄養が定期的に補給できない」と察し、非常事態に備えて食事からのエネルギーを体脂肪として蓄えようと働くのです。
そのため、食事制限をしている状態で暴飲暴食が起きてしまうと、これまで以上に体脂肪として蓄積されてしまう可能性があります。どうしても麺類を我慢できないときは、下記で紹介する注意点と麺選びをおさえつつストレスが溜まらないように上手く麺を食べるようにしましょう。
ラーメンを食べる前におさえておくべき4つの注意点とは?
では、ラーメン選びについて見ていく前に、必ずおさえておくべき注意点を確認しておきましょう。
麺類のカロリーは思っている以上に高い
麺類は、口当たりよくスルスルと食べることができ、お腹に溜まりにくいことから、カロリーが低いと思われがちですが、やはり高カロリーのものが多いです。
麺類は、おにぎりなどと比べてカロリーは高いと認識しておきましょう。例えば、スーパーなどで売られているおにぎりや麺類の栄養成分データを見ると、おにぎり1つで約200cal、ラーメン1人前でおよそ500calです。(具材やスープ、量にもある)
スーパーやコンビニへ足を運んだ際には、自身の目で確認をしておきましょう。
早食いと食べ過ぎに注意!
麺類を食べるときは、どうしても噛まずに早食いとなりがちです。
麺好きの方はとくに共感できるのではないでしょうか?
早食いをしていると、カラダがいちどに多くの糖質(ブドウ糖)を吸収しようと働くため、血糖値が急上昇します。
血糖値が上がると、脳が異常事態と察知して膵臓からインスリンを分泌しはじめるのです。このインスリンは早食いで取り入れた血液中のブドウ糖を処理しようと、結びつき体内へ細胞内に取り込み脂肪細胞へと変換します。
食べ過ぎと血糖値の上昇を抑えるカギは、一口で30回程度を目安に噛む”を徹底することです。
麺類をたくさん噛みながら食べることは、本来の楽しみ方ではないかもしれないですが、ダイエットを考慮しつつ麺を食べられるからと、割り切りましょう。
麺類は夕方までに食べる?
残業が長引き遅い時間に帰ってきてから、飲み会後の締めとして…。
麺類は何かと遅い時間帯に食べることが多いのではないでしょうか。
ここでは、麺類を食べる際にはできるだけ夕方までに食べることをおすすめします。
理由は時間帯が遅くなればなるほど、私たちのカラダは摂取した脂質やエネルギーを体脂肪として溜め込みやすいからです。ダイエットにチャレンジ中で麺類を食べる場合には、早い時間帯に済ませ、できることであればひと駅分歩く、ジョギングをしてカロリー消費を促すようにしましょう。
味付けはさっぱりの塩味で!
前述で麺類を食べると血糖値が上がりやすい理由として、早食いになるからとありました。
もうひとつ理由があります、それは、「麺類は糖質が高い」からです。
糖質が高いと、先ほどお伝えしたように脳がインスリンを多く分泌し、細胞内へ体脂肪として蓄積しやすくなります。
また、ラーメンなどのスープにも要注意です。
スープに含まれている油分や塩分はダイエットに天敵です。
油分(脂質)は糖質と結びつきやすく、体脂肪に変換されやすく、なかなか落とすことができないセルライトを生み出す原因となります。
塩分もむくみが出る原因となるため、気をつけたいところです。
油っぽいスープが美味しいことはよく理解できますが、ダイエットのためとサッパリした塩味をチョイスしましょう。
ダイエット中に食べる麺類の選び方!
ここまでで、注意点についていくつかお伝えしてきました。
ここからは、ダイエット中に食べる麺類の選び方を確認していきましょう。自宅で食べる方にとってもおすすめです。
低糖質・低カロリーの「こんにゃく麺」「ソイドル」を選ぶ
何度も言うように、ダイエット中にはできるだけ麺類は食べないほうが結果を出したいのであればおすすめです。そうは言われても我慢ができない。
そんな場合は、低糖質かつ低カロリーの麺類を選ぶことをおすすめします。
例えば「こんにゃく麺」などが、例としてあがります。
こんにゃく麺は1食あたりおよそ50cal程度(※量による)とかなり低カロリーです。
食物繊維も多く含まれているため、時間をかけて食べることで血糖値の上昇や脂肪の吸収を回避できます。
また最近は、
- ダイエットを目指す方
- 美容愛好家
の間で、大豆から作られた麺などもあります。
大豆から作られていることから、低カロリーで食物繊維が多いほか、女性ホルモンに似た働きをするため美容にも効果的です。
脂肪燃焼・アンチエイジング効果のある蕎麦を選ぶ
ダイエット中に麺類を食べるのであれば、先ほどの「こんにゃく麺」か「ソイドル」をおすすめします。
もうひとつ、近くのスーパーなどで手軽に購入できるおすすめの麺類があります。
それは蕎麦です。
蕎麦はビタミンB群が多く含まれているため、体脂肪や糖質の代謝サポートを行います。
また、肌のシワやハリの改善といったアンチエイジング効果が期待できるルチン成分も含んでいるため、ダイエット中におすすめです。
とはいえ、蕎麦は炭水化物でカロリーもあるため食べ過ぎはダイエット中には注意が必要です。
ワカメやほうれん草をトッピングしよう
最後にワンポイントとしてお伝えします。
麺類を食べるときはどうしても肉類を一緒食べがちとなり、野菜不足が生じます。心当たりがありますよね?
麺と肉類を一緒に食べると確かにおいしいですが、ダイエット中に麺類を食べる場合には肉類を控え、
- ワカメ
- ほうれん草
- もやし
- ニンジン
- きのこ類
といった野菜を一緒に摂すことをおすすめします。
例えばワカメにはカリウム成分が多く含まれているため、スープに含まれている塩分がむくみを引き起こすのを予防する効果があります。
また食物繊維も含んでいるため、麺より先に口にしておくことで、糖質の吸収スピードや血糖値の上昇をおさえてくれます。麺類のトッピングでは脂の乗った肉類が選ばれやすいですが、ダイエット中にはおすすめできません。積極的に野菜をトッピングに取り入れましょう。
ダイエット中に食べる麺の効果的な選び方とは?4つの注意点が大事!のまとめ
炭水化物(麺やパン・ご飯)を我慢しながら、ダイエットにチャレンジをされる方は多いです。確かに食事制限は、短期間で見ると体重が落ち効果があると感じるかもしれません。ですが我慢により蓄積されたストレスが引き金となり、暴飲暴食となった場合、カラダはエネルギーを取り込みやすい状態であるため、体脂肪がつきやすくなります。大事なのは、長い目で無理なく継続することです。
麺類を食べたいと思ったときには、こちらで紹介した注意点や麺類の選び方を参考に、思い切って食べるのも大切かもしれません。ほどほどに。