豆乳黒酢ダイエットとは豆乳と黒酢を混ぜ合わせたドリンクを飲むだけの簡単なダイエット方法ですが、効果を出すためにはいくつかのポイントがありますので、豆乳黒酢ダイエットを行う方は是非チェックしてくださいね!
豆乳黒酢でダイエット効果が期待できるのか?豆乳と黒酢を混ぜ合わせたドリンクを飲むだけのダイエット方法があります。ダイエットと言うと、食べる量を制限したり、食事をドリンクなどに置き換える必要があります。しかし、この方法は毎日一定量のドリンクを飲むだけ。手軽ですが、効果が高い方法として注目されています。豆乳黒酢がなぜダイエットによいのか、その理由をご紹介します。
大豆と黒酢に内臓脂肪を燃焼させる?
「豆乳と黒酢」という異色の組み合わせがダイエットに良いとされる理由は、お酢にも豆乳の原料である大豆にも、ダイエット効果をもたらす作用があるためです。
実験により明らかになったお酢の作用とは?
お酢にはダイエット効果が期待できますが、実際どのような効果が期待できるのでしょうか?
体脂肪の減少
実験では、12週間にわたり、1日に15mlあるいは30mlのお酢を継続的に摂取しました。
すると、対照実験として行われたプラセボのグループに比べ、お酢を摂取したグループには明らかに総脂肪(内臓脂肪および皮下脂肪)量の減少が認められたとされています。
1日に30mlお酢を摂取したグループの方がやや減少量は多かったようですが、1日に15ml摂取すれば十分ダイエット効果が得られるとされています。
この作用は、お酢の成分である「酢酸」が、肝臓における脂質の代謝を促進することによりもたらされると考えられます。
肝臓の酵素を酢酸が活性化させるため、脂質の代謝が活発になることにより、体脂肪の減少につながるのです。
血糖値の上昇抑制
お酢を加えたドリンクや、酢の物を食事と一緒に摂取すると、食後の急激な血糖値上昇を抑制することができることもわかっています。
お酢はそのまま飲む必要はなく、飲みやすいように薄めたドリンクにし、食事とともに摂取すればOKです。
お酢の持つ作用により血糖値上昇が抑えられ、インスリンの分泌を抑制することができます。
食後の血糖値が上昇しなければ、余った糖が体脂肪として蓄えられるリスクも低下します。食事とともに豆乳黒酢を飲むことは、肥満予防に効果的です。
大豆タンパクが肥満抑制因子を増やす?
豆乳の原料である大豆には、アミノ酸が豊富に含まれ、肝臓機能を回復させる効果があるとされています。
肝臓は糖や脂肪の代謝を行う器官ですので、肥満予防にはその機能が正常に働くことが大切です。
また、大豆に含まれる大豆タンパクには「アディポネクチン」と呼ばれる善玉ホルモンを増加させる作用があることがわかっています。
健康な人に比べ、肥満の人にはアディポネクチン量が低いことがわかっており、このアディポネクチンが肥満抑制因子の1つではないかと考えられています。
豆乳黒酢を飲むと、大豆タンパクを効率的に摂取することができます。
そのため、アディポネクチンの量を増やすことができると考えらえます。
豆乳黒酢ダイエットの方法とは?
豆乳黒酢ダイエットは、豆乳に黒酢を混ぜて飲むことによりダイエット効果を狙うものです。
黒酢による脂肪の代謝の向上と血糖値上昇の抑制、豆乳によるアディポネクチンの増加などの作用により、ダイエット効果を得られるものです。
豆乳黒酢を飲む際のポイントは3点です。
1日に2杯の豆乳黒酢を飲むのがおすすめ!
