寒い時期の”定番”メニューともいえる「おでん」ですが、最近では暑い時期でも見かけるようになりました。コンビニのカウンターでもすっかりおなじみですよね?大手コンビニエンスストアの協力のもと、テレビ番組で芸能人が試した「おでんダイエット」!1週間の期間でどれだけ痩せられるかを試す内容でしたが、挑戦した2人とも良い結果を残していました。
そこから広く知られるようになったおでんダイエットですが、2人が減量に成功した理由はどのあたりにあるのでしょう?「低カロリー」の具が充実しているのも確かですが、他にも成功の理由があるかもしれません。それではおでんダイエットのポイントについて見てみましょう!
おでんダイエットとは?
「おでんダイエット」のコンセプトはいたってシンプル!
主食の代わりにおでんを食べる、炭水化物を制限しながら栄養をとるという、いわゆる置き換えダイエットの1つです。
世の中には様々な”置き換えダイエット”がありますが、おでんは具材の種類が豊富なので、1つの食材をひたすら食べ続けるという極端な食事制限でないことはメリットと言えるかもしれませんね?
おでんダイエットの効果は?
ここであらためて、おでんに期待できる効能を見てみましょう!
低カロリー食材の効能
ひとことで”おでん”と言っても、さまざまな具がありますね?中にはカロリーが高めの具もありますが、カロリーが低めの具のほうが優勢でしょうか?
低カロリーの具とその効果について見てみましょう。
大根
おでん種に大根は外せない!そう思う方も多いですよね?しかも、大根のカロリーは100g当たり18kcalなので、たくさん食べてもカロリーを気にする必要がありません。
また、大根は食物繊維が豊富なので、”整腸効果”を期待することも出来ます。
さらに、大根には”カリウム”が多く含まれています。カリウムは塩分の排出に欠かせないミネラル!おでんは塩分が比較的多めの献立なので、塩分摂取との関係を考えても摂るべき食材と言えるのです。
こんにゃく・白滝
低カロリー食材の”王道”ともいうべきこんにゃく!この食材も外せないアイテムです。
こんにゃくのカロリーは100g当たり7kcal、低カロリーなのに加えて満腹効果もあるので、食べすぎを防ぐことができるのは何よりの”効果”ではないでしょうか?
また、こんにゃくも食物繊維が豊富なので、大根と同じく整腸効果を期待することができます。
昆布巻き
日本が誇る”健康食材”の昆布もおすすめです。
昆布には食物繊維はもちろん、脂質や糖質の代謝をサポートするビタミンB群が豊富に含まれています。
低カロリー食材なのに糖質や脂質の代謝を助けてくれる、”カロリー”の摂取面と消費面の両方で貢献してくれる存在なのです。
卵
ダイエットはどうしても食事の摂取量が控えめになってしまいます。もちろん、減量する上では食べる食事の量を少なくするのが大切なのですが、そうなると”摂るべき”栄養素も不足しがちになります。
ダイエット中でもむしろ意識して摂るべき栄養素がタンパク質なのですが、卵には良質なタンパク質が豊富に含まれています。
さらに、代謝を助けるビタミンB群も豊富!卵100g当たりのカロリーは151kcalと高めではありますが、そのカロリーを補って余りある活躍をしてくれるので、必ず食べるようにしましょう!
つみれ
いわしなどを原料に作られるつみれ、こちらも外せない具です。
イワシなど原料となる青魚にはDHAやEPAといった最近話題の”オメガ3”が含まれています。さらに、良質なタンパク質も豊富!
血液をサラサラにして代謝UP、そしてタンパク質も補給できる素晴らしいつみれは外してはいけませんね!
5つの具を取り上げましたが、食物繊維が多めに摂れる具が多いのはのはポイントが高いですね!というのも、腸内環境の良し悪しがダイエットにも影響を与えることが最近の研究で明らかにされているからなのです。
また、便秘に悩む女性も多いですよね?減量と便秘の解消と2つの効果が期待できるのも、おでんの良いところなのです。
他のメリットは?
おでんの代表的な具を見ていると、確かに減量効果が期待できそうです。でも、それだけではありません。ダイエットは続けることが大切ですが、続けやすさもポイントなのです。
手軽に入手できる
まずはなんといってもこれですね!国内の大手コンビニチェーンでは多くの店舗で(すべての店舗ではありませんが…)、1年中おでんを販売しています。
また、スーパーでも封を開けて温めるだけの”おでんパック”が並んでいます。
夏の暑い時期に1からすべてを手作りするとそれだけで体力を消耗してしまいます。”調理済み”のおでんを活用して”手抜き”ができるのも、おでんのメリットと言えそうです。
価格も手ごろ
長く続けるためのポイントに”値段”がありますね?せっかくのダイエット食材であっても、購入するのをためらってしまうような価格であれば誰も挑戦しようとは思いませんよね?
