牛乳はダイエットに不向きというイメージがありますが、実は牛乳はダイエットに効果的な面が色々とあります。リラックス効果を得るなら寝る前が効果的ですが、満腹感を得るなら食前に一杯飲みましょう。
牛乳ダイエットの効果には満腹感や代謝アップなどのうれしいダイエット効果がありますが、牛乳には健康にも良い栄養素がたくさん入っています。ただ牛乳を飲んで下痢になる方はやめた方が良いでしょう。
牛乳ダイエットとは?
飲み物を使ったダイエットは、色々なものがあります。
などなど。
聞いたことのあるダイエット方法もあると思います。
牛乳ダイエットは、これらの飲み物系ダイエットとほとんど同じです。
食べない系ダイエットや置き換えダイエットではなく、『食事の前に牛乳を1杯飲むだけ』でカロリー摂取を抑え、体の代謝を良くして痩せるというダイエット方法です。
牛乳には実に様々な栄養素が含まれています。
牛乳=カルシウムをイメージしますが、カルシウム以外にも代謝を活性化させるビタミンB群やパントテン酸、筋肉維持に必要不可欠なタンパク質、他にも鉄分やカリウムなど栄養豊富な飲み物なのです。
満腹感を得やすい飲み物でもあります。
牛乳ダイエットの効果とは?
牛乳ダイエットには、どのくらいの効果があるのでしょうか。
まず、先ほども言いましたが牛乳ダイエットは置き換えダイエットではありません。
牛乳を飲むことで満腹感を得て、その後の食事量を徐々に減らしていく、というダイエットです。
ですから、数字としての効果を得るまでには時間がかかると思ってください。牛乳ダイエットは即効性のあるダイエットではありません。有酸素運動と組み合わせると、効果を実感しやすくなりますよ。
牛乳ダイエットは、牛乳に含まれるたくさんの栄養素によって
- 体脂肪を減らす
- ウエストを細くする
- 筋肉量をアップ
するなどの効果があります。
これは、ダイエッターにとっては見逃せない効果ですね。
即効性のないダイエットは、言い方を変えれば『リバウンドしにくいダイエット』でもあるのです。
牛乳ダイエットのやり方は?
リバウンドしにくいダイエットならば、ぜひチャレンジしたいものですよね。
牛乳ダイエットのやり方は、とても簡単です。
『毎食前にコップ1杯の牛乳を飲む』これだけです。食前に牛乳を1杯飲むことで、満腹感が得られます。
牛乳は『噛むように飲む』ことがポイントです。
噛むことで満腹中枢が刺激され、より満腹感を感じやすくなるからです。
先ほどもお話したとおり、牛乳ダイエットは適度な有酸素運動と組み合わせることがおすすめです。有酸素運動は、散歩やウォーキング、エクササイズなど簡単なものでかまいません。
牛乳ダイエットの基本は『食前に飲む』ことですが、朝起きてすぐに飲むこともおすすめです。
腸の働きが刺激され、便秘の改善にも効果があります。
冷たい牛乳はお腹を冷やしてしまうので、出来るだけ牛乳はホットで飲むようにしましょう。
そもそもダイエット中に飲めるの?
ダイエット中に良い飲み物というと
- お茶
- ウーロン茶
- 黒豆茶
などの『カロリーのない飲み物』というイメージがありますよね。
わたしも、ダイエット中に牛乳を飲むというイメージはありませんでした。
しかし、『空腹感を緩和する』ためや『食べ過ぎを防ぐ』ためには、むしろ牛乳を飲むと良いと言われているのです。意外ですよね。ダイエット中に牛乳を飲む場合は、やはり成分無調整牛乳よりも、低脂肪牛乳のほうが良いと思います。
ただし、これは個人差があります。私は低脂肪でも全然問題ありませんでしたが、苦手という方も多いはず。そんな時には普通の牛乳をおすすめいたします。
成分無調整牛乳はカロリーも脂肪分も高めです。一方低脂肪牛乳は、牛乳の豊富な栄養素はそのままに、脂肪分だけをカットしたものになります。栄養素が変わらないのなら、やはり低脂肪牛乳のほうがダイエット中には向いていると思います。
ダイエット中だからこそ、牛乳を飲んでください。
寝る前に飲むのは?
寝る前にホットミルクを飲むと、気分が落ちついて良く眠れる、といったことを聞いたことがありませんか?
寝る前に温かい牛乳を飲むことは、寝ている間に血液中のカルシウム濃度が低下するのを防ぐ効果があります。つまり、寝る前に温かい牛乳を飲むことで『質の良い睡眠』を促す効果があるのです。
実は質の良い睡眠とダイエットには深い関係があります。
質の良い睡眠をしっかりとると、成長ホルモンの分泌が盛んになります。成長ホルモン=身長を伸ばすイメージから、子ども特有のもの、というイメージがあるかもしれません。
しかし成長ホルモンは大人でも分泌されています。
この成長ホルモンは、お肌をキレイにしたり、脂肪の燃焼を促す効果があるとされています。寝る前に温かい牛乳をのむことで、ダイエット効果が上がるというわけです。
牛乳は太る?
『牛乳は太る』というイメージを持っている人は、少なくないと思います。
わたしも、牛乳は太るからダイエット中には向かないと思っていました。
しかし、コップ1杯の牛乳(200ミリリットル)のカロリーは、およそ140キロカロリーです。
この数字を見る限り、牛乳=太るもの、とは言えないと思います。ではなぜ、『牛乳は太る』というイメージが定着してしまっているのでしょうか。
それは、やはり牛乳が脂肪分の高い飲み物だからだと思います。
実際、牛乳の脂肪分はエネルギーとして代謝されるので、脂肪として蓄積されにくいと言われています。
もちろん飲み過ぎれば太る原因にはなりますね。
それはどんな低カロリーのものにも共通して言えることですから、牛乳に限ってのことではありません。太るのが気になる人は、やはり低脂肪牛乳を選ぶようにしましょう。
下痢になる方は注意?
牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする、しまいには下痢になる、という人もいますよね。
これは、『乳糖不耐症』と呼ばれています。
もともとヒトの体内には、ラクターゼという乳糖を分解する酵素が存在します。しかし、ラクターゼの量には個人差があって、極端に少ない人やほとんど存在しない人もいるのです。
ラクターゼが少ない人は、乳糖を分解することが出来ません。
分解されなかった乳糖は、腸にたまって『炭酸ガス』や『乳酸』になります。これらが腸を刺激するため、下痢になってしまうのです。
乳糖不耐症は体質なので、残念ながら治すのは難しいと言わざるをえません。(私の知人もずっと治りません)
このように牛乳で下痢になる人は、牛乳をホットで飲むと下痢になりにくいと言われています。
最近では、『牛乳でお腹がゴロゴロする人用』の牛乳も販売されていますね。乳糖不耐症の人は、無理をせずに牛乳ダイエットを行うようにしてくださいね。
牛乳ダイエットは寝る前が効果的?いつ飲むのがおすすめ?のまとめ
牛乳はダイエットの敵というイメージがありますが、実はそうではなかったんですね。