脂肪燃焼作用を高めるためにおすすめしたい、お酢と大豆タンパクの摂取目安量は、お酢は1日に大さじ2杯(30ml)、豆乳は400mlです。
アディポネクチンを増やすために推奨される大豆タンパクの摂取量は、1日あたり15g程度とされています。
大豆タンパクは、豆乳100mlあたり3.6gほど含まれているため、200mlの豆乳に黒酢大さじ1杯を混ぜたものを、1日に2杯飲むと必要量を摂取できることになります。
1日量の豆乳400mlと黒酢2杯を、3度の食事で分けて飲んでもよいでしょう。
黒酢は原液のままでは刺激が強く、胃腸によくないため、10倍程度に薄めて飲むのがよいとされています。黒酢のみを原液のままで飲むのは避けましょう。
豆乳黒酢を飲むのは、食事中か食後
豆乳黒酢を飲むタイミングは、食事中か食後がおすすめです。
食前に飲むと、ドリンクに含まれるお酢の作用により食欲が増し、必要以上に食べてしまう可能性があります。
食欲増進を防ぐためと、血糖値のコントロールのためには、食事とともに飲むのがおすすめです。
運動を組み合わせるのがおすすめ
お酢を摂取することによる体脂肪の減少効果は、お酢を継続的に摂取している間は有効ですが、お酢の摂取をやめると元に戻ることが実験によりわかっています。
そこでおすすめしたいのが、豆乳黒酢の摂取と運動を組み合わせたダイエットです。
豆乳黒酢により体脂肪が減るのを運動でサポートし、より効率よく体脂肪を燃焼させ、豆乳黒酢を中断しても体型が元に戻るのを防ぎましょう。
豆乳黒酢のアレンジにおすすめの食材は?
豆乳黒酢を作る際、さらに食材をプラスして、美容と健康にうれしいドリンクを作ってみましょう。朝食代わりにもおすすめの組み合わせをご紹介します。
ブルーベリー
強い抗酸化力で知られるブルーベリーには、アントシアニンが豊富に含まれています。
このアントシアニンには、目の健康を守る他、アンチエイジングや美肌など様々な美容効果が期待できます。
さらに、食物繊維が豊富で、便秘の改善作用も期待できます。
ブルーベリーには、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維のどちらも含まれています。
腸内の善玉菌のえさとなる水溶性食物繊維とともにビタミンCも補給できるため、腸内フローラのバランスが整うことが期待できます。
バナナ
バナナには、すぐにエネルギーになるブドウ糖、時間をかけてエネルギーになるデンプンなど、数種類の糖質がバランスよく含まれています。
そのため、即効性のあるエネルギー源としてだけでなく、持続性のあるエネルギー源としても有効です。
朝食の代わりにバナナを加えた豆乳黒酢ドリンクを飲むことで、1日のはじめのエネルギー補給がしっかりできます。
また、バナナにはカリウムが豊富に含まれているため、むくみの改善にも効果が期待できます。
体内の余分なナトリウムを排出し、溜まっていた水分を体外に出してくれます。
*果物を加えて作る時は、材料をミキサーにかけましょう。飲む直前に攪拌することで、果物が酸化することなく、栄養を無駄なく摂取することができます。
はちみつ
はちみつはただ甘いだけではなく、鉄分や銅などのミネラルの補給源としてもおすすめです。
豆乳黒酢が飲みにくい人は、はちみつを少し加えると飲みやすくなるのでおすすめです。
入れ過ぎはダイエット面ではあまりおすすめできませんが、甘味をプラスするなら、身体にうれしいものを。
きなこ
きなこは豆乳と同様、イソフラボンなどの大豆由来の成分が豊富に含まれています。
また、大豆をまるごと加工するため、食物繊維も豊富です。
イソフラボンの摂取過剰は避けるべきなので、毎回ドリンクにプラスするのはおすすめできませんが、きなこの香ばしい風味でより一層おいしくなるため、単調な味に飽きたらトライしてみてください。
豆乳黒酢でダイエット!毎日飲むだけ脂肪燃焼効果?のまとめ
黒酢に豆乳を加えると、黒酢が飲みやすくなるだけではなく、ダイエット効果が高まります。黒酢の中にはフルーツを加えて飲みやすくしたものもありますが、おすすめはドリンクタイプではなく、酢として用いる黒酢です。豆乳黒酢は、適量を飲み続けることで体脂肪を減らす効果が期待できるため、食事制限はしたくない人に向いているダイエット方法と言えます。美容と健康のために、毎日の豆乳黒酢を習慣にしましょう。