でもおでんは庶民の味方!コストパフォーマンスに優れているところも、おでんの優れたメリットなのです。
注意点は?
減量に便秘解消と期待できる効果が大きいおでんですが、気を付けなければいけない点もあります。
確認しておきましょう。
塩分の摂り過ぎに注意!
美味しさのあまり、ついつい飲んでしまうだし汁!でも、皆さんもお気づきのとおり、味付けに「塩分」が含まれています。
それほどの量ではないとはいえ、毎日飲み続けるとなるとそれなりの塩分を摂取してしまうことになりかねません。
せっかくおでんで減量に成功しても、高血圧という嬉しくないおまけが付いてくるのでは元も子もありません!
具のうまみが溶け出しただし汁を捨てるのはもったいないですが、これも”健康的なダイエット”のためですね。
高カロリーの具に注意!
低カロリーなタネが充実しているおでんですが、中にはカロリーが高めのタネもありますよね?
さつま揚げやがんもどき、厚揚げ、もち巾着といったタネはカロリーが高めです。また、ウインナーやつくねといった畜肉製品もカロリーが高いです。
美味しさのあまり、そういったカロリーが高めのタネばかりを選んでいると上手くいきません。
もちろん、食べてはいけないと制限するつもりはありませんが、カロリーの低めの具に少し混ぜる程度にしておきましょう。
飽きる
入手のしやすさに手ごろな値段と続けやすい要素があるおでんですが、”飽きる”というデメリットもあります。
他のサイトでも”飽きてしまう”というデメリットを挙げるところが多いですね。
でも、そこは一工夫して乗り切りましょう!
飽きさせない工夫
せっかくのおでんダイエットですが、飽きて続けられなくなってしまってはせっかくの食材の効果も充分に活かせません。
味付けに”変化”を付けて長く続けられる工夫をしてみましょう!
コンソメ風味
コンソメ風味にしてしまうともはや”おでん”と言えないかもしれません。でも、おでんにダイエット効果が期待できるのは”具”によるところが大きいですよね?
具の効能を活かすためにも、ちょっと飽きてきたな・・・と感じたときは、思い切って洋風の味付けにしてみましょう。
洋風おでんは自宅で手作りしなくてはなりませんが、手作りと言っても具材を用意してコンソメスープでコトコト煮るだけの簡単な調理です。
いわば、”和風食材のポトフ”と言ったところでしょうか?
参考:cookpad「コンソメで!大根とトマトの洋風おでん」
このレシピでは”タコ”が具に使われています。コンビニおでんでもタコがありますが、タコもダイエットに適した食材なのです。
豊富なタンパク質にビタミンB群、さらに血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす働きのある”タウリン”も含まれています。
カレー風味
コンソメ風味が行けるなら、カレー風味のおでんも行けますね!
参考:cookpad「カレー風味おでん」
おでんは作り置きができる献立ですが、このレシピも残ったおでんにカレー粉を加えて作っています。
ポイントは”カレー粉”のダイエット効果でしょうか?カレー粉は様々な健康効果が期待できる香辛料をMIXしたものです。
カレー粉の素となる香辛料は
- カイエンペッパー(唐辛子)
- コショウ
- ショウガ
など、代謝を向上させる働きのあるものが多く含まれています。
おでんの味に変化を付けて”飽きさせない”のに加えて、カレー粉に期待できるダイエットサポート効果!
苦し紛れの一品ではない、プラスアルファの効果も期待できる優れた一品ですね!
おでんダイエットのポイント
ポイントをまとめると
- 低カロリーの食材を選ぶ
- 塩分の摂り過ぎに注意
- 飽きさせない工夫
の3点でしょうか?
おでんダイエットは栄養バランスに優れているうえに、簡単に実践できる方法でもあります。1日1食を置き換えるだけ!ぜひ皆さんもチャレンジしてみてください!
おでんだけダイエットの効果は選ぶ具材次第?1週間でも痩せる?のまとめ
コンビニでも気軽に食べられる「おでん」ですが、実はこの食材を使ってダイエットする方法があります。
おでんは炭水化物がほとんど含まれていない食材が多く、また、お腹も膨れやすいのです。だから、主食のご飯代わりにおでんを食べるようにする「置き換えダイエット」としておでんが注目されているのです。
低カロリーで栄養満点の食材がたくさんありますので、みなさんもぜひ、おでんをダイエット料理として活用してみてはいかがでしょうか?
食事制限をしてひもじい思いをするよりも、おでんをたくさん食べてお腹を満たしたほうが、はるかにラクなダイエットになるはずです。
作り置きもできますし、味付けも意外にバリエーション豊富なので飽きにくく工夫することもできますよ。
記事の作成にあたっては、記事中で触れたサイトの他に以下の情報を参考にいたしました。
参考:厚生労働省「食品成分データベース」